開講年度2022
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
実務実習事前演習Ⅰ◆(実務実習事前学習)/医薬品情報演習
科目ナンバーA313-476-21
開講学科医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
2020年度薬学部医療薬学科6年
2019年度薬学部医療薬学科6年
部門専門  
対象学年3年
開講種別秋学期後半
曜日・時限・教室秋学期後半 月曜日 3時限 204
秋学期後半 月曜日 4時限 204
秋学期後半 月曜日 5時限 204
秋学期後半 火曜日 3時限 204
秋学期後半 火曜日 4時限 204
秋学期後半 火曜日 5時限 204
単位数1
必修・選択必修
授業形態演習
担当者(所属講座)河原 昌美.渡邊 法男.安藤 基純(臨床薬学)脇屋 義文.尾関 佳代子,羽田 和弘(実践薬学) 松浦 克彦.浦野 公彦.山本 清司(医療薬学)
使用言語日本語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目
人々の健康維持と医療の発展に携わるものとして求められる教養と倫理観とコミュニケーション能力を身につける。薬学分野における基礎的・専門的知識ならびに技能と態度を修得する。自己研鑽能力とともに、科学的思考力・実践能力・問題解決能力を身に付ける。


授業の概要
学外の実務実習に行く前に、学内で修得しておくべき事前学習である。臨床における心構えを基礎に、患者情報の収集、医薬品情報の収集を行い、医薬品の効果や副作用の評価を行い、次の処方提案につながる体系的な考え方を修得する。また一連の流れを包括する安全管理について学ぶ。
【実務経験を活かした教育内容】 実務経験をもとに、実際の医療現場での課題を例示し、他の医療スタッフとの連携、社会保障のあり方など様々に想定される事態を考える。
授業の到達目標
最新の知識や情報を収集し、患者に最適な薬物療法を提案するための技術を習得する。
準備学習(予習・復習など)
演習前は、医薬品情報学で学んだ知識を復習し、活用できるように、教科書や参考書の関連する箇所に目を通して予習すること。演習後は、SGDの内容や実施手順を良く整理し、疑問点を残さないようにする。
授業計画
授業の内容SBOコード
1【EBMの基本と実践 ①】
目的に合った適切な情報源を選択し、必要な情報を検索、収集できる。
臨床試験などの原著論文および三次資料について医薬品情報の質を評価できる。
E3-(1)-③-1,2,3,4, E3-(2)-②-1,2,3
2【EBMの基本と実践 ②】
メタアナリシス、コホート研究を読み解き、ログランク検定、ロジスティック回帰分析、多変量解析の結果を理解できる。
A-(5)-①-2,3,4, D1-(1)-③-4, E3-(1)-④-1,2,3,4
3【医薬品情報の評価と実践 ①】
患者・生活者の健康の回復と維持、生活の質の向上に関する情報を収集し、統計解析結果を基に、最もよいと考えられる結論を導く
E3-(1)-③-1,2,3,4, E3-(1)-⑤-5, E3-(1)-⑥-7,8,9
4【医薬品情報の評価と実践 ②】
得られたエンドポイントを評価し、患者・生活者に生活習慣の改善に対するアドバイスができる。
A-(5)-①-2,3,4, D1-(1)-③-4, F-(1)-②-3(事前項目), F-(5)-③-1,4(事前項目)
5【医薬品のリスクとベネフィット】
医療の担い手が守るべき倫理規範や法令に基づき、レギュラトリーサイエンスの観点から、医薬品を健康の回復と維持、生活の質の向上に還元することの重要性を理解する。
A-(1)-③-4, B-(2)-②-11, E3-(1)-⑦-3, F-(1)-②-1(事前項目), F-(2)-⑥-3,7(事前項目)
6【医薬品情報の収集・加工・提供 ①】
目的に合った情報源を選択し、必要な情報を検索・収集し、ニーズにあった情報として、加工・提供できる。
E3-(1)-③-1,5, E3-(1)-⑥-4, F-(3)-②-1(事前項目),
7【医薬品情報の収集・加工・提供 ②】
提供された情報に対し、ニーズに合っているかを検証し、必要な情報を補完・提供できる。
A-(1)-③-3, A-(5)-③-1,2, F-(1)-②-3(事前項目), F-(3)-④-3(事前項目), F-(5)-③-2,3(事前項目)
8【患者情報に基づいた個別化医療の提案 ①】
患者および種々の情報源から、薬物療法に必要な情報を収集できる。薬物治療に必要な身体所見を薬学的管理に活用できる。
E3-(1)-③-1,2,3, E3-(1)-⑤-5, E3-(1)-⑥-7,8,9, E3-(1)-⑦-2,3
9【患者情報に基づいた個別化医療の提案 ②】
薬物療法に必要な医薬品情報を収集・整理・加工できる。
A-(5)-①-3, E3-(2)-①-1, F-(1)-②-2(事前項目), F-(2)-④-4(事前項目), F-(3)-②-1(事前項目), F-(3)-①-2(事前項目)
10【医薬品の比較・評価 ①】
医薬品情報に基づき代表的な同種同効薬の有効性や安全性を比較・評価できる。 優越性試験と非劣性試験の違いを理解し、医薬品の採用・選択時に検討すべき項目の意義を説明できる。
E3-(1)-③-1,4, E3-(1)-⑥-5, E3-(1)-⑦-1,2,3, F-(3)-②-1(事前項目)
11【医薬品の比較・評価 ②】
医薬品情報にもとづいて、先発医薬品と後発医薬品の品質、安全性、経済性などについて、比較・評価できる。患者に必要な医薬品情報を収集し、評価できる。
A-(1)-②-8, A-(5)-①-5, E3-(1)-④-3, F-(5)-③-1(事前項目)
12【処方設計と薬物療法の提案 ①】
代表的な疾患について、病態と標準的な治療法に関する情報を収集し評価する。必要な患者情報を適切に収集し、薬物療法を提案できる。
A-(5)-①-5, E3-(1)-④-2, E3-(2)-①-1,2, F-(2)-④-1,3(事前項目)
13【処方設計と薬物療法の提案 ②】
代表的な疾患における薬物療法上の問題点を列挙し、適切な評価と薬学的管理の立案を行うことができる。
F-(2)-⑥-3(事前項目), F-(3)-①-2,3,4(事前項目), F-(3)-④-2,3(事前項目), F-(5)-③-2(事前項目)
授業の方法・方略
学生は前半・後半の2群に分かれて演習を実施する。演習は7~8名の小グループに分かれ、各グループごとに提示される演習課題について、小グループ討議を行いながら対応策をまとめ、プレゼンテーションする。他グループの報告にはピアレビューを行う。小グループ討論に必要な医薬品および医療情報等は、パソコン室および図書館を活用し、入手する。
成績評価及び
フィードバック方法
レポート: 50%   情報収集し判断した結果を適切にまとめ、正しい考察ができる。
発表: 20%  得られた結果が伝わる資料を作成し、聞き手に伝わるわかりやすい発表ができる。
実習技能・態度: 30%  課題に関する適切な情報収集と討議で、正しい結果を導くことができる。
(フィードバック) 発表に関しては、その場で評価しコメントする。学期末に最終評価に関する総評を伝える。
教科書
医薬品情報学第2版(化学同人)
参考書
オフィスアワー
薬学部事務室、薬学部棟2階掲示板等にオフィスアワー、居室番号についての情報があるので確認してください。
参照ホーム
ページ
内容URL説明
1.医薬品医療機器総合機構医薬品に関する情報
2.医中誌Web日本の臨床文献情報
3.PubMed海外臨床研究情報
画像
ファイル
更新日付2022/01/20 19:05:31