開講年度2022
開講学科商学科 2013年度以降入学
2020年度商学部商学科
科目名簿記ⅡB
担当教員野口 倫央
学期曜日時限秋学期 木曜日 2時限
チームコード9i30mkg
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーC131-240-04
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
C-DP2-4 会計に関する深い知識や優れた技能を身につけている。 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
『実社会で役立つスキル“簿記”の応用を学ぶⅡ』
授業の概要
企業には、株主や債権者といった資金提供者をはじめとして、企業に対して利害を持った関係者(利害関係者)が多く存在する。企業は、このような利害関係者に対して、自身が営む経済活動の結果を報告する必要がある。その報告は、財務諸表という報告書を通じて行われ、その財務諸表の作成において用いられる技法が、「簿記」である。
この授業では、株式会社を対象とした簿記の知識を修得し、日商簿記検定2級(商業簿記)合格レベルの力を身に付けることを目的とする。日商簿記検定2級は、公認会計士や税理士といった会計専門職試験の基礎となるものであり、経理職にとっては仕事上の優位性をもたらす資格といえよう。それゆえ、日商簿記検定2級の合格、さらには、会計専門職や経理職を目標とする学生には、この授業を是非とも履修して頂きたい。
授業の到達
目標
・株式会社を対象とした簿記の基本的な処理である仕訳ができるようになる。
・日商簿記検定2級(商業簿記)の合格レベルに達することができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日後に、Teamsを通じて、出題意図等について解説を行う。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1『春学期の復習』
春学期に学修した重要論点を復習する。
【予習】テキスト第2章-第12章を読み直す。(120分)
【復習】問題集第2章-第12章を見直し、解き直す。(120分)
2『課税所得の算定と税効果会計』
課税所得計算/差異の発生と解消/税効果会計の処理を学ぶ。
【予習】テキスト第13章を読む。(120分)
【復習】問題集第13章を解く。(120分)
3『株式の発行』
純資産/株式の発行の処理を学ぶ。
【予習】テキスト第14章を読む。(120分)
【復習】問題集第14章を解く。(120分)
4『剰余金の配当と処分』
剰余金の配当と処分/株主資本等変動計算書を学ぶ。
【予習】テキスト第15章を読む。(120分)
【復習】問題集第15章を解く。(120分)
5『決算手続』
精算表/勘定の締め切り/財務諸表の作成を学ぶ。
【予習】テキスト第16章を読む。(120分)
【復習】問題集第16章を解く。(120分)
6『収益・費用の認識基準』
収益・費用の計上原則/商品販売業・サービス業の計上基準を学ぶ。
【予習】テキスト第17章を読む。(120分)
【復習】問題集第17章を解く。(120分)
7『本支店会計』
本支店間取引/支店間取引/決算手続/本支店合併財務諸表の作成を学ぶ。
【予習】テキスト第18章を読む。(120分)
【復習】問題集第18章を解く。(120分)
8『合併と事業譲渡』
合併/事業譲渡/のれんの処理を学ぶ。
【予習】テキスト第19章を読む。(120分)
【復習】問題集第19章を解く。(120分)
9『連結会計Ⅰ(資本連結Ⅰ)』
連結財務諸表の意義/支配獲得日の連結/投資と資本の相殺消去を学ぶ。
【予習】テキスト第20章を読む。(120分)
【復習】問題集第20章を解く。(120分)
10『連結会計Ⅱ(資本連結Ⅱ)』
支配獲得後の連結/連結精算表を学ぶ。
【予習】テキスト第21章を読む。(120分)
【復習】問題集第21章を解く。(120分)
11『連結会計Ⅲ(成果連結)①』
成果連結/内部取引高と債権・債務の相殺消去/期末棚卸資産に含まれる未実現利益の消去を学ぶ。
【予習】テキスト第22章前半部分(第3節まで)を読む。(120分)
【復習】問題集第22章前半部分を解く。(120分)
12『連結会計Ⅲ(成果連結)②』
期首棚卸資産に含まれる未実現利益の消去/土地等の売買に関連する未実現損益の消去を学ぶ。
【予習】テキスト第22章後半部分(第4節以降)を読む。(120分)
【復習】問題集第22章後半部分を解く。(120分)
13『連結会計Ⅳ(連結株主資本等変動計算書を作成する場合)』
成果連結/未実現利益の消去を学ぶ。
【予習】テキスト第23章を読む。(120分)
【復習】問題集第23章を解く。(120分)
14『製造業会計』
製造業の財務諸表を学ぶ
【予習】テキスト第24章を読む。(120分)
【復習】問題集第24章を解く。(120分)
15『まとめと理解度確認テスト』
秋学期の総括と理解度確認テストを行う。
【予習】テキストの苦手箇所を読む。(180分)
【復習】理解度確認テストを見直す。(180分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
理解度確認テスト60%授業内容を十分に理解し、仕訳等の問題を正確に回答することができる。
受講態度等40%課題の点数や積極的な受講態度を客観的に評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『春学期開講の簿記ⅡAの続きであるため、春学期と同様のTAC出版のテキストと問題集を使用する。新たに購入が必要な学生には初回講義時に説明する。』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
質問は、授業中または授業後、もしくはオフィスアワーに研究室(2914)において対応する。
備考
授業には必ず電卓を持参すること。
授業の進捗は、受講生の習熟度等に応じて、当初の計画を変更することもあり得る。
なお、この授業は、簿記ⅠA・ⅠB、簿記ⅡAの延長線上にある。それゆえ、これらの授業をすでに受講している、もしくは受講したのと同等の能力を有していることを前提に授業を行うため、ご留意頂きたい。
画像
ファイル
更新日付2022/02/03 16:30:10