開講年度2022
開講学科グローバル英語学科 2013年度以降入学
科目名翻訳法b
担当教員山田 秀子
学期曜日時限秋学期 水曜日 4時限
チームコード04wunm3
科目区分選択
授業形態演習
対象学年3年
単位数2
科目ナンバーV332-142-12
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
V-DP1-1実践的な英語コミュニケーション能力 ◎ V-DP3-1 グローバルキャリアの基礎知識、基本的技能 ◎ V-DP3-2 専門分野に特化した英語力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
日英翻訳に挑戦
授業の概要
Eメール、ビジネスレター、掲示、商品説明、観光案内、ウェブページ、ニュース記事などの日英翻訳に挑戦します。日本語母語話者が英文作成で陥りやすい誤りを具体例から把握し、原文の情報を正確に伝えるために注意すべき点を学びます。さらに、適切な訳語選択や訳出方法、直訳的ではない自然な英語表現についても演習を通じて検討し、英語表現力の向上を目指します。翻訳に欠かせないリサーチの方法についても学びます。多様なジャンルの翻訳を通じて、読み手のために訳す「翻訳の楽しさ」も味わいましょう。学期末には各自が題材を選んで日英翻訳作品を仕上げて提出します。
授業の到達
目標
1. 文法やスペリングにミスがなく、かつ、目的・読者・ジャンルに応じた英語表現を柔軟に使い分けることができる
2. 観光案内や商品説明などの実務翻訳のマーケットで求められる、「無生物主語」を用いた英文が書けるようになる
3. 授業で学んだことをもとに、自分で戦略的に考え、応用課題に生かすことができる
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日に講義連絡にて授業講評を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
翻訳技能の習得に向けて語学的な側面だけでなく、実際の翻訳業務で必要なリサーチ、用語集作成、PCの基本操作などの関連行為についても指導を行う。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1オリエンテーション
予習の仕方と提出について
Eメール:フォーマット、紹介や連絡のメール
【予習】本授業の概要を理解する(20)
【復習】授業で学習した翻訳スキルを見直す(120)
2Eメール:問い合わせや確認のメール【予習】課題1(Eメール)を下訳する(180)
【復習】課題1の訳文を改善して提出する(60)
3ビジネス・レター:フォーマット、日本特有の表現の処理、招待状【予習】ビジネス・レターの練習問題を下訳する(180)
【復習】授業で学習した翻訳スキルを見直す(60)
4ビジネス・レター:注文、交渉、クレームのメール【予習】課題2(ビジネス・レター)を下訳する(180)
【復習】課題2の訳文を改善して提出する(60)
5掲示:簡潔で分かりやすい文、態の転換【予習】バイリンガル表記の掲示の写真を撮る(180)
【復習】授業で学習した翻訳スキルを見直す(60)
6掲示:案内・注意・警告など
インターネット検索の方法と実践
【予習】課題3(掲示)を下訳する(180)
【復習】課題3の訳文を改善して提出する(60)
7商品説明:手順を伝える、取扱説明書【予習】商品説明の練習問題を下訳する(180)
【復習】授業で学習した翻訳スキルを見直す(60)
8商品説明:商品の特徴や構造を伝える、カタログ
無生物主語の文
【予習】課題4(商品説明)を下訳する(180)
【復習】課題4の訳文を改善して提出する(60)
9観光案内:観光地や施設の案内文【予習】観光案内の練習問題を下訳する(180)
【復習】授業で学習した翻訳スキルを見直す(60)
10観光案内:ウェブページ、広告【予習】課題5(観光案内)を下訳する(180)
【復習】課題5の訳文を改善して提出する(60)
11ニュース記事:記事の構成と報道文の特徴【予習】ニュース記事の練習問題を下訳する(180)
【復習】授業で学習した翻訳スキルを見直す(60)
12ニュース記事:国内外のニュース【予習】課題6(ニュース記事)を下訳する(180)
【復習】課題6の訳文を改善して提出する(60)
13視覚資料:タイトルや数字の書き方、短くまとめる【予習】視覚資料の練習問題を下訳する(180)
【自律学習】学期末翻訳作品として訳したい題材を探し、翻訳に取り掛かる(60)
14学期末翻訳課題(指定課題と作品制作)
作品制作では、授業で学んだことを応用して自分で選んだ題材の日英翻訳をする
【自律学習】学期末翻訳課題に取り組む(300)
15学期末翻訳課題(指定課題と作品制作)【自律学習】学期末翻訳課題を完成させ、レポートを書いて提出する(300)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
提出課題(6回)60%日英翻訳評価基準(文法の正確さ、語彙とリサーチ、文体と表現、わかりやすさ、正書法)に従う。
学習した翻訳スキルを応用できているか。
学期末翻訳課題30%日英翻訳評価基準(文法の正確さ、語彙とリサーチ、文体と表現、わかりやすさ、正書法)に従う。
訳文全体にまとまりがあるか。
学習した技法と作品制作を関連付けてレポートを書けるか。
授業参加態度10%ペア・ワークに積極的に取り組んでいるか。
予習・復習を十分に行っているか。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中またはオンラインで資料を配布する』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『プロが教える基礎からの翻訳スキル』田辺・光藤三修社2420978-4384055061
参考URL
質疑応答
授業内で全受講生に対して質疑応答の時間を設けます。また、授業の前後も受け付けます。
授業時間外は Teams のチャットで連絡してください。
備考
1. 課題は特に指定がない限り、Teams の課題で回収します。
2. 翻訳アプリやソフトの使用は禁止です。提出物に翻訳アプリの使用が認められる場合は、評点を0とします。
3. チャイムが鳴り終わる前に着席していない者は遅刻とみなします。遅刻3回で欠席1回とカウントします。
画像
ファイル
日英翻訳評価基準.pdf
更新日付2022/02/09 00:42:58