開講年度2022
科目名臨床コミュニケーション論
科目ナンバーF212-283-55
開講学年2年
担当教員本田 聡子
実務経験教員
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
単位数1
授業形態講義


授業目標
歯科衛生士が能力を発揮するためには、医療従事者や患者との良好なコミュニケーションが不可欠である。コミュニケーションの成否に関わる諸要素を理解することと、医療従事者として必要なマナーの修得を目標とする。
到達目標
・コミュニケーションのしくみと種類について説明できる。
・ミス・コミュニケーションの原因や発信者と受信者の役割について説明できる。
・医療コミュニケーションが接遇コミュニケーションと異なることを理解し、その目的と必要性を述べることができる。
・チーム医療の一員として必要な就業中のマナーや情報伝達方法を、具体的な行動として説明できる。
・患者対応で求められる感じの良い表情や態度、あいさつができる。 
・医療従事者として状況に応じた適切な言葉遣いや聴き方、話し方ができる。
・医療機関で必要になる簡単な電話応対とビジネス文書の扱いができる。
・ディプロマ・ポリシー:D-P①                                      
授業の概要
および助言・
注意事項
患者や医療従事者とより良いコミュニケーションを築くためには、コミュニケーションの仕組みを知り、効果的な表現方法を学ぶことが重要である。医療従事者として状況に応じた「尋ねる」「伝える」「話す」に必要な言葉遣い、感じの良い表情・態度やあいさつを学ぶ。講義は対面またはTeamsによる遠隔授業でおこなう。授業形態に応じて、グループワーク、ロールプレイングを取り入れて能動的な学修を進める。予習として、講義資料プリントを事前に読んでおくこと。復習として、ノートとプリントを見直し、講義内容の理解を深めること。講義ごとの確認小テストをおこなう。課題提出は期限を厳守すること。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業計画
回数授業計画到達目標・予習(分)・復習(分)・キーワード担当
1「ガイダンス」として授業概要や進め方などを理解する。コミュニケーションはシンボルを介した相互作用のプロセスであることを理解し、言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションについて説明できる。準言語や非言語の発信する情報の影響力を説明できるようになる。(資料p1~p2)【予習】シラバスを読み、授業内容をあらかじめ把握する。(60)
【復習】コミュニケーションのプロセスを理解する。(120)
【キーワード】準言語 非言語
本田聡子
2ミス・コミュニケーションの原因を説明できる。コミュニケーションにおける発信者・受信者の役割について述べることができる。「尋ねる」方法としての開かれた質問と閉じられた質問の長所と短所を明確にすることができる。(資料p3)【予習】資料p3を読んで、授業内容を確認する。(60)
【復習】「尋ねる」方法の理解を深める。(60) 「課題」に取り組む。(60)
【キーワード】ミス・コミュニケーション  ドアノブコメント
本田聡子
3医療コミュニケーションの目的や必要性を学び、チーム医療のなかで良好なコミュニケーションを実現するための「伝える」方法を実践できるようになる。(資料p4)【予習】資料p4を読んで、授業内容を確認する。(60)
【復習】「伝える」方法の理解を深める。(120)
【キーワード】情報の共有 伝達方法
本田聡子
4社会人として就業する際、守らなければならないマナーを事例検討を通して述べることができる。よい印象を与える表情や態度、あいさつをロールプレイングを通して実践できるようになる。(資料p5~p6、p11~12)【予習】資料(p5~p6、p11~p12)を読んで、授業内容を確認する。(60)
【復習】事例検討内容の理解を深める。(60)課題に取り組む。(60)
【キーワード】笑顔 あいさつ
本田聡子
5医療従事者として必要な敬語を説明できるようになる。医療現場での敬称の変化とその社会的背景についてグループワークを通して説明できるようになる。(資料p6~p7)【予習】資料p6~p7を読んで、授業内容を確認する。(60)
【復習】間違いやすい敬語や敬称の理解を深める。(60)「課題」に取り組む。(60)
【キーワード】正しい敬語表現 敬称の変化
本田聡子
6患者対応の様々な場面に応じた適切な言葉遣いや「話し方」を使い分けることができるようになる。(資料p8~p10)【予習】資料p8~p10を読んで、授業内容を確認する。(60)
【復習】場面に応じた話し方、言葉遣いの理解を深める。(60)「課題」に取り組む。(60)
【キーワード】敬度を使い分ける 
本田聡子
7電話応対の基本を学び、好印象を与える電話応対が行えるようになる。来客応対時のマナー(案内の仕方や席次など)を実践できるようになる。(資料p13~p16)【予習】配付資料p13~p16を読んで、授業内容を確認する。(60)
【復習】電話応対や来客応対の理解を深める。(120)
【キーワード】電話応対 来客応対 上座
本田聡子
8目的に応じたビジネス文書の形式を説明でき、メールや返信はがき、医療機関間の文書(紹介状等)の扱いができる。贈答の種類について述べることができ、上書きや水引などを使い分けることができるようになる。(資料p17~p18) 【予習】配付資料プリントp17~p18を読んで、授業内容を確認する。(60) 初回からの授業内容を復習し、理解を深める。(120)
【キーワード】ビジネス文書の扱い方 
本田聡子
9*この内容とスケジュール変更があった場合は随時連絡します。
成績評価方法
定期試験評価(30%)、課題評価(30%)、確認小テスト(30%)、授業への参加態度(10%)による総合評価をおこなう。提出課題の不足内容や少テストでの間違いが多い箇所は、授業内で解説する。定期試験の全体の講評は、Teamsの投稿機能などを利用して通知する。                               
教科書
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『講師作成の資料プリントを使用する』
参考書
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『『歯科スタッフのマナーと実践マニュアル 第2版』』日本歯科医師会監修口腔保健協会2.600円+税978-4-89605-262-6
オフィスアワー
連絡先
疑問点を解決するために質問は重要です。講義時間内外での質問は大歓迎です。講義時間中に質問できなかった場合は、Teamsを利用したり、課題提出用紙の質問欄に記入してください。
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更新日付2022/02/03 10:49:38