開講年度2022
開講学科心理学科 2013年度以降入学
2018年度心身科学部健康科学科
2018年心身科学部心理学科
科目名聴覚障害・視覚聴覚二重障害(小児聴覚障害、成人聴覚障害を含む)
担当教員早川 統子
筒井 聡子
学期曜日時限秋学期 木曜日 1時限
チームコード9tmm7ag
科目区分選択
授業形態講義
対象学年3年
単位数2
科目ナンバーZ331-565-02

関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
Z-DP1 指導力・実践力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
訓練内容や対象者のニード・実態を中心に
授業の概要
国家試験に必要な基礎知識の習得ならびに病態の理解
授業の到達
目標
1)小児聴覚障害のハビリテーションについて学び、発達、検査と評価、指導訓練について述べられる。
2)成人聴覚障害の種類と特性、検査と評価、指導・訓練について述べられる。
3)視覚聴覚二重障害の種類と特性、評価と訓練について説明できる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
講義内に口頭でフィードバックを行う
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1小児聴覚障害とは
聴覚障害と発達への影響
原因と種類・特性
1発症時期:言語習得前失聴, 言語習得後失聴
2難聴の種類と特性:伝音性, 感音性, 混合性
3原因と病態:遺伝性, 胎児期性, 周産期性, 後天性, 進行性, auditory neuropathy
聴力程度:軽度, 中等度, 高度, 重度, 重症度と障害認定
聞こえの障害特性
講義復習(20)
2早期発見と早期療育
併発する症状:めまい, 耳鳴り, 聴覚過敏
聴覚検査と評価
検査法の適応と鑑別・目的
小児聴覚検査と種類
1聴性行動反応聴力検査BOA
2条件詮索反応聴力検査COR 視覚強化式聴力検査VRA
3ピープショウ検査
4遊技聴力検査
5他覚的聴力検査 聴性誘発反応検査 :聴性脳幹反応-ABR 聴性定常反応ASSR等
講義復習(30)
3小児聴覚検査と種類(続き)
6耳音響放射OAE
7新生児聴覚スクリーニング検査:自動ABR等
8乳幼児聴覚検診
聴覚の発達:聴覚発達質問紙
講義復習(30)
4言語・コミュニケーションの検査と評価
関連情報の収集
言語の検査と評価
言語的・非言語的コミュニケーションの検査と評価
言語・非言語刺激の聴取検査と評価
発声発語の検査と評価
知能の検査と評価
行動, 情緒, パーソナリティ, 社会性等の検査と評価
講義復習(30)
5指導・支援と計画
発達に応じた支援と計画立案
1言語発達 (音声言語, 文字言語, 手話言語)
2コミュニケーション発達
3発声・発語発達
4心理面・行動面の発達
5情緒・社会性の発達
講義復習(30)
6指導・支援と計画(続き)
6コミュニケーションモード:聴覚口話法, 手話法, トータルコミュニケーション, キュードスピーチ等
聴覚学習
独話指導
文字言語指導
手話・日本語対応手話
ライフステージ毎の指導上の要点
重複障害児の指導
講義復習(30)
7成人聴覚障害とは
聴覚障害の影響
原因と種類・特性
1発症時期:先天性, 後天性, 加齢性-老人性
2難聴の種類と特性:伝音性, 感音性, 混合性
3原因と病態:伝音性, 内耳性, 後迷路性など
4聴力程度:軽度, 中等度, 高度, 重度, 重症度と障害認定
講義復習(30)
8聞こえの障害特性
併発する症状:めまい, 耳鳴り, 聴覚過敏, 耳閉塞感
聴覚検査と評価
検査法の適応と鑑別・目的
純音聴力検査
1気導聴力検査
2骨導聴力検査
3自記オージオメトリ
講義復習(30)
9語音聴力検査
1語音了解閾値検査(語音聴取閾値検査)
2語音弁別検査・語音明瞭度検査
マスキング
インピーダンスオージオメトリ
1ティンパノメトリー
2アブミ骨筋反射
内耳機能検査 (SISIなど)
講義復習(30)
10他覚的聴力検査 聴性誘発反応検査:聴性脳幹反応ABR, 聴性定常反応ASSR等
耳音響放射:OAE
耳管機能検査
耳鳴検査
詐聴の検査
平衡機能検査
講義復習(30)
11言語・コミュニケーションの検査と評価
関連情報の収集
聴取・読話・発声発語の検査と評価
文字言語能力・ コミュニケーションの検査と評価
心理面, 行動面, 社会性等の検査と評価
その他の検査と評価
講義復習(30)
12指導・支援と計画
指導・支援プログラムの立案
聴覚活用指導
読話指導
文字言語能力向上
コミュニケーション指導
高齢者の指導
重複障害者の指導
就学・就労支援と社会連携
環境調整
相談・助言
関係機関の連携とチームアプローチ
講義復習(30)
13視覚聴覚二重障害とは
種類と特性
原因疾患と病態
障害程度による分類
発症時期・順序による分類
講義復習(30)
14評価と訓練・援助
コミュニケーションモード:点字・触手話・指文字・接近手話等
先天性盲ろう児・者の評価と訓練・援助
後天性盲ろう児・者の評価と訓練・援助
相談・助言・環境調整
拡大・代替コミュニケーションAAC
関連機関の連携とチームアプローチ
ライフステージ毎の指導上の要点
講義復習(30)
15養育・就学支援と社会連携
 養育者支援
 環境調整
 療育者・他専門家への助言・アプローチ

視覚聴覚二重障害の世界を知る(演習)
視覚聴覚二重障害に関してまとめをレポート作成(60)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
評価方法
評価方法割合評価基準
レポート90講義内内の指導項目が網羅できていたら60点.内容により加点.複数課題の平均点を最終評価点とする.
受講態度10出席ならびに学ぶ姿勢を評価する.
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『配布資料を使用する』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『「言語聴覚士のための聴覚障害学」』喜多村健編著医歯薬出版4000円+税
参考URL
質疑応答
適宜回答を行うので、メールあるいは研究室まで問い合わせ
備考
ST必須科目
画像
ファイル
更新日付2022/02/03 14:58:26