開講年度2022
開講学科心理学科 2013年度以降入学
2018年心身科学部心理学科
科目名認知心理学演習b
担当教員石田 光男
学期曜日時限秋学期 月曜日 3時限
チームコード31pn8wq
科目区分選択
授業形態演習
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーY232-284-06
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
Y-DP2-1 科学的視点の形成(知識) ◎ Y-DP2-2 科学的視点の形成(技術) ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
プログラミング言語とマイコンボードによる心理学実験の作成
授業の概要
認知心理学分野における研究では,コンピュータを利用した実験が頻繁に用いられる。本演習では心理学実験ソフトウェア(PsychoPy)とプログラミング言語(Python)、およびマイコンボード(Arduino)を活用し,刺激制御や反応計測のための技術を習得する。
授業の到達
目標
①研究目的に応じた実験プログラムが作成できる。
②Pythonにおけるライブラリや変数を利用してプログラムを作成することができる。
③Arduinoを活用して計測ができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
レポート課題,自作の実験プログラムの総評はTeamsまたはWebCampusにより受講生に配信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1概要説明
演習の進行および課題について説明し,受講生各自が目指す具体的な到達目標(製作予定の実験プログラムの仕様等)を設定する。
【予習・復習】参考文献またはPsychoPyに関連するウェブページを閲覧し,使用方法を確認する(240)
2心理学実験ソフトウェアPsychoPyの体験
・刺激の形態,色,呈示時間/位置などの設定方法を理解する。
・エクセルを利用した刺激系列を作成する。
【予習・復習】心理学実験ソフトウェアPsychoPyに関連するウェブページを閲覧し,使用方法を確認すること(240)
3コーディングによる実験プログラム作成(1)
・条件分岐( if 文)を利用し,反応の正誤のフィードバックを行う。
【予習】Pythonに関連するウェブページを閲覧し,仕様を確認する(120)
【復習】時間内に完成できなかった部分を完成させ,演習時に習得したたテクニックを再度確認する (120)
4コーディングによる実験プログラム作成(2)
・ライブラリをimportする。
・疑似乱数による計算課題を作成する。
【予習】Pythonに関連するウェブページを閲覧し,仕様を確認する(120)
【復習】時間内に完成できなかった部分を完成させ,演習時に習得したたテクニックを再度確認する (120)
5コーディングによる実験プログラム作成(3)
・リストを使い変数を格納する。
・反応データを処理して結果をフィードバックする。
【予習】Pythonに関連するウェブページを閲覧し,仕様を確認する(120)
【復習】時間内に完成できなかった部分を完成させ,演習時に習得したたテクニックを再度確認する (120)
6コーディングによる実験プログラム作成(4)
・刺激属性が保存されているcsvファイルを読み込み,刺激を制御する。
・ファイルの絶対パスと相対パスを理解する。
【予習】Pythonに関連するウェブページを閲覧し,仕様を確認する(120)
【復習】時間内に完成できなかった部分を完成させ,演習時に習得したたテクニックを再度確認する (120)
7ポインティング課題の作成(1)
・実験手続きを理解する。
・手続きに応じた実験プログラムのフローおよびルーチンを考える。
【予習】Pythonに関連するウェブページを閲覧し,仕様を確認する(120)
【復習】時間内に完成できなかった部分を完成させ,演習時に習得したたテクニックを再度確認する (120)
8ポインティング課題の作成(2)
・ターゲットの提示位置を指定したcsvファイルから読み込む。
・反応時間と精度をフィードバックする。
【予習】Pythonに関連するウェブページを閲覧し,仕様を確認する(120)
【復習】時間内に完成できなかった部分を完成させ,演習時に習得したたテクニックを再度確認する (120)
9Arduinoの活用(1)デジタル出力
・シリアル通信を設定する。
・PythonからLEDを点灯させるプログラムを作成する。
【予習】Arduinoに関連するウェブページを閲覧し,使用方法を確認する(120)
【復習】時間内に完成できなかった部分を完成させ,演習時に習得したたテクニックを再度確認する (120)
10Arduinoの活用(2)アナログ入力
・センサーから得られたアナログデータをcsvに保存する。
【予習】Arduinoに関連するウェブページを閲覧し,使用方法を確認する(120)
【復習】時間内に完成できなかった部分を完成させ,演習時に習得したたテクニックを再度確認する (120)
11Arduinoの活用(3)
・PyshoPyとArduinoの連携した実験プログラムを作成する。
【予習】Arduinoに関連するウェブページを閲覧し,使用方法を確認する(120)
【復習】時間内に完成できなかった部分を完成させ,演習時に習得したたテクニックを再度確認する (120)
12Arduinoの活用(4)
・PyshoPyとArduinoの連携した実験プログラムを作成する。
【予習】既に配布済みの資料を利用し,これまで学んだテクニックを確認する(120)
【復習】演習にて学習したテクニックを使って実験プログラムを作成する (120)
13反応時間を測定する実験プログラム(1)
・これまで学んだ技術を応用し,オリジナルの実験プログラムを作成する。
【予習】既に配布済みの資料を利用し,これまで学んだテクニックを確認する(120)
【復習】演習にて学習したテクニックを使って実験プログラムを作成する (120)
14反応時間を測定する実験プログラム(2)
・これまで学んだ技術を応用し,オリジナルの実験プログラムを作成する。
【予習】既に配布済みの資料を利用し,これまで学んだテクニックを確認する(120)
【復習】演習にて学習したテクニックを使って実験プログラムを作成する (120)
15反応時間を測定する実験プログラム(3)
・完成した実験プログラムを使用して測定する。
【課題】オリジナルの実験プログラムを完成させる(240)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
各回にて提示する課題70%適切にプログラムが動作するかをチェックします。
実験プログラムを独自で作成する。30%プログラムの動作,新規性により評価します。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『Building Experiments in PsychoPy』Peirce, J. (著) 他SAGE Publications5036978-1473991392
2.『PsychoPyでつくる心理学実験』Peirce, (著),蘆田宏(監)他朝倉出版5280978-4-254-52029-3
参考URL
質疑応答
授業時間内およびオフィスアワーにて受け付ける.
備考
USBフラッシュメモリーを各自で用意する。
データの配布・提出用にTeamsのアカウントとパスワードを利用します。
認知心理学演習aとの間に一定の関連性を持たせますが,両方を履修することは強制しない。
画像
ファイル
更新日付2022/02/02 10:12:25