開講年度2022
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
天然物化学
科目ナンバーA311-475-20
開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
2020年度薬学部医療薬学科6年
2019年度薬学部医療薬学科6年
部門専門  
対象学年3年
開講種別秋学期
曜日・時限・教室秋学期 金曜日 2時限 204
単位数1
必修・選択必修
授業形態講義
担当者(所属講座)中島 健一.井上 誠(薬用資源学)
使用言語日本語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目
薬学分野における基礎的・専門的知識ならびに技能と態度を修得する。


授業の概要
地球上には多種多様な生物(植物・動物・微生物等)が存在している。生物が生産する化合物のことを天然物と呼び、その構造の多様性は医薬品開発において重要な役割を果たしてきた。このように、天然物が医薬資源として果たしてきた役割を理解するとともに、天然物の起源、生合成及び生理活性について化学構造に基づいた基礎的知識を修得する。また、生薬に含有される代表的な成分について化学構造、生理活性を理解する。さらに、特定保健用食品、農薬、香粧品など様々な用途に用いられる天然物の構造及び機能について理解する。
授業の到達目標
医薬資源として用いられる天然物や代表的な生薬に含有される成分の化学構造に基づいた分類、生合成、起源、生物活性に関する基本的事項を修得するとともに、それらが医薬開発において果たしてきた役割及び人類の健康や生活の維持への関わりについて理解し、説明できることを目標とする。
準備学習(予習・復習など)
生薬学と関わりの深い科目であり、受講前に生薬学で習得した項目の復習を行うことが本授業の予習となる。予習には、事前にWebにて公開しているスライドを参考にすると良い。本講義では、復習が特に重要である。受講後は、作成した資料、ノート等を振り返るとともに、教科書の適当箇所を読み、理解に努めること。
各回の講義前後に、およそ90分を目安として予習・復習すること。
授業計画
授業の内容SBOコード
1天然物化学 総論
医薬資源としての天然物の役割と歴史を概説できる。
天然物の抽出法、分離精製法を概説できる。
C5-(2)-③-1, C2-(5)-①-1, C2-(5)-①-2
2天然物化学 各論 イソプレノイド経路(1)
テルペノイド、ステロイドに分類される天然物の生合成と薬理活性を説明できる。
C5-(1)-③-1, C5-(2)-①-1,4, C5-(2)-④-1,2,3
3天然物化学 各論 イソプレノイド経路(2)
テルペノイド、ステロイドに分類される天然物の生合成と薬理活性を説明できる。
C5-(1)-③-1, C5-(2)-①-1,4, C5-(2)-④-1,2,3, D1-(3)-③-2
4天然物化学 各論 イソプレノイド経路(3)
テルペノイド、ステロイドに分類される天然物の生合成と薬理活性を説明できる。
C4-(3)-⑤-3, C5-(1)-③-1, C5-(2)-①-1,4, C5-(2)-④-1,2,3
5天然物化学 各論 酢酸-マロン酸経路(1)
芳香族化合物に分類される天然物の生合成と薬理活性を説明できる。
C4-(1)-②-2, C5-(1)-③-1, C5-(2)-①-1,3, C5-(2)-④-1,2,3
6天然物化学 各論 酢酸-マロン酸経路(2)
芳香族化合物及び脂質に分類される天然物の生合成と薬理活性を説明できる。
C5-(1)-③-1, C5-(2)-①-1,2,3, C5-(2)-④-1,2,3
7天然物化学 各論 シキミ酸経路
芳香族化合物に分類される天然物の生合成と薬理活性を説明できる。
C5-(1)-③-1, C5-(2)-①-1,3, C5-(2)-④-1,2,3
8天然物化学 各論 複合経路
芳香族化合物に分類される天然物の生合成と薬理活性を説明できる。
C5-(1)-③-1, C5-(2)-①-1,3, C5-(2)-④-1,2,3, D1-(3)-②-6
9天然物化学 各論 アミノ酸経路(1)
アルカロイドに分類される天然物の生合成と薬理活性を説明できる。
C5-(1)-③-1, C5-(2)-①-1,5, C5-(2)-④-1,2,3, D1-(3)-③-2
10天然物化学 各論 アミノ酸経路(2)
アルカロイドに分類される天然物の生合成と薬理活性を説明できる。
C4-(3)-⑤-5, C5-(1)-③-1, C5-(2)-①-1,5, C5-(2)-④-1,2,3, D1-(3)-③-2
11天然物化学 各論 アミノ酸経路(3)
アルカロイドに分類される天然物の生合成と薬理活性を説明できる。
C5-(1)-①-4, C5-(1)-③-1, C5-(2)-①-1,5, C5-(2)-④-1,2,3, D2-(1)-①-5
12天然物化学 各論 その他
微生物及び海洋天然物由来の天然物ならび糖に分類される天然物にの生合成と薬理活性を説明できる。
B-(2)-③-1,2,3, C5-(2)-④-1,2,3, C5-(2)-①-2, C5-(2)-②-1,2
13生薬の確認試験法 
代表的な生薬の確認試験法について対象となる成分の化学構造に基づいて説明できる。
C5-(1)-④-4
授業の方法・方略
講義
スライドショーを用いた口述講義を行う。ノート形式のプリントを配布し、重要箇所を書き留め、復習に活用できる資料の作成を自身で行う。
成績評価及び
フィードバック方法
成績評価:
定期試験(100 %) 授業の内容を十分に理解し、授業の到達目標をふまえたうえで、設問に対して論述できる。
フィードバック:学生の要求に応じて定期試験の各自の答案を公開します。
教科書
エッセンシャル天然薬物化学 第2版(医歯薬出版)
参考書
Medicinal Natural Products A Biosynthetic Approach 3rd edition (WILEY)
オフィスアワー
WebCampusを参照してください
参照ホーム
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内容URL説明
1.愛知学院大学薬学部 薬用資源学講座講義資料→天然物化学で授業スライドが確認できます。
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更新日付2022/01/17 12:08:44