開講年度2022
開講学科英語英米文化学科 2015年度以降入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
2021年度文学部グローバル英語学科
2021年度文学部英語英米文化学科
科目名宗教学Ⅱ
担当教員山端 信祐
学期曜日時限秋学期 火曜日 4時限
チームコードuxds66t
科目区分必修
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーB111-113-02
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
B-DP1-1 倫理性と人間性 ◎ B-DP2-1 多様性の理解 ◎ B-DP2-2 協調性 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
禅・仏教と人間
授業の概要
 仏教および禅の知識を深めていく。まず、古代インドの宗教について概観し、仏教誕生の背景を考察する。次に、釈尊の生涯や教え、大乗仏教の思想について学び、仏教がインドから中国、日本へと伝播した経緯について論じていく。中国や日本において、仏教がどのように受け入れられたかについても学習していく。
 禅仏教や道元の思想を学習したうえで、本学の建学の精神である「行学一体」「報恩感謝」について考え、理解を深めてもらいたい。

※宗教学の授業は、「建学の精神」に基づく宗教人間教育の一環として実施される本学独自の必修科目である。
授業の到達
目標
1 禅・仏教の基本的知識を修得し、説明することができる。
2 「建学の精神」を理解し、行動ができるようになる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
・定期試験、全体の講評はTeamsで行う。
・講義で行う毎回の小レポート内で質問や意見などがあげられた場合は、次回の講義の冒頭で説明を行う。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
仏教の僧侶でもある教員が、寺院での実務経験を活かして、仏教の諸事象について講義する。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1【古代インドの宗教風景①】
仏教以前のインドでは、どのような宗教が信仰され、どのような生活が行われていたかを概観する。
【予習】Teamsのファイルから講義レジメを印刷し、内容の確認。教科書54~56頁を一読。(70)
【復習】課題(Teams)、ノートのまとめ。(60)
2【古代インドの宗教風景②】
バラモン教とヴェーダについて学習する。また、六師外道が誕生した背景についても解説を加えていく。
【予習】前回の講義内容の確認。教科書56~57頁を一読。(60)
【復習】課題(Teams)、ノートのまとめ。(60)
3【釈尊の生涯①】
釈尊の生涯についてガンダーラ美術を用いながら学習する。釈尊の生涯前半として、なぜ出家の道を選択したのかについて解説を加えていく。
【予習】Teamsのファイルから講義レジメを印刷し、内容の確認。。(70)
【復習】課題(Teams)、ノートのまとめ。(60)
4【釈尊の生涯②】
釈尊の生涯後半では、釈尊が悟りを得てから入滅まで学習する。釈尊の入滅場面を「涅槃図」を用いて解説を加えていく。
【予習】前回の講義内容の確認。教科書60~61頁を一読。(60)
【復習】課題(Teams)、ノートのまとめ。(60)
5【釈尊の教え①】
・釈尊の教えとして、まず四諦・八正道・中道の各教えの内容について学習する。
【予習】Teamsのファイルから講義レジメを印刷し、内容の確認。教科書62~64頁を一読。(70)
【復習】課題(Teams)、ノートのまとめ。(60)
6【釈尊の教え②】
釈尊の教えの後半として縁起について学習する。さらに、三法印(四法印)についても解説していく。
【予習】前回の講義内容の確認。教科書63~65頁を一読。(60)
【復習】課題(Teams)、ノートのまとめ。(60)
7【仏教教団の発展と分裂】
釈尊入滅後、仏教教団が分裂する経緯を当時の社会情勢を踏まえ説明していく。分裂によって誕生した部派仏教の思想について学習する。
【予習】Teamsのファイルから講義レジメを印刷し、内容の確認。教科書66~69頁を一読。(70)
【復習】課題(Teams)、ノートのまとめ。(60)
8【大乗仏教の思想①】
大乗仏教と部派仏教を比較し、その特徴について説明していく。さらに大乗仏教の実践方法について学習していく。
【予習】Teamsのファイルから講義レジメを印刷し、内容の確認。教科書70~72頁を一読。(70)
【復習】課題(Teams)、ノートのまとめ。(60)
9【大乗仏教の思想②】
大乗仏教の思想として、「空の思想」「唯識思想」「如来蔵思想」について学習する。
【予習】前回の講義,内容の確認。教科書72~73頁を一読。(60)
【復習】課題(Teams)、ノートのまとめ。(60)
10【仏教の展開と伝播】
・仏教がどのように展開し、伝播したかについて体系的にみていく。
【予習】Teamsのファイルから講義レジメを印刷し、内容の確認。教科書74~77頁を一読。(70)
【復習】課題(Teams)、ノートのまとめ。(60)
11【中国仏教①】
中国に仏教が伝来し、それを理解しようとして用いた手段について学習する。また経典の翻訳の時代区分も併せて説明していく。
【予習】Teamsのファイルから講義レジメを印刷し、内容の確認。教科書78~81頁を一読。(70)
【復習】課題(Teams)、ノートのまとめ。(60)
12【中国仏教②】
教相判釈について、五時八教を例に挙げて学習する。さらに、禅宗がどのように発展したかについて概観していく。
【予習】前回の内容の確認。教科書82~85頁を一読。(60)
【復習】課題(Teams)、ノートのまとめ。(60)
13【日本仏教①】
仏教伝来から平安仏教まで概観していく。各時代における仏教の特徴の説明を加えていく。また行基や最澄、空海らの業績を挙げつつ、当時の社会情勢を踏まえ学習する。
【予習】Teamsのファイルから講義レジメを印刷し,
内容の確認。教科書90~96頁を一読。(40)
【復習】課題(Teams)、ノートのまとめ。(60)
14【日本仏教②】
鎌倉新仏教から徳川時代まで概観していく。鎌倉新仏教の特徴や室町時代に開花した文化、徳川政権下で仏教がどのように統制されていったかについて学習する。
【予習】前回の講義内容の確認。教科書96~101頁を一読。(60)
【復習】課題(Teams)、ノートのまとめ。(60)
15【禅について・まとめ】
禅について学習する。道元の思想にも触れつつ、本学の「建学の精神」について説明し、それについて考えてもらう。
【予習】Teamsのファイルから講義レジメを印刷し,内容の確認。教科書108~111頁を一読。(70)
【復習】課題(Teams)、ノートのまとめ。総復習(180)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験80論述試験で以下の内容の理解度を図る。
1:各単元で出てきた単語が説明できる。
2:釈尊の教えが説明できる。
3:大乗仏教について説明できる。
4:中国仏教・日本仏教について説明できる。
5:「本学の「建学の精神」について
平常点20Teamsの課題と小レポートで判断する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『宗教と人間―真の生き方を求めて―〔第二版〕』愛知学院大学宗教研究会編大東出版社12009784500007028
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.適宜紹介する
参考URL
質疑応答
・質問については講義開始前後の時間帯で受け付ける。また講義中でも、講義内容に関連する質問であれば随時受け付ける。
・講義時間帯以外では次の方法で質疑を受け付ける。
①講師控室(2号館2階)
②メール(shinyu@dpc.agu.ac.jp
③Teamのチャット
備考
・授業中の入退出、私語、飲食、通信機器の使用などは厳禁とする。
・欠席をする場合は、欠席届(公欠届等)を提出することが望ましい。
・レジメなどの詳細については初回講義で説明する。
画像
ファイル
更新日付2022/02/13 22:27:56