開講年度2022
開講学科商学科 2013年度以降入学
2020年度法学部現代社会法学科
2020年度商学部商学科
科目名金融論B
担当教員纐纈 光元
学期曜日時限秋学期 水曜日 2時限
チームコード820y227
科目区分選択
授業形態講義
対象学年3年
単位数2
科目ナンバーW331-236-02
C231-236-02
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
C-DP2-5 金融に関する深い知識や優れた技能を身につけている。 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
「企業」や「家計」の「資金運用・調達(ファイナンス)」に関する基礎理論、政策、制度や最近のトピックスについて理解する。
授業の概要
金融とはお金を融通することです。お金(貨幣)の流れに関わるさまざまな経済現象を研究する金融論は、非常に幅広いテーマを扱います。金融論Bでは、「企業」や「家計」の「資金運用・調達(ファイナンス)」について、具体的には、企業価値評価、企業金融理論、資産選択の理論、証券価格理論といったテーマを中心に学びます。
授業の到達
目標
・企業価値評価、企業金融理論、資産選択の理論、証券価格理論などの説明ができる。
・ファイナンスに関する知識を自身の資産形成に活かすことができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日以降WebCampusの「講義連絡」によって、試験の出題意図や解答状況、今後の学修に関するアドバイス等を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
大学卒業後、信託銀行、地方銀行、地域シンクタンク(現在も在籍)に勤務し、一貫して金融経済に携わっています。講義では「企業」や「家計」の「資金運用・調達(ファイナンス)」について、”数字”をもって理解し、説明するスキルが習得できるよう、自身の経験を踏まえて伝えることを目指します。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1ガイダンス:
この科目の概要と半期のスケジュールや日々ウォッチしてもらいたいことなどについて説明する。
【予習(60)】シラバス、テキスト第1章をよく読んでおく。
【復習(180)】授業で紹介されたWebサイトなどを日々ウォッチするための準備をする。
2投資意思決定と資本コスト:
ファイナンスの基本である現在価値と、現在価値を利用した投資意思決定方法について説明する。
【予習(150)】:テキスト第2章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
3投資意思決定とNPV:
NPV法、IRR法などさまざまな投資意思決定の手法について説明する。
【予習(150)】:テキスト第3章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
4株式市場におけるリスクとリターンの関係(フリーキャッシュフロー、企業価値評価):
金融資産収益性を測る代表的な指標として期待収益率、リスクを測る代表的な指標として収益率の標準偏差について説明する。
【予習(150)】:テキスト第4,7,8章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
5資本構成と企業価値:
資本構成(負債と株式の内訳)が企業価値にどのような影響が与えるかについて説明する。
【予習(150)】:テキスト第10章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
6ペイアウト政策と企業価値:
株主に帰属するキャッシュフローの処分方法に関する企業の意思決定であるペイアウト政策が企業価値にどのような影響を与えるのかについて説明する。
【予習(150)】:テキスト第11章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
7コーポレートガバナンス:
経営者が企業価値最大化につながる経営を行うように、資金提供者が経営者を監視し、動機付けするメカニズムであるコーポレートガバナンスについて説明する。
【予習(150)】:テキスト第15章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
8ポートフォリオのリスクと期待収益率:
複数の資産の組み合わせであるポートフォリオの期待収益率(リターン)と、収益率の標準偏差(リスク)について説明する。
【予習(150)】:テキスト第5章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
9ポートフォリオ選択と資本資産評価モデル:
投資家がどのようにポートフォリオを選択するのか、リスクとリターンの均衡モデルであるCAPMについて説明する。
【予習(150)】:テキスト第6章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
10債券:
債券の価格と利回りの関係、債券投資のリスク指標であるデュレーション、金利の期間構造などについて説明する。
【予習(150)】:テキスト第9章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
11市場の効率性と資産運用:
効率的市場仮説など市場の効率性の概念と資産運用に関する主要なトピックについて説明する。
【予習(150)】:テキスト第12章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
12行動ファイナンス:
「人はみな合理的な選択をする」ことを前提とする現代ポートフォリオ理論に対し、「人は必ずしも合理的な選択をするとは限らない」という考え方を前提とする行動ファイナンス論について概説する。
【予習(150)】:テキスト第13章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
13デリバティブ:
先物取引、スワップ取引、オプション取引など主要なデリバティブの概略、評価方法について説明する。
【予習(150)】:テキスト第14章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
14資産形成をサポートする制度:
資産形成のツールとして押さえておきたい非課税制度のNISA、iDeCoについて説明する。
【予習(150)】:授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
15まとめ:
「企業」や「家計」の「資金運用・調達(ファイナンス)」について、キーワード、重要な公式を中心に再確認する。
【予習(150)】:講義ノートを中心に授業で学んだことの再確認。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験70%ファイナンスに関する基礎理論、政策等を理解し、自分の考えを述べることができるか。
中間レポート(ないしは小テスト)30%授業で学習したことを十分に理解しているかどうか。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『ファイナンス』井上 光太郎他中央経済社2,640円(税込)978-4-502-33111-4
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『日本経済新聞』
参考URL
1.日本証券業協会金融・証券市場に関する統計、学習に関する情報が入手できる。
2.知るぽると(金融広報中央委員会)金融商品や金融取引の基本的な理解に役立つ情報が豊富。
質疑応答
質問はメールにて受け付けます。回答は、質問内容に応じて、次の講義などでフードバックします。
備考
・春学期に金融論Aを履修していることが望ましい。
・授業中の私語、スマートフォン等の操作は厳禁とします。
・受講者の理解状況や授業の進捗状況等により、授業計画の一部が変更になる場合があります。
画像
ファイル
更新日付2022/02/02 11:40:00