開講年度2022
開講学科日本文化学科 2013年度以降入学
科目名日本語教育学入門Ⅱ
担当教員野田 大志
秋山 容子
川口 直巳
田辺 淳子
塚本 早織
速水 希樹
福島 芳恵
横山 りえこ
学期曜日時限秋学期 火曜日 2時限
チームコードmf899tp
科目区分必修
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーL111-139-02
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
日本語教育(学)の広くて深い世界を知ろう!:その2
授業の概要
この授業では、「日本語教育学入門Ⅰ」に引き続き、教育現場での実践としての「日本語教育」、そしてそれを探求する学問としての「日本語教育学」、それぞれの多様な在り方を、各回の担当教員が各々の日本語教育経験も踏まえつつ、紹介していきます。また、日本語教育を志す上での基礎的な知識を、幅広く提示していきます。4年間、日本語教師養成課程で学んでいく上での、第一歩としての講義です。
授業の到達
目標
1)日本語教育に携わる上で不可欠であると思われる様々な基礎知識及び用語を身に付ける。
2)日本語教育及び日本語教育学の多様性を知り、それを自分の言葉で説明できるようになる。
3)この講義の終了時に、その時点での理想の日本語教師像を、分かりやすく表現できるようになる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
WebCampusの「講義連絡」機能を用いて行います。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1日本語教育の実践の基盤となっている、様々な(外国語)教授法の変遷や現状について、具体的に概説していく。(野田)指定した教科書(以下、『用語集』と呼ぶ)の中から、授業内容の該当箇所を探し、復習する。(120)

『用語集』の中から、次回の授業内容に関連すると思われる箇所を探し、予習する。(120)
2愛知県は、「日本語指導が必要な児童生徒」が全国で一番多い県となっている。この「日本語指導が必要な児童生徒」には、外国籍ではない児童生徒はもちろん、日本語しか話せない児童生徒、日本生まれの児童生徒も含まれる場合がある。日本語指導とはどのような指導を意味しているのかを理解した上で、どうしてこうした子ども達に日本語指導が必要となってくるのか言語能力の視点から理解を深める。(川口)指定した教科書(以下、『用語集』と呼ぶ)の中から、授業内容の該当箇所を探し、復習する。(120)

『用語集』の中から、次回の授業内容に関連すると思われる箇所を探し、予習する。(120)
3「目的別日本語教育」について概観した後、技術研修生への日本語教育、近年注目されている介護の仕事に携わる非日本語母語話者への介護の日本語教育について詳しく紹介する。学習者、教育機関、授業の特徴や日本語教師に求められる資質や能力などについて説明する。また、授業で同じ学習項目が導入・練習される場合であっても、学習目的が異なると、どのような違いが生じるか、教科書の例文などを使って検証する。(田辺)指定した教科書(以下、『用語集』と呼ぶ)の中から、授業内容の該当箇所を探し、復習する。(120)

『用語集』の中から、次回の授業内容に関連すると思われる箇所を探し、予習する。(120)
4日本で会社員として社会経験を積み、海外で日本語教師としての第一歩を踏み出し、その後経験した国際交流基金EPA看護師・介護福祉士候補者日本語予備教育(インドネシア)、大学予備教育(ベトナム)、日本語学校(ドイツ、シンガポール)での授業内容、授業以外の業務、採用過程などを説明する。また、海外で教えることのメリットや留意点、現地の教育事情、海外に出たからこそ見えたことも紹介する。(秋山)指定した教科書(以下、『用語集』と呼ぶ)の中から、授業内容の該当箇所を探し、復習する。(120)

『用語集』の中から、次回の授業内容に関連すると思われる箇所を探し、予習する。(120)
5阪神淡路大震災を機に生まれた「やさしい日本語」について、その誕生の経緯、特徴などを紹介する。実際に「やさしい日本語」が使われているさまざまなニュースやパンフレットなどを見て、私たちが普段目にする日本語との違いや効果を考察する。また、「やさしい日本語」に変換する練習を行い、「やさしい日本語」を使って日本語学習者とコミュニケーションができることを目指す。(田辺)指定した教科書(以下、『用語集』と呼ぶ)の中から、授業内容の該当箇所を探し、復習する。(120)

『用語集』の中から、次回の授業内容に関連すると思われる箇所を探し、予習する。(120)
6海外の教育機関および日系企業において(ベトナム、ブルガリア、インド)、日本語教師としての活動や業務の紹介、異文化の中で日本語教師の立場や求められる役割、印象に残っている出来事、学習者のその後、日本から持参した物、現地の生活を紹介する。また青年海外協力隊(JICA)に参加した経験談、日本語教師になり感じた事、意識していること、日本語教師の魅力を伝えていきたい。(福島)指定した教科書(以下、『用語集』と呼ぶ)の中から、授業内容の該当箇所を探し、復習する。(120)

『用語集』の中から、次回の授業内容に関連すると思われる箇所を探し、予習する。(120)
7本授業の一環として行われる「学外の日本語学習者との交流」の準備を行う。交流相手の情報(出身国、学習目的、学習歴、現在の日本語レベルなど)を共有する。初対面の学習者と交流する際のマナーや相応しい話題について考える。また、会話に詰まった、言いたいことが通じない、相手の日本語がわからないなどの問題が生じた場合、どうしたらいいか事前に受講者同士で考え、交流に備える。(田辺)指定した教科書(以下、『用語集』と呼ぶ)の中から、授業内容の該当箇所を探し、復習する。(120)

『用語集』の中から、次回の授業内容に関連すると思われる箇所を探し、予習する。(120)
8日本語教育には様々な現場があるが、教育を提供する側として我々がどこに所属するのかにより、日本の著作権法の適用範囲は変わるのだと言ったら、驚くだろうか。そのことを正しく理解するために、「著作者」とは誰で「著作物」とは何を指すのか、何のため誰のために「著作権」は守られるべきなのかといった基本事項をまず押さえる。また、実際の現場で起こりうる場面を元に、どのような考えに基づいて対応すべきか考える。(速水)指定した教科書(以下、『用語集』と呼ぶ)の中から、授業内容の該当箇所を探し、復習する。(120)

『用語集』の中から、次回の授業内容に関連すると思われる箇所を探し、予習する。(120)
9第1回目に引き続き、日本語教育の実践の基盤となっている、様々な(外国語)教授法の変遷や現状について、具体的に概説していく。(野田)指定した教科書(以下、『用語集』と呼ぶ)の中から、授業内容の該当箇所を探し、復習する。(120)

『用語集』の中から、次回の授業内容に関連すると思われる箇所を探し、予習する。(120)
10近年、日本語学習者の多様化が進んでいる。この授業では、学習スタイルに加え、発達障害の様々な特性を知ることを通し、個々に違いがあることこそが「標準」であり、そのような多様な学び方に寄り添うために必要な工夫を知る。また、教育現場において日本語学習者一人ひとりが、その人らしく活躍できる場の構築を目指し、教室環境の調整をどう行うかなど、ユニバーサルデザインの視点から考える。(横山)指定した教科書(以下、『用語集』と呼ぶ)の中から、授業内容の該当箇所を探し、復習する。(120)

『用語集』の中から、次回の授業内容に関連すると思われる箇所を探し、予習する。(120)
11日本語教育に関する大規模試験は数多く存在するが、日本語学習者が受ける試験と、日本語教師(になりたい人を含む)が受ける試験とに二分される。学習者側としては日本語能力試験・日本留学試験・ビジネス日本語能力テスト、教師側としては日本語教育能力検定試験を中心に、試験の概要を説明する。また、実際の試験問題のサンプルを解き検証する。(田辺)指定した教科書(以下、『用語集』と呼ぶ)の中から、授業内容の該当箇所を探し、復習する。(120)

『用語集』の中から、次回の授業内容に関連すると思われる箇所を探し、予習する。(120)
12日本語教育において活用してほしい心理学の知見を紹介する。第一に、日本語学習者と教育者の関係形成におけるステレオタイプや偏見の影響を考える。異文化他者との接触にかかわる認知的な偏りを学ぶことで、友好的な教育環境の形成を目指す。第二に、言語と文化的価値観の関係について概観する。異文化間に価値観の違いが生じる原因を知ることで、他者の文化的背景を尊重した言語コミュニケーションの達成を目指す。(塚本)指定した教科書(以下、『用語集』と呼ぶ)の中から、授業内容の該当箇所を探し、復習する。(120)

『用語集』の中から、次回の授業内容に関連すると思われる箇所を探し、予習する。(120)
13第9回目に引き続き、日本語教育の実践の基盤となっている、様々な(外国語)教授法の変遷や現状について、具体的に概説していく。(野田)指定した教科書(以下、『用語集』と呼ぶ)の中から、授業内容の該当箇所を探し、復習する。(120)

『用語集』の中から、次回の授業内容に関連すると思われる箇所を探し、予習する。(120)
14日本語教育の長い歴史の中で、特に注目すべき人物やエピソードを複数取り上げ、紹介すると共に、現代の日本語教育にどのような影響をもたらしたのか考えていく。(野田)指定した教科書(以下、『用語集』と呼ぶ)の中から、授業内容の該当箇所を探し、復習する。(120)

『用語集』の中から、次回の授業内容に関連すると思われる箇所を探し、予習する。(120)
15第14回に引き続き、日本語教育の長い歴史の中で、特に注目すべき人物やエピソードを複数取り上げ、紹介すると共に、現代の日本語教育にどのような影響をもたらしたのか考えていく。(野田)指定した教科書(以下、『用語集』と呼ぶ)の中から、授業内容の該当箇所を探し、復習する。(120)

『用語集』を活用して、最終レポートの準備を進める。(120)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
レポート60%諸々の指示を守った上で、論述が適切にできているか、という観点から評価します。
授業への参加態度40%授業中の諸々の取り組みを総合的に判断して、評価を行います。(なお、授業内で簡単な小テストを行う場合があります。)
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『改訂版 日本語教育能力検定試験に合格するための用語集』岩田一成ほかアルク
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
各回の担当教員が、授業終了後に教室にて受け付けます。なお、授業時間外の質問に関しては、この科目のコーディネーターである野田が一括して引き受けます。必要な場合には、野田に連絡してください。
備考
1.この科目は、日本語教師養成課程の必修科目です。課程受講を希望する場合は、必ず受講してください。
2.6回以上欠席した場合、失格扱いとなり、単位修得はできません。また、最終レポートを提出しなかった場合も、同様です。
3.授業中は、担当教員や他の受講者と、適切かつ円滑なコミュニケーションを取るよう、努めてください。
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更新日付2022/02/04 14:42:18