開講年度2022
開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
歴史学科 2015年度以降入学
英語英米文化学科 2015年度以降入学
2018年度心身科学部健康科学科
2021年度文学部英語英米文化学科
科目名教育学Ⅱ
担当教員黒澤 ひとみ
学期曜日時限秋学期 月曜日 4時限
チームコード0mg47rd
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーB131-271-02
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
B-DP3-3 課題発見力 ◎ B-DP3-4 論理的思考力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
子どもの育ちを支える教育の制度
授業の概要
教育には、「発達の可能態」として誕生した子どもの能力を発達させる個人的視点と、社会が蓄積してきた知識や価値観、技術の体系を次世代に継承し、社会の持続的発展に寄与する社会的視点がある。本講義では、教育の法制度がこの両者の視点を含みながら組み立てられていることを学ぶ。そして、現代日本社会の教育問題について、法制度と関連させながら問題の所在を考察し、よりよい法制度のあり方を探求していく。
授業の到達
目標
・教育の法制度の基本的原理とその歴史的経過をもとに、現代日本社会の教育問題を考察できる。
・現代日本社会における教育の法制度のしくみを理解し、その特徴を述べることができる。
・子どもの能力発達と社会の持続的発展のために、適切な法制度のあり方を構想することができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
テストについては、テスト後に回答の解説と講評を行う。
授業内クイズ・コメントシートについては、授業中に講評を行う。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1ガイダンス:授業の進め方及び配布資料の説明を行う。予習:シラバスを読み授業の概要を把握する(30分)
復習:資料を見直し、今後の授業に見通しを持つ(30分)
2教育制度を学ぶことの意味。
身近な学校生活を事例にしながら、教育制度の意義と役割を学ぶ。
予習:資料を読み、課題に取り組む(90分)
復習:資料を読み直し、課題の修正を行う(90分)
3子どもの権利(1)。
子どもの権利の歴史を学び、現代社会における子どもの権利を取り巻く状況への認識を深める。
予習:資料から子どもの権利の特徴を考える(90分)
復習:資料を読み直す(45分)
課題:課題をまとめる(45分)
4子どもの権利(2)。
子どもの権利を守る法制度、地方公共団体の施策を学び、子どもの権利を守る制度構想への認識を深める。
予習:資料を読み、調べ学習の結果を見直す(90分)
復習:資料を読み直す(90分)
5教育法のしくみ。
教育に関する法律の体系および制度の基本的な性質を学ぶ。
予習:資料を読み、教育法の特徴を考える(90分)
復習:資料を読み直し、教育法のしくみを説明できるようにする(180分)   
6日本国憲法と教育基本法(1)。
戦前の教育制度をめぐる状況、教育勅語体制の特徴を学ぶ。
予習:資料を読み、教育の法制度の歴史的特質を考える(90分)
復習:資料を読み直し、戦前の教育制度を理解する(150分)
7日本国憲法と教育基本法(2)。
戦後の教育制度をめぐる状況、憲法・教育基本法体制の特徴、新教育基本法の特徴を学ぶ。
予習:資料を読み直し、戦前の教育制度を説明できるようにする(90分)
復習:資料を読み直し、戦後の教育制度の変化を理解する(150分)
8教育の目的と目標。
新教育基本法の目的・目標の特徴を学ぶ。
教育基本法改定の社会的背景を学ぶ。
予習:資料を読み、戦後の教育制度のしくみと目的・目標の関係を考える(120分)
復習:資料を読み直し、教育の目的・目標と社会の関係について調べる(150分)
小テストの準備を行う(60分)
9小テストを行う。
学校の制度。
法制度に定められた「学校」に関する規定、しくみを学ぶ。
予習:小テストの準備を行う(90分)
復習:資料を読み直し、学校制度の特徴を理解する(180分)
10義務教育の制度(1)。
義務教育のしくみ、原則、目的・目標、国・地方公共団体の役割を学ぶ。
予習:学校制度と義務教育の関係を考える(90分)
復習:教科書を読み直し、学校制度と義務教育の特徴を理解する(90分)
課題:レポート課題の資料収集及び内容検討を行う(90分)
11義務教育の制度(2)。
義務教育の現状、学校と義務教育をめぐる諸問題について考察する。
予習:義務教育の現状と諸問題の調べ学習を行う(90分)
復習:義務教育と学校教育をめぐる諸問題について調べ学習を行う(90分)
課題:レポート課題の資料収集及び内容検討を行う(90分)
12教育の機会均等(1)
現代日本における子どもの貧困と教育格差について実態を学ぶ。
予習:資料を読み、子どもの貧困への理解を深める(90分)
復習:、子どもの貧困の背景について考察する(90分)
課題:レポート課題をまとめる(120分)
13教育の機会均等(2)。
就学を保障する制度の意義、しくみを学ぶ。
レポート課題について中間報告する。
予習:資料を読み、就学を保障する制度の必要性を理解する(90分)
復習:就学保障の制度の調べ学習を行う(90分)
小テストの準備をする(120分)
14社会教育の制度。
社会教育の特徴と法制度の理念、しくみを学ぶ。
予習:資料を読み社会教育の現状を調べる(90分)
復習:制度の特徴を理解し現状の調べ学習を行う(90分)
課題:レポート課題の総まとめを行う(60分)
小テストの準備をする(60分)
15小テストを行う。
ゆたかな教育制度を創造するために。
教育制度が持つ特質について考察し、教育制度の今後のあり方について考える。
レポート課題を提出する。
予習:小テストの準備をする(60分)
復習:資料を読み、日本の教育制度の特徴と現状についてまとめる(60分)
課題:レポート課題の振り返りを行う(120分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
授業内の小テスト60教科書及び授業で学んだ知識の習得状況(正答割合…A:80%、B:60%、C:40%)
授業内クイズ・小レポート40授業内容に関する知識の習得状況、設定した課題について、資料・情報の収集及び参照の適切さ、考察の適切さ、自己学習の振り返り、の諸点をもとに評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中もしくはWebCampus、Teamsにて資料を配布します。』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『未来を創る教育制度論(新版)』川口洋誉・中山弘之 他北樹出版2200+税9784779306204
参考URL
質疑応答
授業の前後に、教室あるいは非常勤講師控室で対応します。
Teamsのチャット及びメールで受け付けます。
備考
画像
ファイル
更新日付2022/06/07 17:12:11