開講年度2022
開講学科歴史学科 2015年度以降入学
科目名日本史特殊講義B-Ⅱ
担当教員岡 佑哉
学期曜日時限秋学期 火曜日 3時限
チームコードn7cflhe
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーH231-162-10
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
H-DP3 現代的問題へのアプローチ ◎ H-DP4 世界史的・多元的な視野と人間力の育成 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
近現代日本の政治と社会運動
授業の概要
本講義は、昭和戦前から戦後までの近現代日本の歴史を学ぶ。重要事項の背景・展開・意義を歴史学の成果に基づきながら解説する。
さらに、政治史に加えて、近年の研究を挙げながら、社会運動、特に国家主義(右翼)運動の歴史も紹介する。当時の国家主義(右翼)運動は、昭和期の「国体」思想の隆盛など、近現代日本の政治史の抱えた問題を象徴する存在といっても過言ではない。
授業の到達
目標
本講義を通じて、
①昭和戦前・戦後期の政治史の流れを説明することができるようになる。
②昭和戦前・戦時期の社会運動の歴史を説明することができるようになる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日に講義連絡にて、定期試験の出題意図について説明する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1ガイダンス―近現代史を学ぶとは―次回以降の準備として、高等学校の教科書などで昭和初期の政党政治の基礎知識を確認(60分)
2「昭和」の始まりと青年君主昭和天皇の登場講義の内容を振り返り、政党政治と昭和天皇の関係についてまとめる(60分)
3昭和初期の神道政策―国家行事としての式年遷宮―講義の内容を振り返り、次回のため高等学校の教科書などで満州事変や右翼テロ事件の基礎知識を確認(90分)
4満洲事変と血盟団、五・一五事件講義の内容を振り返り、要点を説明できるようまとめてみる(60分)
5昭和初期における国家主義(右翼)運動の隆盛―内田良平の「大日本生産党」を例に―講義の内容を振り返り、要点を説明できるようまとめてみる(60分)
6ある右翼学生の「決起」まで①―影山正治のテロ認識から―講義の内容を振り返り、要点を説明できるようまとめてみる(60分)
7ある右翼学生の「決起」まで②―影山正治と神兵隊事件―講義の内容を振り返り、次回のため高等学校の教科書などで天皇機関説事件や二・二六事件の基礎知識を確認(90分)
8天皇機関説事件と二・二六事件講義の内容を振り返り、次回のため高等学校の教科書などで日中戦争の基礎知識を確認(90分)
9日中戦争の勃発と長期化講義の内容を振り返り、次回のため高等学校の教科書などで大政翼賛会の基礎知識を確認(90分)
10近衛新体制の成立と反発―国家主義(右翼)からの攻撃―講義の内容を振り返り、次回のため高等学校の教科書などでアジア・太平洋戦争の基礎知識を確認(90分)
11アジア・太平洋戦争①―開戦から敗戦―講義の内容を振り返り、アジア・太平洋戦争の要点を説明できるようまとめてみる(60分)
12アジア・太平洋戦争②―国家主義者(右翼)は戦争を支えたか―講義の内容を振り返り、次回のため高等学校の教科書などでの占領期の基礎知識を確認(90分)
13占領と象徴天皇制へ講義の内容を振り返り、高等学校の教科書などで戦後自民党政権についての基礎知識を確認(90分)
14戦後政治と天皇講義の内容を振り返り、戦後政治と天皇の関係について要点をまとめる(60分)
15講義のまとめこれまでの講義のプリントを再読する(90分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験80%日本近現代史に関する問いに、講義の内容に基づき論述できる。
平常点20%出席を大前提とし、受講態度や毎回のコメントペーパーの内容(講義を理解できているか、受講者なりに考えて記述されているか)を評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『なし、プリントを配布』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『適宜、講義において紹介する。』
参考URL
質疑応答
講義前後に講師控室で応じる。
毎回、コメントペーパーを書いてもらうので、次の回に応答する。
備考
私語・無断退出・他ごと厳禁。担当者が到着した時点で講義プリントを回収するので遅刻しないこと。
講義は、その前の回の内容をふまえて進むので、欠席はしないように。
画像
ファイル
更新日付2022/01/29 11:46:31