開講年度2022
開講学科健康栄養学科 2013年度以降入学
科目名栄養教育論A
担当教員服部 浩子
学期曜日時限秋学期 火曜日 3時限
チームコードosgcxma
科目区分必修
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーX111-594-41
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
X-DP1 栄養・食習慣と健康との相互関係に関する知識の修得 ○ X-DP3 食環境づくりの必要性の理解と実践 ○ X-DP5 栄養ケアマネジメントの実践 ○
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
栄養教育の概念と技法を学ぶ
授業の概要
対象の健康の維持・増進、疾病予防、疾病治療・リハビリテーションなどにおける栄養教育の意義、栄養士・管理栄養士の役割と業務内容について学ぶ。対象の特性に応じた栄養教育を行うために、食生活の現状と今後の課題、栄養関係法規、健康づくりのための栄養施策、食環境づくりと栄養教育の役割、栄養教育の国際的動向などを取り上げ、保健、医療、福祉、介護、教育、外食産業、健康産業などにおける栄養教育の実際に
ついて事例紹介を通して理解を深める。
授業の到達
目標
1.食生活と健康の担い手としての栄養士・管理栄養士の役割を説明できる。
2.栄養教育の意義と目的が説明できる。
3.栄養教育マネジメント(アセスメント、プランニング、評価)について説明できる。
4.保健・医療・福祉・介護・教育などの分野別の栄養教育のすすめ方が説明ができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業内で講義テーマに関する課題を行い、次回の講義日に返却をして、課題の模範解答事例を解説する。 定期試験の問題について、秋学期の関連授業時に模範解答の説明をする。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1栄養教育の目的【予習】栄養教育の定義について調べ学習をする(30分)
【復習】授業内容の要点をまとめ、栄養教育の必要性を確認する(30分)
2栄養教育の意義1:疾病構造の変化と栄養との関係、少子・高齢社会における健康・栄養問題【予習】明治以降の疾病構造の変化と食生活について調べ学習をする(30分)
【復習】授業内容の要点をまとめ、疾病と栄養との関連について理解を深める(60分)
3栄養教育の意義2:食生活の現状や食の消費構造と栄養教育の課題【予習】食生活の現状と課題について調べ学習をする(30分)
【復習】授業内容の要点をまとめ、栄養教育の意義とあり方について理解を深める(60分)
4栄養関係法規と栄養士・管理栄養士養成制度:栄養士法、健康増進法、地域保健法、介護保険法 食育基本法 他【予習】栄養教育に関連する法規について調べ学習をする(30分)
【復習】授業内容の要点をまとめ、食生活の課題と栄養士・管理栄養士の役割について理解を深める(60分)
5行動科学理論と栄養教育1:行動科学理論の栄養教育への適用【予習】行動科学について調べ学習をする(30分)
【復習】授業内容の要点をまとめ、行動科学の主な理論とモデルについて理解を深める(60分)
6行動科学理論と栄養教育2:行動療法と栄養教育への適用【予習】行動療法について調べ学習をする(60分) 【復習】授業内容の要点をまとめ、行動療法のプロセスについて理 解を深める(60分)
7行動科学理論と栄養教育3:食行動変容のスキル【予習】食行動の形成について調べ学習をする(60分) 【復習】授業内容の要点をまとめ、代表的な行動変容スキルのにつ いて理解を深める(60分)
8健康教育と栄養教育:健康教育の目的と食生活教育への適用 【予習】健康教育について調べ学習をする(30分) 【復習】授業内容の要点をまとめ、健康教育について理解を深め、食生活教育へ適用できるようにする(60分)
9栄養教育マネジメント1:栄養アセスメント【予習】栄養教育分野の栄養アセスメントについて調べ学習をする (30分) 【復習】授業内容の要点をまとめ、栄養教育に必要な栄養状態の実態の把握について理解を深める(60分)
10栄養教育マネジメント2:栄養教育プログラムの基礎理論と要点 【予習】プログラムについて調べ学習をする(60分) 【復習】授業内容の要点をまとめ、栄養教育プログラムの作成につ いて理解を深める(60分)
11栄養教育マネジメント3:栄養教育プログラムの作成(要因分析、目 標設定、教育技法)【予習】目標設定について調べ学習をする(60分) 【復習】授業内容の要点をまとめ、問題の要因分析、目標設定、教 育技法について理解を深める(60分)
12栄養教育マネジメント4:カリキュラム、指導案の作成 【予習】カリキュラムについて調べ学習をする(30分) 【復習】授業内容の要点をまとめ、カリキュラムや指導案の作成に ついて理解を深める(60分)
13栄養教育マネジメント5:評価の目的、評価デザイン、評価法、評価 結果のフィードバック【予習】評価とは何かについて調べ学習をする(30分) 【復習】授業内容の要点をまとめ、評価の目的、方法について理解 を深める(60分)
14栄養カウンセリングの理論と方法:カウンセリングの栄養教育への 適用 【予習】カウンセリングについて調べ学習をする(30分) 【復習】授業内容の要点をまとめ、栄養教育のためのカウンセリン グについて理解を深める(60分)
15栄養教育のまとめ【予習】栄養教育について発表できるように意見をまとめる(60分) 【復習】栄養教育の意義を踏まえて、各自がめざす栄養士・管理栄養士像をマトリックス法を用いてまとめる(60分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験70%管理栄養士国家試験に出題される専門用語を十分に理解し、設問に対して
論述できる。
課題20%栄養士・管理栄養士の立場から課題に関して十分に理解して記述できる。
受講態度10%受講中の積極的な質問や意見を客観的に評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『栄養教育論』永井成美・赤松利恵中山書店2700+税9784521742922
参考書
  ・
参考資料
参考URL
1.東海農政局名古屋市にある農林水産省の地方支分部局。栄養士活動の実際、栄養トピックスやニュース等の紹介。
2.日本栄養士会管理栄養士・栄養士により組織された職能団体。栄養士活動の実際、栄養トピックスやニュース等の紹介。
3.厚生労働省健康関連の法令データベースサービス。
質疑応答
授業終了後
オフィスアワー
 月・木曜日 5限
備考
食生活は社会・経済・文化的な背景のもとで変化している。日常生活のなかの栄養・食生活関連情報にも関心をもって授業にのぞむことが学習内容の理解を深めることに役立つ。
画像
ファイル
更新日付2022/02/02 14:36:56