開講年度2022
開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
科目名仏典講読Ⅱ
担当教員引田 弘道
学期曜日時限秋学期 月曜日 3時限
チームコードltpvrxl
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーR331-112-16
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
R-DP3 文献研究やフィールドワークなどの研究方法を修得している。 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
維摩経の原典に触れる
授業の概要
初期の大乗仏典であり、般若経典の流れをくむとされる『維摩経』の思想に触れる。この経典は戯曲的な構成をとり、在家者の立場から大乗の「空思想」を高揚する。主人公の維摩が病気委になり、釈迦は舎利弗、目連、迦葉などの弟子たちや、弥勒菩薩などの菩薩にも見舞いを命じる。彼らは以前やり込められたので、なかなか行こうとしない。最後に文殊菩薩が見舞いに行き、維摩と対等の問答を行い、究極の境地を維摩は沈黙によって示す。秋学期では春学期に続き、「入不二の法門」の章を翻訳を参照しながら読んでいき、用語の解説をも併せて行う。
授業の到達
目標
『維摩経』原典に触れて、実際の経典の構成や内容を知ることができる。翻訳を参照しながらサンスクリット・チベット訳・漢訳の違いを理解することが出来る。特に漢訳経典は自身で読むことが出来るよう、授業の目標としたい。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日に講義連絡を通じて行う
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1オリエンテーション。前期の復習。原典、チベット訳・漢訳について予習:前期の復習 60分
2『維摩経』第9章、「入不二の法門」を読む。予習:テキストの内容を調べる。60分

復習:授業にあ用の整理。 60分
3『維摩経』第1章、「仏国品」を読む。テキストで4頁程度を読む。予習:テキストの内容を調べる。「神通力」、「悪魔」について調べる。 60分
復習:授業内容を整理する。60分
4「相と無相、分別」について考える。予習:「無相」とは何かを調べる。 60分
復習:授業内容を整理する。60分
5「有漏と無漏」について考える。予習:「漏」とは何かを調べる。60分
復習:授業の内容を整理する。60分
6小テストと振り返り予習:小テストに向けて、今までの内容をチェックする。 90分
復習:内容を整理する。60
7「世間と出世間」について考える。予習:「出世」とは何かを調べる。90分
復習:論点を整理する。30分
8「輪廻と涅槃」について考える。予習:「輪廻」について調べる。90分
復習:授業内容の整理。大60分
9「尽と無尽」について考える。予習:「無尽」について調べる。90分
復習:授業内容の整理。30分
10「我と無我」について考える。予習:「無我と非我」について調べる。60分
復習:授業内容の整理。60分
11『「無我と非我、空」について考える。予習:「無我と空」について調べる。60分
復習:授業内容の整理 50分
12小テストと振り返り予習:今までの内容を確認する。 90分
復習:内容の整理。30分
13「明と無明」について考える。予習:「無明」について調べる。90分
復習:内容の整理。30分
14『色即是空」について考える。予習:「色即是空」について調べる。60分
復習:授業内容を整理する。30分
15総括予習:今までの内容をまとめる。80分
復習:授業内容を整理する。60分
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
評価方法
評価方法割合評価基準
授業の取り組み態度30%積極的に発言したかどうか。予習の取り組み度。
小テスト30%数回行う小テストの点数
定期試験40%試験結果
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『テキストは特段設定しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『維摩経ノートIV』高橋尚夫ノンブル社5,000円978-4-86644-014-9
参考URL
質疑応答
授業を質疑応答を中心としたものにする。
備考
テキストを参照した、サンスクリット、チベット訳、漢訳の原典と解説とを事前にデータ化してチームスにアップする。
画像
ファイル
更新日付2022/02/02 16:56:25