開講年度2022
開講学科心理学科 2013年度以降入学
2018年度心身科学部健康科学科
2018年心身科学部心理学科
科目名失語症Ⅰ
担当教員山本 正彦
学期曜日時限秋学期 水曜日 2時限
チームコードd6pb2vi
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーZ231-512-01
Y231-591-03
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
Z-DP1 指導力・実践力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
言語聴覚士のための失語症学
授業の概要
神経内科専門医、リハ科専門医、臨床遺伝専門医の見地から失語の基礎の基礎を解説する
授業の到達
目標
高次脳機能障害の中でも、失語症は代表的で最も重要である。希少症例の分析から始まった失語症では、fMRIなどの脳機能画像法、言語機能と脳との関係、その病態機構が明らかになりつつある。言語情報処理過程を追いながら、病巣学的観点から体系的に概説する。GIO(一般目標)は言語情報処理過程を体系的に正確に把握し、主要な失語型の概念・症候・病巣を系統的に説明できることである。SBOs(行動目標)は言語モダリティー(話す、聞く、読む、書く)別の言語情報の脳内伝達経路を学び、その障害によって起こる失語型・純粋型の症候と病巣との関連を統合的に説明、図示できることである。失語の理解は高次脳機能障害の端緒として必須であるばかりでなく、言語聴覚士の現場では、失語症は構音障害、嚥下障害、認知障害、言語発達障害とならび最頻である。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
言語聴覚士必須科目にて講評
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
下記の立場から、失語症を脳神経内科的に論じる。
神経内科専門医指導医
https://www.kktcs.co.jp
臨床遺伝専門医指導医
http://www.jbmg.jp
日本専門医機構リハビリテーション分野専門医
http://www.jarm.or.jp
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1序論(定義)該当授業の予習復習(120/120分)
2言語障害(構音障害・失語症)
鑑別
a 意識障害
b 認知症
c 無言症
d 構音障害
e その他 (右半球病変によるコミュニケーション障害など)
原因疾患
a 脳血管障害
b 変性疾患
c 頭部外傷
d その他 (脳腫瘍, てんかん, 感染症など)
該当授業の予習復習(120/120分)
3言語の大脳局在論(側性化)と言語のモダリティー
前方後方言語領域、その他関連領域
半球優位性、利き手との関係
該当授業の予習復習(120/120分)
4言語症状と古典型失語症候群/純粋型
発語面、理解面、復唱、読字、書字の障害
該当授業の予習復習(120/120分)
5話すことの障害(ブローカ失語、純粋語唖)該当授業の予習復習(120/120分)
6言葉の理解の障害(ウェルニッケ失語、純粋語聾)該当授業の予習復習(120/120分)
7言い間違いの障害(伝導失語)該当授業の予習復習(120/120分)
8おうむ返しをする失語(超皮質性失語)該当授業の予習復習(120/120分)
9最も重度の失語(全失語)該当授業の予習復習(120/120分)
10ものの名前が言えない失語(健忘失語)該当授業の予習復習(120/120分)
11読むことだけの障害(純粋失読)該当授業の予習復習(120/120分)
12書くことだけの障害(純粋失書)
失読失書
該当授業の予習復習(120/120分)
13その他の失語(皮質下性、進行性、交叉性、後天性小児など)原因、臨床、評価診断、訓練援助該当授業の予習復習(120/120分)
14画像診断およびリハビリテーション該当授業の予習復習(120/120分)
15総括該当授業の予習復習(120/120分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験85禁忌問題あり
受講態度15プラスポップテスト
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『標準言語聴覚障害学 失語症学』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『高次脳機能障害学第』石合 純夫
参考URL
質疑応答
オフィースアワー、他
備考
言語聴覚士必須
画像
ファイル
更新日付2022/01/30 12:52:14