開講年度2022
開講学科心理学科 2013年度以降入学
2018年心身科学部心理学科
科目名臨床心理学b(心理学的支援法)/臨床心理学b
担当教員牧田 潔
学期曜日時限秋学期 水曜日 4時限
チームコード4lxjhll
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーY231-283-07
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
Y-DP1-1 多角的視点の形成(知識) ◎ Y-DP2-1 科学的視点の形成(知識) ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
心理学的支援の基本を学ぶ・各発達段階における心理学的問題とその支援
授業の概要
臨床心理学は心理学のなかでも実践的な支援(援助)をもとに発展してきた学問である。本科目では心理学的支援の基本的態度や心理学的支援の実際について適宜仮想事例を挙げながら授業を行う。また、ライフサイクルの各段階においてテーマとなる課題や「こころの問題」に対する心理学的支援の在り方やその方法について学ぶ。本科目は3年次以降のより専門的な科目(臨床心理関連の特殊講義や演習など)に繋げるための基礎的知識の定着をねらいとしている。
なお、授業は公認心理師・臨床心理士の資格を持ち臨床心理実務経験を有する者が行う。
授業の到達
目標
本科目では受講生が「こころの問題」に対する支援のための基本姿勢を理解できるようになることを目標とする。下記項目を習得することを目指す
・心理学的支援の基本姿勢を理解し説明することができる。具体的な項目を①~⑥に示す。
①代表的な心理療法並びにカウンセリングの歴史、概念、意義、適応及び限界,②訪問による支援や地域支援の意義,③良好な人間関係を築くためのコミュニケーションの方法,④プライバシーへの配慮,⑤心理に関する支援を要する者の関係者に対する支援,⑥心の健康教育

・各発達段階の心理的問題に対して適切な心理学的支援を選択することができる
・円滑なコミュニケーション力を養うことができる
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
・小レポートについては提出した次の回に全体に対して講義内にてフィードバックする。
・定期試験についてはメールにより受講生全体に対して今後の学修に関するアドバイスを行う。また、個別フィードバックを望む学生には個別対応する旨を全体に告知する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
適宜、実務経験から得られた内容ついて仮想の症例を用いて説明のなかに加えていく。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1こころの問題と臨床心理学の関わりⅠ
代表的な心理療法並びにカウンセリングの歴史、概念、意義
予習:テキストのまえがきを一読する。(30)
復習:学習した内容をノートに整理する(210)
2こころの問題と臨床心理学の関わりⅡ
代表的な心理療法並びにカウンセリングの適応および限界
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(120)
復習:学習した内容をノートに整理する(120)
3発達各期における適応と不適応Ⅰ
乳幼児期・児童期の発達課題と心理的問題とその支援1
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(120)
復習:学習した内容をノートに整理する(120)
4発達各期における適応と不適応Ⅰ
乳幼児期・児童期の発達課題と心理的問題とその支援2
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(120)
復習:学習した内容をノートに整理する(120)
5発達各期における適応と不適応Ⅱ
思春期・青年期の発達課題と心理的問題とその支援1
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(120)
復習:学習した内容をノートに整理する(120)
6発達各期における適応と不適応Ⅱ
思春期・青年期の発達課題と心理的問題とその支援2
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(120)
復習:学習した内容をノートに整理する(120)
7発達各期における適応と不適応Ⅲ
成人期以降の発達課題と心理的問題とその支援1
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(120)
復習:学習した内容をノートに整理する(120)
8発達各期における適応と不適応Ⅲ
成人期以降の発達課題と心理的問題とその支援2
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(120)
復習:学習した内容をノートに整理する(120)
9心理学的支援の基本Ⅰ
良好な人間関係を築くためのコミュニケーションを築くための方法
傾聴
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(120)
復習:学習した内容をノートに整理する(120)
10心理学的支援の基本Ⅱ
良好な人間関係を築くためのコミュニケーションを築くための方法
共感的理解
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(120)
復習:学習した内容をノートに整理する(120)
11心理学的支援の基本Ⅲ
良好な人間関係を築くためのコミュニケーションを築くための方法
質問
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(120)
復習:学習した内容をノートに整理する(120)
12心理学的支援の基本Ⅳ
プライバシーの配慮
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(120)
復習:学習した内容をノートに整理する(120)
13心理学的支援の実際Ⅴ
心理に関する支援を要する者の関係者に対する支援
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(120)
復習:学習した内容をノートに整理する(120)
14心理学的支援の実際Ⅵ
訪問による支援や地域支援の意義,心の健康教育
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(120)
復習:学習した内容をノートに整理する(120)
15心理学的支援法のまとめ予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(120)
復習:学習した内容をノートに整理する(120)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
授業への態度と小レポート30%授業への積極性,内容への関心の高さ,思考力 等
定期試験70%講義内容理解度,および思考力
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『心とかかわる臨床心理』川瀬正裕・松本真理子・松本英夫ナカニシヤ出版2420978-4-7795-0931-5
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『よくわかる臨床心理学』下山晴彦 編 ミネルヴァ書房 30009784623054350
2.『スタンダード臨床心理学』杉江征 青木佐奈枝サイエンス社3080978-4-7819-1360-5臨床心理学aの教科書になります。受講していない学生は自習用として活用できます。
参考URL
質疑応答
授業中・授業後もしくはオフィスアワーの時間に受け付けます。
備考
【重要】本科目は公認心理師の履修指定科目です。公認心理師コースを希望する学生は2年生次に受講してください。
・本科目は春学期の臨床心理学aと連続性があります。履修予定の学生は「臨床心理学a(臨床心理学概論)」を受講していることが望ましいです。
・授業ではワークおよび小レポートを適宜取り入れていきます。
・新型コロナ感染防止等により授業形態が対面授業から変更した際は試験方法の変更もあり得ます。その際は授業内で周知していきます。
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更新日付2022/02/03 15:17:47