開講年度2022
開講学科日本文化学科 2013年度以降入学
科目名日本文化特講2(日本思想研究法)
担当教員進藤 浩司
学期曜日時限秋学期 水曜日 4時限
チームコード5nc6vv2
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーN231-114-53
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
N-DP1-1 文化説明能力の修得 ◎ N-DP1-2 通時的・共時的視点の獲得 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
日本の思想・宗教・文化
授業の概要
 この講義では、主に仏教を中心とした日本の思想や宗教の歴史的展開について学ぶ。講義にあたっては、歴史書や各時代の祖師たちの著述にも目を通し、考察を深めていきたい。
 また、上記にあわせて、日本の思想や宗教が、文学や芸術、あるいは儀礼・習慣に与えた影響についても学ぶ。死者儀礼や、医療のあり方などを中心にいくつかのテーマを設定した。
授業の到達
目標
 日本の思想・宗教や文化について、卒業論文作成に必要な基礎知識を獲得し、またそれを他者に説明できるようになることを目標とする。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
 成績発表日に講義連絡にて授業講評を送信する。
使用言語
日本語。
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1アジアの区分-思想・文化の歴史的展開-
○本授業の概要について説明します。
・東アジアの範囲と日本の地理的・歴史的位置。
【予習】シラバスを読み、本授業の概要を把握する(60)
【復習】授業概要についての確認(60)
2飛鳥時代の思想と仏教
○聖徳太子の仏教思想について説明します。
・世間虚仮・唯仏是真の思想。
【予習】配布資料の「飛鳥時代の思想と仏教」の項目を読む(60)
【復習】講義で説明した「飛鳥時代の思想と仏教」に掲載する資料を確認する(60)
3日本神話の編纂と思想
○『日本書紀』と大陸文化の影響について説明します。
【予習】配布資料の「日本神話の編纂と思想」の項目を読む(60)
【復習】講義で説明した「日本神話の編纂と思想」に掲載する資料を確認する(60)
4奈良時代の思想・仏教1―仏教の繁栄と神身離脱―
○聖武天皇時代の仏教について説明します。
○神と仏教の関係を説明します。
【予習】配布資料の「奈良時代の思想・仏教1(仏教の繁栄と神身離脱)」の項目を読む(60)
【復習】講義で説明した「奈良時代の思想と仏教1(仏教の繁栄と神身離脱)」に掲載する資料を確認する(60)
5奈良時代の思想・仏教2―南都六宗について―
○奈良時代に栄えた六つの学派について説明します。
○国家と仏教の関係を説明します。
【予習】配布資料の「奈良時代の思想・仏教2-南都六宗-」の項目を読む(60)
【復習】講義で説明した「奈良時代の思想と仏教2-南都六宗-」に掲載する資料を確認する(60)
6平安時代の思想・仏教1―最澄の思想―
○天台宗を開いた最澄の思想について説明します。
・一乗思想、・大乗戒壇。
【予習】配布資料の「平安時代の思想・仏教1-最澄の思想-」の項目を読む(60)
【復習】講義で説明した「平安時代の思想と仏教1-最澄の思想-」に掲載する資料を確認する(60)
7平安時代の思想・仏教2―空海の思想―
○真言宗を開いた空海の思想について説明します。
・即身成仏思想、・顕教と密教。
【予習】配布資料の「平安時代の思想・仏教2-空海の思想-」の項目を読む(60)
【復習】講義で説明した「平安海時代の思想と仏教2-空海の思想-」に掲載する資料を確認する(60)
8平安時代の思想と仏教3―貴族の信仰生活・御霊の信仰・末法思想―
○平安時代の貴族達の信仰を説明します。
○貴族達が抱いていた病気や災異に対する恐れについて説明します。
【予習】資料の「平安時代の思想・仏教3-貴族の信仰生活~末法思想-」の項目を読む(60)
【復習】講義で説明した「平安時代の思想と仏教3-貴族の信仰生活~末法思想-」に掲載する資料を確認する(60)
9鎌倉時代の思想・仏教1―法然と親鸞の思想―
○法然と親鸞の思想について説明します。
・専修念仏、・他力の思想。
○旧来の仏教との対立について学びます。
・戒をめぐる解釈の違い
【予習】配布資料の「鎌倉時代の思想・仏教1-法然と親鸞の思想-」の項目を読む(60)
【復習】講義で説明した「鎌倉時代の思想と仏教1-法然と親鸞の思想-」に掲載する資料を確認する(60)
10鎌倉時代の思想・仏教2―栄西と道元の思想―
○栄西と道元の思想について説明します。
・密禅、・修証一等。
○大陸との文化交流について説明します。
【予習】配布資料の「鎌倉時代の思想・仏教2-栄西と道元-」の項目を読む(60)
【復習】講義で説明した「鎌倉時代の思想と仏教2-栄西と道元-」に掲載する資料を確認する(60)
11鎌倉時代の思想・仏教3―戒律の復興―
○叡尊による戒律復興について説明します。
【予習】配布資料の「鎌倉時代の思想・仏教3-戒律の復興-」の項目を読む(60)
【復習】講義で説明した「鎌倉時代の思想と仏教3-戒律の復興-」に掲載する資料を確認する(60)
12看病と臨終1-釈尊の看病とその歴史-
○釈尊時代に僧侶の生活の様子を説明します。
・戒律に記される食べて良いもの・ダメなものの既定
【予習】配布資料の「看病と臨終1-釈尊の看病とその歴史-」の項目を読む(60)
【復習】講義で説明した「看病と臨終1-釈尊の看病とその歴史-」に掲載する資料を確認する(60)
13看病と臨終2-僧による医療-
○仏教的福祉施設(四箇院)について説明します。
○叡尊の弟子・忍性の活動について説明します。
・鎌倉極楽寺の療養施設。
【予習】配布資料の「看病と臨終2-僧による医療-」の項目を読む(60)
【復習】講義で説明した「看病と臨終2-僧による医療-」に掲載する資料を確認する(60)
14看病と臨終3-恵心僧都『往生要集』を例に-
○恵心僧都と仲間達が考えた極楽往生への秘訣について学びます。
・二十五三昧会。
【予習】配布資料の「看病と臨終3-恵心僧都『往生要集』を例に-」の項目を読む(60)
【復習】講義で説明した「看病と臨終3-恵心僧都『往生要集』を例に-」に掲載する資料を確認する(60)
15講義のまとめ
○授業全体を振り返ります。
【予習】試験対策として、これまでの学習内容の確認をする(60)
【復習】これまでの学習内容、および補足事項を復習する(60)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験の結果。80%日本思想史の概要を理解し、思想史の重要用語を適切に用いることができる。
授業参加度。20%受講態度、講義時間内の発言、およびミニレポートの提出状況により評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『資料を配付する。』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『仏教と儒教―日本人の心を形成してきたもの』竹村 牧男/ 高島 元洋放送大学出版
2.『日本仏教史入門─基礎史料で読む』大角 修/山折 哲雄角川学芸出版
3.『仏教医学の研究』大日方大乗風間書房
参考URL
質疑応答
 講義終了後、教室にて受け付ける。メール等、その他の質疑方法について希望があれば、講義の際に相談を受ける。
備考
 私語は厳禁とし、厳正に対処する。
画像
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更新日付2022/01/27 17:09:11