開講年度2022
開講学科健康栄養学科 2013年度以降入学
科目名食事調査演習A
担当教員森 圭子
学期曜日時限秋学期 火曜日 4時限
チームコードcr3b8yi
科目区分選択
授業形態演習
対象学年2年
単位数1
科目ナンバーX232-594-61
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
X-DP1 栄養・食習慣と健康との相互関係に関する知識の修得 ○ X-DP2 栄養・食品等の知識・技術の修得、健康維持増進・予防の実践 ○ X-DP4 食事栄養療法に関する科学的根拠に基づく説明 ○ X-DP5 栄養ケアマネジメントの実践 ○
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
食事調査法の理解および食事記録法による面接聞き取りスキルの涵養(適切な方法で精度高く食事調査ができる)
授業の概要
食事内容の聞き取りはロールプレイングにて行い、管理栄養士、観察者、さらに食事調査の依頼を受ける対象者の3役をいずれも体験することで、食事調査のもつバイアス(偏り)、特徴を十分に理解し、食事調査において管理栄養士が求められるスキルを身につける。特に、食事調査の聞き取り後に行う標準的なグラム換算スキル、食事摂取基準2015年版を用いての評価スキル、コミュニケーション能力を高めることをとおして、管理栄養士としての誇りや使命の涵養も目標とする。
授業の到達
目標
各種食事調査法の特徴を説明できる。現在ゴールドスタンダードとされる秤量食事記録法にて非連続3日間の食事調査ができる。食事調査内容から正しく栄養計算ができる。その上で、食事摂取基準2020年版を活用して、日常的な食事の評価ができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
WebCampus より「講義連絡」機能を使用し、成績評価基準に関するコメントを送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
大規模コホート調査に参加した経験や食物摂取頻度調査法の開発に関わった経験をもとに、各種食事調査法の長所と短所について指導を行う。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1オリエンテーション、栄養計算ソフト(エクセル栄養君)を使う、エクセル、ワードの活用【予習】シラバスの熟読(10分)
【復習】エクセル、ワード、エクセル栄養君の操作に慣れる(30分)
2エクセル栄養PROを用いて、自分の2日間平均の食事内容を計算する
食品重量小テスト1回目
【予習】小テストの食品重量を覚える(30分)
【復習】エクセル栄養君の操作の確認(20分)
3食事摂取基準2020年版を用いて、自分の2日間平均の食事内容を評価する
食品重量小テスト2回目
【予習】小テストの食品重量を覚える(30分)
【復習】食事摂取基準2020年版の活用の確認(20分)
4各種食事調査法の概要(陰膳法、生体指標)
食品重量小テスト3回目
【予習】小テストの食品重量を覚える(30分)
【復習】各種食事調査法の特徴整理(20分)
5各種食事調査法の概要(食事記録法)
食品重量小テスト4回目
【予習】小テストの食品重量を覚える(30分)
【復習】各種食事調査法の特徴整理(20分)
6各種食事調査法の概要(食物摂取頻度調査法、食事歴法他)、
食品重量小テスト5回目
【予習】小テストの食品重量を覚える(30分)
【復習】各種食事調査法の特徴整理(20分)
7食事記録法による3日間調査その1 面接聞き取り開始(1日目)
食品重量小テスト6回目
【予習】小テストの食品重量を覚える(30分)
【復習】面接聞き取り方法の確認(20分)
8食事記録法による3日間調査その2 面接聞き取り終了(2・3日目)
食品重量小テスト7回目
【予習】小テストの食品重量を覚える(30分)
【復習】面接聞き取り方法の確認(20分)
9摂取食品のグラム換算1日目、調理後の変化量やグラム換算の方法 
食品重量小テスト8回目
【予習】小テストの食品重量を覚える(30分)
【復習】グラム換算方法の確認(30分)
10摂取食品のグラム換算2日目
食品重量小テスト9回目
【予習】小テストの食品重量を覚える(30分)
【復習】グラム換算方法の確認(30分)
11栄養計算と3日間平均栄養素等摂取量の算出 
食品重量小テスト10回目
【予習】小テストの食品重量を覚える(30分)
【復習】再度、食事摂取基準2020年版を個人の食事改善に活用する方法(評価)の確認(30分)
12栄養相談室にて、グループ別食事調査面接聞き取り実地試験(1グループ)とスキル評価、他の2グループは個人の結果表作成と評価完成【予習】オスキーシート内容の確認(10分)
13栄養相談室にて、グループ別食事調査面接聞き取り実地試験(2グループ)とスキル評価、,他の2グループは個人の結果表作成と評価完成【予習】オスキーシート内容の確認(10分)
14栄養相談室にて、グループ別食事調査面接聞き取り実地試験(3グループ)とスキル評価、,他の2グループは個人の結果表作成と評価完成(課題提出)【予習】オスキーシート内容の確認(10分)
15栄養相談室にて、グループ別食事調査面接聞き取り実地試験(3グループ)とスキル評価、,他の2グループは個人の結果表作成と評価完成(課題提出)【予習】オスキーシート内容の確認(10分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
提出物70%食事摂取基準を用いて、食事調査における適切な食事評価ができる。
受講態度20%授業中の積極的な発言(食事調査や個別評価における発言)、課題に対する研究的な取り組みを評価する。
小テスト10%標準化された食品重量を十分に理解している。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『改訂3版食事調査マニュアル』日本栄養改善学会監修南山堂2800円+税978-4-525-63333-2
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『日本食品成分表2021八訂 栄養計算ソフト・電子版付 』医歯薬出版1650(税込み)978-4-263-70808-82021年春学期に購入済み。自宅での栄養計算にインストール済み
2.『「24時間食事思い出し法」マニュアル』田中平三編同文書院3200+税978-4-8103-1491-5量の推定に実物大料理写真集を活用
参考URL
1.日本食品標準成分表 2020年版(八訂)新しい食品成分表(2021より使用)
2.地域における健康栄養調査に関する情報のページ国立健康栄養研究所による国民健康・栄養調査に有用なツール
3.簡単!栄養andカロリー計算グラム換算ツール
質疑応答
演習の時間内を大いに活用し、さらに不明な点はオフィスアワーを活用してください(秋学期月曜・火曜昼休み。木曜2限)。また、Tamsのチャット機能を活用して質問をしてください。
備考
食事調査としての「食事バランスガイド」については必要に応じて説明を行う。
コロナ感染症予防のために人数制限が行われる場合には、令和3年に行ったような隔週対面授業/オンデマンド授業)を組み込む場合もあり。その際には、再度授業スケジュール表を配布するものとする。
画像
ファイル
更新日付2022/01/25 16:24:13