開講年度2022
開講学科グローバル英語学科 2013年度以降入学
科目名観光ビジネス論b
担当教員松岡 昌幸
学期曜日時限秋学期 木曜日 3時限
チームコード4kemgfh
科目区分選択
授業形態講義
対象学年3年
単位数2
科目ナンバーV331-811-22
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
V-DP2-1 異文化に理解を示し、多文化共生とグローバルレベルの諸問題に取り組むことが出来る能力 ◎ V-DP4-2 他者と協働し、課題解決に求められる行動を主体的に行う能力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
ホテルビジネスとホスピタリティ
授業の概要
当授業は旅行会社の実務経験者および観光関連産業(ホスピタリティ)のマネジメント経験者による「実務経験のある教員の授業科目」である。現在注目されているホテル(例えば米国ハワイの「マウナラニ・ホテル」、「ロッジ・アット・コエレ」、米国オーランドの「ディズニー・アニマルキングダム・ロッジ」、シンガポールの「マリーナベイ・サンズ・ホテル」、日本の「リッツ・カールトン」、「帝国ホテル」、「奈良ホテル」、「宮崎シーガイア・リゾート」、「雲仙観光ホテル」、「名古屋アソシア・マリオット」、「グランド・ハイアット東京」、「星のや」)等の事例研究から、ホテルビジネスとしてのホスピタリティ・マインド(もてなしの心)を分析する。さらにテキストでは、ホテルの発生、歴史、世界のホテル事情、ホテル内の構造(組織)、ホテル経営手法(マネジメント・コントラクト等)、ホテルの経営特性等を明らかにする。
授業の到達
目標
ホテルに関して深く研究したい方を対象に、ビジネスとしての経営的特性、ホテル内の具体的な業務内容、役割(機能)に関する専門的な知識を身に付けることができる(知識・理解)。またホテル事例研究から、深層的なホテルビジネスとしてのホスピタリティ・マインドの解明や、他者と協働する力、チームワーク力、リーダーシップ力を身に付けることができる(態度・志向性)。さらにホテル産業に必要な汎用的技能や創造的思考力(情報分析力、課題発見力、コミュニケーション力、チームワーク力、マネジメント力、構想力)を養うことができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日から1週間以内に研究室にて答案を返却する。
(但しアポイントのメール連絡が必要)
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
観光学は実務経験と理論の両輪が必要とされているが、大手の旅行会社勤務中に添乗員旅程管理者および総合旅行業務取扱主任者(日本旅行業協会)を取得後、旅行会社、留学会社、東京都認証NPO法人の経営に従事した。その時に培われた観光実務、経営学、観光マネジメント(サービス・マネジメント、ホスピタリティ・マネジメント)の諸理論を教育現場において活かす。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1「ガイダンス」:授業方針の説明
○ホテル研究のための事例研究方法を理解する
・ホテルビジネスとしてのホスピタリティ
・ホテルに根付く洗練されたサービス
【予習】シラバスを読み、ゼミ内容をあらかじめ把握する(120分)
【復習】授業の全体について確認(120分)
2日本および世界のホテルを説明
○日本のホテルランキング、世界のホテルランキングを理解する
・「GPS」(タブレット使用)によるホテル概観
・事例研究(米国フロリダ州、ディズニー・アニマル・キングダム・ホテル学習)
・課題提出(ディズニー・アニマル・キングダム・ホテル)
【予習】日本のホテルランキング、世界のホテルランキングに関する情報収集(120分)
【復習】ディズニー関連ホテルのサービス・マインド分析(120分)
3ハワイのホテル事情を説明
○ハワイ州ラナイ島のホテル「ロッジ・アット・コエレ」を理解する
・「GPS」(タブレット使用)によるホテル概観
・事例研究(米国ハワイ州ラナイ島「ロッジ・アット・コエレ」)、DVD学習
・課題提出(ロッジ・アット・コエレ)
【予習】ハワイ、ラナイ島のホテルに関する情報収集(120分)
【復習】ロッジ・アット・ホテルのホスピタリティ分析(120分)
4ホテルの管理運営受託方式を説明
○ホテルの「マネジメント・コントラクト」の経営形態を理解する。
・ホテルの経営形態
・「GPS」(タブレット使用)によるホテル概観(宮崎シーガイア・リゾート)
・事例研究(スターウッド・ホテル事例研究=宮崎市シーガイア・リゾート)、DVD学習とパワーポイント
【予習】教科書(ホテルのABC)の確認(120分)
【復習】教科書(ホテルの経営分類)の確認(120分)
5欧米におけるホテルの歴史を説明
○欧米におけるホテルの歴史を理解する。
・世界の主要なホテルチェーン(スターウッド、マリオット、インターコンチネンタル、アコー等)
・「GPS」(タブレット使用)によるホテル概観(佐世保周辺、長崎ハウステンボス)
・事例研究(長崎ハウステンボス、プロジェクション・マッピングという手法)、パワーポイント(動画含む)
【予習】教科書(欧米におけるホテルの歴史)の確認(120分)
【復習】長崎ハウステンボスに関する情報収集およびホスピタリティ分析(120分)
6日本におけるホテルの歴史を説明
○日本のホテルの変遷(変容)を理解する
・日本最古のホテル
・日本のホテルの御三家、新御三家、現在の外資系ホテル
・「GPS」(タブレット使用)によるホテル概観(雲仙周辺、雲仙観光ホテル)
・事例研究(雲仙観光ホテル)、DVD学習
【予習】教科書(日本のホテルの歴史)の確認(120分)
【復習】雲仙観光ホテルに関する情報収集およびホスピタリティ分析(120分)
7ホテルの現状と経営特性を説明
○ホテルの経営特性を理解する。
・客室利用率(客室稼働率)、ベッド利用率(定員稼働率)
・「ユニバーサル・デザイン」の概念
・ホテルの経営特性
・「GPS」(タブレット使用)によるホテル概観(北海道洞爺湖周辺、ウインザーホテル)
・事例研究(洞爺湖ウインザーホテル)、パワーポイント(動画含む)
【予習】教科書(ホテルの現状と経営特性)の確認(120分)
【復習】洞爺湖ウインザーホテルに関する情報収集とホスピタリティ分析(120分)
8ホテルをめぐる近年の動向と課題についての説明
○ホテルをめぐる近年の動向を理解する
・高齢者層、主婦層、OL層の利用増
・外国人宿泊者の増加
・「GPS」(タブレット使用)によるホテル概観(奈良市周辺、奈良ホテル)
・事例研究(奈良ホテル)、DVD学習
【予習】教科書(ホテルをめぐる近年の動向と課題)の確認(120分)
【復習】奈良ホテルに関する情報収集とホスピタリティ分析(120分)
9ホテル実務の基本とホテルとしてのホスピタリティの説明
○ホテルの業務についての「ホスピタリティ」を理解する
・もてなしの基本的な心構え、基本動作、挨拶、言葉づかい、敬語等
・「GPS」(タブレット使用)によるホテル概観(軽井沢周辺、軽井沢「星のや」)
・事例研究(軽井沢「星のや」)、パワーポイント(動画含む)
【予習】教科書(ホテル実務の基本とホスピタリティ)の確認(120分)
【復習】軽井沢「星のや」に関する情報収集とホスピタリティ分析(120分)
10ホテル実務に必要な基礎知識に関する説明
○ホテル実務に必要な基礎知識を理解する
・ホテル客室の種類、料金制度、レストランメニュー、アルコール類、食器類等
・「GPS」(タブレット使用)によるホテル概観(京都嵐山周辺、京都「星のや周辺」)
・事例研究(京都「星のや」)、DVD学習、パワーポイント
【予習】教科書(ホテル実務に必要な基礎知識)の確認(120分)
【復習】京都「星のや」に関する情報収集とホスピタリティ分析(120分)
11ホテルの宿泊部門に関する説明
○宿泊部門の組織や業務を理解する
・星野哲学(主客対等、主客同一)
・ドアマン、ベルマン、コンシェルジュ、フロントオフィス
・「GPS」(タブレット使用)によるホテル概観(名古屋キャッスルホテル、名古屋マリオットホテル)
・事例研究(名古屋キャッスルホテル、名古屋マリオットホテル)、パワーポイント(動画含む)
【予習】教科書(ホテルの宿泊部門の基礎概要)の確認(120分)
【復習】名古屋キャッスルホテル、マリオットホテルの情報収集とホスピタリティ分析(120分)
12帝国ホテルに関する説明
○帝国ホテルに根付く洗練されたサービスやホスピタリティを学ぶ
・帝国ホテルの概要(パワーポイント)
・事例研究(帝国ホテル内で実施されているサービスやホスピタリティ)、パワーポイント
【予習】帝国ホテルに関する情報収集(120分)
【復習】帝国ホテル内で実施されているサービスとホスピタリティ分析(120分)
13リッツ・カールトン・ホテルに関する説明
○リッツ・カールトン・ホテルに根付く洗練されたサービスやホスピタリティを学ぶ
・リッツ・カールトンの概要(パワーポイント)
・クレド(経営理念)
・事例研究(リッツ・カールトン・ホテル内で実施されているサービスやホスピタリティ分析)、パワーポイント
【予習】リッツ・カールトン・ホテルに関する情報収集(120分)
【復習】リッツ・カールトン・ホテル内で実施されているサービスやホスピタリティ分析(120分)
14ホテルのコンシェルジュに関する説明
○東京グランド・ハイアット(コンシェルジュ)のホスピタリティ・マインドを学ぶ
・コンシェルジュ
・ホテルとしての「思いやりの心」(人を気遣う心)
・事例研究(東京ハイアット・ホテル、DVD学習
【予習】東京ハイアット・ホテルのコンシェルジュに関する情報収集(240分)
【復習】東京グランド・ハイアット内のホスピタリティ分析、考察(180分)
15授業のまとめ
○授業の全体を振り返る
・ホテルとしてのサービスとホスピタリティ(もてなしの心)
・ホテルの歴史、ホテルの経営特性(マネジメント・コントラクト)
・コンシェルジュ(人を気遣う心)
・事例研究(星野リゾートの経営方針、経営哲学)、DVD学習
・講義内試験
【予習】試験対策としてこれまでの学習内容の確認(120分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
講義内テスト60%各ホテルの特徴を分析して、各ホテルの「もてなし型サービス」の特徴について論述できる。
小レポート提出20%各授業のキーワードを整理し、理解度を評価する。
授業態度20%授業中の積極的な発言、課題発表における活躍を客観的に評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『ホテル概論(第5版)』JTB総合研究所JTB総合研究所2,500+税05290705
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
研究室番号:3310室(3号館3階)
オフィスアワー:火曜日4限
備考
随時、小レポート提出(課題提出)
授業中の私語および遅刻は厳禁。携帯電話、スマートフォンの使用は禁止。
感染症の影響やゲストスピーカーの都合によって、一部授業内容が変更する場合もある。
画像
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更新日付2022/02/07 07:52:12