開講年度2022
開講学科歴史学科 2015年度以降入学
科目名古文書学Ⅱ
担当教員中川 すがね
学期曜日時限秋学期 月曜日 4時限
チームコードf0t1idz
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーH231-162-30
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
H-DP1 文献・資料の分析・活用法の修得 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
江戸時代の古文書を実際に読んで、その翻刻と解読、検索の方法を学ぶ
授業の概要
本授業は歴史学科のカリキュラム・ポリシーに定める教育方法の内最も基礎となる文献・資料の分析・活用の修得を主内容とする科目群の一つである。歴史学はさまざまな資料により組み立てられるが、日本史の場合古文書(こもんじょ)といわれる昔の人々が和紙に筆で記したものが中心となる。その一部は史料集などに活字に直されて収録されているが、それはほんの一部である。また活字史料も元の古文書の知識がないと十分に理解できない。本講義では日本史を自力で読み解くのに必要な古文書の知識を習得し、自ら古文書の辞書などを参照して翻刻していくことで解読方法を学ぶ。
授業の到達
目標
1 江戸時代の古文書の特性とその背景について説明できる。
2 江戸時代の古文書のくずし字や変体仮名などを現代日本語との比較のもとで説明できる。
3 江戸時代の古文書の伝来と保存について理解し、自分に何ができるか述べることができる。
4 江戸時代の初歩的な古文書を翻刻し読解できる。
5 古文書収蔵機関を検索してデジタル・アーカイブで古文書を閲覧できる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
毎回行うチームズでの小テストで出席と習熟度を確認するとともに、古文書検索などの作業を行う。
すべての講義において、Teamsのフォームを利用し小テストを行い、フィードバックを即時で行う。また15回めの授業で最終試験を行うが、これも後日Teamsで解答を配布する。
成績について疑問のある学生は申し出れば個別に対応する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1ガイダンス 授業のすすめかたの説明および『増訂近世古書解読字典』の使い方を学ぶ。予習としてテキストである『増訂近世古書解読字典』の内容を確認する(60)。配布された古文書コピーを解読する(60)。
2近世古文書の翻刻方法を理解する。配布された古文書コピーを解読し翻刻する(120分)。
3近世古文書の形式を理解する。配布された古文書コピーを解読し翻刻する(120分)。
4近世の絵本を翻刻する(近世の出版文化を理解し変体仮名を習得する) 予習として、配布された古文書のプリントを『増訂近世古書解読字典』などを使って解読し「翻刻」する(120分)。
5近世の絵本を翻刻する(近世の出版文化を理解し変体仮名を習得する) 前予習として、配布された古文書のプリントを『増訂近世古書解読字典』などを使って解読し「翻刻」する(120分)。
6近世の絵本を翻刻する(近世の出版文化を理解し変体仮名を習得する) 予習として、配布された古文書のプリントを『増訂近世古書解読字典』などを使って解読し「翻刻」する(120分)。
7売買証文などの私的古文書を読む(近世の度量衡や数字や売買などの社会的習慣について学ぶ)予習として、配布された古文書のプリントを『増訂近世古書解読字典』などを使って解読し「翻刻」する(120分)。
8売買証文などの私的古文書を読む(近世の度量衡や数字や売買などの社会的習慣について学ぶ)予習として、配布された古文書のプリントを『増訂近世古書解読字典』などを使って解読し「翻刻」する(120分)。
9売買証文などの私的古文書を読む(近世の度量衡や数字や売買などの社会的習慣について学ぶ)予習として、配布された古文書のプリントを『増訂近世古書解読字典』などを使って解読し「翻刻」する(120分)。
10五人組帳前書を読む(近世の支配を理解し近世独特の異体字や慣用的表現を習得する)予習として、配布された古文書のプリントを『増訂近世古書解読字典』などを使って解読し「翻刻」する(120分)。
11五人組帳前書を読む(近世の支配を理解し近世独特の異体字や慣用的表現を習得する)予習として、配布された古文書のプリントを『増訂近世古書解読字典』などを使って解読し「翻刻」する(120分)。
12五人組帳前書を読む(近世の支配を理解し近世独特の異体字や慣用的表現を習得する)予習として、配布された古文書のプリントを『増訂近世古書解読字典』などを使って解読し「翻刻」する(120分)。
13免定を読む(石高制と年貢収取について学び、数字が読めるようになる)予習として、配布された古文書のプリントを『増訂近世古書解読字典』などを使って解読し「翻刻」する(120分)。
14免定を読む(石高制と年貢収取について学び、数字が読めるようになる)予習として、配布された古文書のプリントを『増訂近世古書解読字典』などを使って解読し「翻刻」する(120分)。
15最終テストの実施これまでの復習を行う(120分)。
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
最終テスト40%古文書の翻刻と読み方を正確に行え、意味を解することができる。
小テスト(チームズ)60%自分で古文書を正確に翻刻できる。パソコンで史料を検索して調べることができる。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『増訂近世古書解読字典』林英夫監修・若尾俊平ほか編柏書房34184760100032教科書として使用するので必ず購入のこと
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業内で指示』
参考URL
1.古文書解読アプリ「みを」
2.りんごネット
質疑応答
授業後、あるいは火曜4限のオフィスアワー等で3号館4階3419研究室において常時対応するが、学生は前日までにTeamsで予約を取って研究室を訪問すること。なお他のゼミなどで課題としている古文書については質問を受け付けない。
備考
『増訂近世古書解読字典』は1回目の授業から使用するので授業開始までに購入して必ず持参すること。授業計画に書いているように授業時間外の予習・復習が必須です。
また大人数授業でもあり、授業の妨げになるような授業と関係のない私語は厳禁とします。
本授業に関する連絡や小テストはTeamsで行うため、必ずチェックすること。
画像
2022_2_222082_1_komon.gifこのような古文書を読みます
ファイル
更新日付2022/01/27 14:01:33