開講年度2022
開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
歴史学科 2015年度以降入学
英語英米文化学科 2015年度以降入学
日本文化学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
2021年度文学部グローバル英語学科
2021年度文学部英語英米文化学科
科目名教養セミナーⅡ
担当教員池田 健
学期曜日時限秋学期 水曜日 1時限
チームコードsrldhbp
科目区分選択
授業形態演習
対象学年1年
単位数1
科目ナンバーB132-841-02
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
B-DP3-2 言語表現力 ◎ B-DP3-3 課題発見力 ◎ B-DP3-6 自己表現力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
科学を楽しもう
授業の概要
 近年、人工頭脳、人工衛星、再生医療、遺伝子編集など化学・技術の進歩は目覚ましい。ところが、2011年3月11日の東日本大震災、引き続いて起こった福島第一原子力発電所メルトダウン事故で、現代の科学と技術が万全ではないことが露わになりました。そして、世の中に科学や技術に対する疑問(一部には不信感)が大きくなりました。しかし、疑いの目を向けているだけでは問題は解決せず前へ進むことができません。そこで、そもそも科学とはどのような学問であるかを考えてみようと思います。用いる教科書は1958年に出版されいまだに読み継がれている本です。著者は寺田寅彦の高弟、中谷宇吉郎(北海道大学)です。セミナーでは、毎回当番が教科書の内容をより深めて説明します。発表の内容について皆で考えていきます。
 さらに、「日本語表現法」や配付するプリントを使って、日本語の練習もする予定です。
授業の到達
目標
◎科学的な考え方を身に付けることができる。
◎文章(日本語の主として報告文)を読んで、筆者の主張を正確に説明できる。
◎解りやすい文(文章)とはどのようなものかを心得て、自らのレポート作成に応用できる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
発表に対してはその場で諸注意を与える。
宿題は採点して返却する。その際に、解説を加え、解答を述べる。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1(実験)ブロッコリーからDNAを抽出する【予習】DNAとは何か、高校の教科書を読んで理解する(30)
【復習】自ら手を動かして実験操作をし、実物を目の前にした感想(30)
2第7章 科学と数学⑴【予習】教科書の該当箇所(2回目)を読む(30)
【復習】『日本語表現法』練習問題(30)
ただし、当番が発表の準備をする時間はこの限りではない。下調べを入念にする。以下同様。
3第7章 科学と数学⑵

日本語の練習/日本語表現法など
【予習】教科書の該当箇所(3回目)を読む(30)
【復習】『日本語表現法』練習問題(30)
4第8章 定性的と定量的⑴

日本語の練習/日本語表現法など
【予習】教科書の該当箇所(4回目)を読む(30)
【復習】『日本語表現法』練習問題(30)
5第8章 定性的と定量的⑵

日本語の練習/日本語表現法など
【予習】教科書の該当箇所(5回目)を読む(30)
【復習】『日本語表現法』練習問題(30)
6第9章 実験⑴

日本語の練習/日本語表現法など
【予習】教科書の該当箇所(6回目)を読む(30)
【復習】『日本語表現法』練習問題(30)
7第9章 実験⑵

日本語の練習/日本語表現法など
【予習】教科書の該当箇所(7回目)を読む(30)
【復習】『日本語表現法』練習問題(30)
8第10章 理論⑴

日本語の練習/日本語表現法など
【予習】教科書の該当箇所(8回目)を読む(30)
【復習】『日本語表現法』練習問題(30)
9第10章 理論⑵

日本語の練習/日本語表現法など
【予習】教科書の該当箇所(9回目)を読む(30)
【復習】『日本語表現法』練習問題(30)
10第11章 科学における人間的要素⑴

日本語の練習/日本語表現法など
【予習】教科書の該当箇所(10回目)を読む(30)
【復習】『日本語表現法』練習問題(30)
11第11章 科学における人間的要素⑵

日本語の練習/日本語表現法など
【予習】教科書の該当箇所(11回目)を読む(30)
【復習】『日本語表現法』練習問題(30)
12第12章 結び

日本語の練習/日本語表現法など
【予習】教科書の該当箇所(12回目)を読む(30)
【復習】『日本語表現法』練習問題(30)
13附録 茶碗の曲線

日本語の練習/日本語表現法など
【予習】教科書の該当箇所(13回目)を読む(30)
【復習】『日本語表現法』練習問題(30)
14日本語の練習/日本語表現法など【復習】『日本語表現法』練習問題(30)
15日本語の練習/日本語表現法など【復習】『日本語表現法』練習問題(30)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
発表の評価45%発表内容を理解しているか。
解りやすく話すことができたか、など。
なお、当番での発表は単位取得に必須です。
提出物の評価45%問われていることは理解できたか。
問題は正しく解けたか。
提出物に関する成績は各回の評価を総合して決める。
セミナーへの参加度10%積極的に参加して、発表についての質問、解説に対する疑問や意見を表明したか。
【注意】出席すれば評価される(点が付く)ということはありません。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『科学の方法』中谷宇吉郎岩波書店(岩波新書)800円+ 税4-00-416050-2 C0240
2.『日本語表現法 教養セミナーハンドブック第Ⅱ部』愛知学院大学教養部入学時に配布される。
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『科学とはなにか』佐倉統講談社(ブルーバックス)1,000円+税9784065221426(副題)科学論、いま必要な三つの視点
2.『理科系の作文技術』木下是雄中央公論新社700円+税4-12-100624-0中公新書のロングセラー。物理学者が説く明快な報文の書き方。
3.『レポートの組み立て方』木下是雄筑摩書房780円+税4-480-08121-6「理科系の作文技術」の著者が著した文系読者向け作文技術。
4.『【増補版】大人のための国語ゼミ』野矢茂樹筑摩書房1,800円+税978-4-480-81680-1哲学・論理学者による、生活や仕事に必要な日本語トレーニング。
参考URL
質疑応答
セミナーでの疑問は、その場で解決するようにしましょう。
相談などは研究室(4号館3階 生物学教室内)まで。
オフィスアワー:金曜日 12:00~17:00(時間外でも可能な限り対応します。)
備考
【留意事項】この時間はセミナーです。皆さんの出席がなければ成り立ちません。毎回、必ず出席して下さい。そして、積極的な参加を望みます。

【アドバイザーとして一言】大学は、自ら求めれば得るものは必ずありますが、求めなければ何も得られないところです。在学中に、興味が持てるものを何かひとつ是非見つけて下さい。

大学は学問(勉強)をするところです。皆さんには、常識的な大人の振る舞いを求めます。
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更新日付2022/02/16 16:11:07