開講年度2022
開講学科経済学科 2013年度以降入学
2020年度経済学部経済学科
科目名韓国文化事情
担当教員姜 信和
学期曜日時限秋学期 火曜日 2時限
チームコードk530n7u
科目区分選択必修
授業形態外国語
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーB124-148-61
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
B-DP2-1 多様性の理解 ◎ B-DP3-4 論理的思考力 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
トランスナショナルな視座からの「韓国」の社会と文化の理解
授業の概要
本講座は通史的な視点ではなく、殊に日韓というトランスナショナルな視座から、履修者が共感をいだきやすい現代の「韓国」社会と文化へのアプローチに焦点を絞る。とはいえ、当然ながら身近な流行文化も過去と断絶して存在しているのではなく、新旧の出会いと葛藤を経て融合を繰り返し現在に至っている。最新の時事問題も同様で、それらは歴史的、地政学的、そして経済的背景など複層的な要件と密接に関連している。これらを踏まえたうえで、本講義は東アジア地域の一員としての自覚を育み、隣国の社会と文化を考察することを通して、異なる文化や人々に対する理解力と国際感覚を養うことを目指す。
授業の到達
目標
1. 他者への視線に鋭敏になり、異文化・異人表象の真偽を見抜く洞察力を得る。
2. 異文化交流、異文化接触における課題に向き合う思考力を磨く。
3. 日本の外の世界の、異なる文化への理解力を深める。
4. 日本国内における異なる文化に対する理解力を深める。
5. 支配的な社会動向や言説に対して多角的な視点から見直し考える。
6. 国民国家の枠を越え、トランスナショナルな地域の構成員としての自覚と国際感覚を身につける。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
一方通行ではない対話的な授業運営を心がけ、毎回の授業後に提出されたリアクションペーパーのうち、秀逸なものを次の授業内で可能な限り取り上げフィードバックする。平素より各自が学期末のアカデミックライティング作成に向けて考察を深められるよう促す。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1オリエンテーション(教員自己紹介、授業運営方法、成績評価方法)、地政学的見地からの「韓国」概観【予習】シラバスを読み、授業全体の流れを把握する(30)
【復習】授業を振り返り出席カードに代わるリアクションペーパー提出、字数制限なし、簡単な感想で構わない(30)
2ホンデの街角文化、K-POPからK-ビートまで【予習】シラバスを読み、授業全体の流れを把握する(30)
【復習】授業を振り返り出席カードに代わるリアクションペーパー提出、字数制限なし、簡単な感想で構わない(30)
3伝統音楽とブレイクダンスの融合【予習】CINIIやOPACを利用して関連文献を渉猟する(30)
【復習】授業を振り返りリアクションペーパーを提出する(30)
4融合文化の可能性、第4次「韓流」までの軌跡【予習】CINIIやOPACを利用して関連文献を渉猟する(30)
【復習】授業を振り返りリアクションペーパーを提出する(30)
5映画に垣間見る「韓国」の現代史と社会【予習】CINIIやOPACを利用して関連文献を渉猟する(30)
【復習】授業を振り返りリアクションペーパーを提出する(30)
6映画に垣間見る「韓国」の現代史と社会【予習】CINIIやOPACを利用して関連文献を渉猟する(30)
【復習】授業を振り返りリアクションペーパーを提出する(30)
7映画に垣間見る「韓国」の現代史と社会【予習】CINIIやのOPACを利用して関連文献を渉猟する(30)
【復習】授業を振り返りリアクションペーパーを提出する(30)
8異文化とどうつきあってゆくか:日本の中の異文化・異人表象、「ハーフ」とは誰か【予習】CINIIやOPACを利用して関連文献を渉猟する(30)
【復習】授業を振り返りリアクションペーパーを提出する(30)
9『大阪ラブ&ソウル』、コリアン・ディアスポラと日本の中の異文化・異人表象【予習】CINIIやOPACを利用して関連文献を渉猟する(30)
【復習】授業を振り返りリアクションペーパーを提出する(30)
10『大阪ラブ&ソウル』、コリアン・ディアスポラと日本の中の異文化・異人表象【予習】CINIIやOPACを利用して関連文献を渉猟する(30)
【復習】授業を振り返りリアクションペーパーを提出する(30)
11身近なレイシズム、「善良な差別主義者」とは誰か【予習】CINIIやOPACを利用して関連文献を渉猟する(30)
【復習】授業を振り返りリアクションペーパーを提出する(30)
12四・三文学、分断の歴史と文学的表象【予習】CINIIやOPACを利用して関連文献を渉猟する(30)
【復習】授業を振り返りリアクションペーパーを提出する(30)
13四・三文学、紛争の記憶と文学的表象【予習】CINIIやOPACを利用して関連文献を渉猟する(30)
【復習】リアクションペーパーを提出、ワークシートを用いて主題文(thesis statement)を考える(60)
14トランスナショナルな視座からの日(中)(台)(朝)韓(露)の関係【予習】CINIIやOPACを利用して関連文献を渉猟する(30)
【復習】リアクションペーパーを提出、ワークシートを用いて主題文(thesis statement)を考える(60)
15アカデミックライティング(期末エッセイ)の書き方、総まとめ【予習】ワークシートを用いて主題文(thesis statement)を考え期末エッセイのテーマを決定する(60)
【復習】リアクションペーパーを提出、期末エッセイを執筆する(120)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
授業態度・課題物提出40%学習に取り組む姿勢と意欲
リアクションペーパーから講義内容の理解度
出席20%3分の2以上の出席回数がないと失格(病欠は考慮される)
期末エッセイ40%アカデミックライティングの書き方(減点箇所は明示する)
エッセイの完成度
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『資料配布』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『異文化理解の倫理にむけて』稲賀繁美編名古屋大学出版会2000
2.『韓国現代史60年』徐仲錫(文京洙訳)明石書店2008
3.『岩波小辞典 現代韓国・朝鮮』和田春樹、石坂浩一編岩波書店2002
4.『韓国映画の精神 林権沢監督とその時代』佐藤忠男岩波書店2000
参考URL
質疑応答
授業終了時に対応する。
備考
*リアクションペーパーはTeamsの課題配信機能を使って様式を配信し回収する。あるいは紙の様式を配布し授業終了時に対面で提出する場合もある。詳しくは初回のオリエンテーションで説明する。
*上記の授業スケジュールは、進捗状況によって順番が前後する場合や、履修生の理解度を深めるために日韓における時事問題に合わせたコンテンツを補充する可能性もある。
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更新日付2022/02/14 15:03:58