開講年度2022
開講学科2021年度歯学部歯学科
2020年度歯学部歯学科
科目名社会学Ⅰ
担当教員今井 隆太
学期曜日時限春学期 火曜日 1時限
チームコード
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバー
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス楠元キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
現代社会を理解するための学問、社会学の概要を知る。
授業の概要
社会学はわれわれの居住する空間に、人間を主体とする社会という場を設定して、それを構造的な生成物とみなすところから出発する。社会を理解するには様々なレベルの社会集団ごとに、個体と集団の関係を問うことから始める。また集団の相互の関係を、ずれやゆがみから考察する。個人の経験する痛みや思惑違いも材料となる。学びはここから出発する。が、教室に来る以前に社会というものに未経験のひとはいない。一冊のテキストを輪読形式(レジュメ作成&プレゼン)で進める。テキストは最初の授業で指示する。
授業の到達
目標
「社会学って、どんなことをするんですか」と聞かれて、いちおうそれらしき答えを用意できること。そういう経験はときどきあるものだ。しばらく話すうち、「大学で勉強したんですね」と言われれば大したものだ。「では、これについては、どう考えたらいいんでしょう」と、具体的な事例について意見を聴かれるかも知れない。そうしたら、そこからが冒険だ。知的冒険。頭の中味を総動員するもよし。だがそこで、相手の言い分をじっくり聴けるようになれば、それはそれで学んだ甲斐があったと言えるだろう。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
平常点による。毎回実施する小テスト、リアクション・ペーパーに講義内容に即した課題への答案を求めることもある。毎回の講義の積み重ね。フィードバックについては、成績発表時にWebCampusから講評を送信する。
使用言語
日本語のみを用いる
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1社会の謎と正体を探る その1
 講義全体の概要と進め方を説明します。社会学とはなにをする学問なのか、社会学を学ぶとなにが分かるようになるのか。内容はテキストに沿って進めていきます。
新聞を読むことが社会学の予習であり復習ですが、原題ではなかなか紙の新聞を手にしない人も多いでしょう。とりあえずネットの情報で見出しだけでも見ている方が良いです。(40)
2社会の謎と正体を探る その2
 「社会」とは何だろう、そういう疑問の持ち方について話します。わたし達がどうして社会で生きて行けるのか、立ち止まって考える、そういう時間をもちます。
なにか調べるとき、とりあえずGoogleでというのも排除しないが、書籍の形態をとった文字情報も重視しよう。ネットというのは誰かが入力した情報しか載っていません。(40)
3社会学の流儀
 テキストに沿って進めますが、それだけで充分とは言えません。時に補足説明を加えます。テキストにない項目について新たにプリントを配布して講義することもあります。
時間外学習としては、テキスト読んできてください。予定した箇所について、簡単なテストを実施し、講義を始めます。講義内容はテキストの理解を土台に、現代社会に対する認識を新たにすることを目指します。(40)
4社会を知るには集団を見よ 
 社会学的な認識の基本になる、社会類型学について学びます。人間の理解は幾つかのパターンを覚え、現実をそれらの型に填めてみて、そこから出発するのです。
テキストの担当箇所でいいが、自分にとってピンとくる箇所があったら、印を付けておく。日常接するニュースなどと、そういった関心とが結びついて理解できるようになるのが社会学を学ぶ意義だろう。(40)
5家族の作りかた
 家族は人間社会の基本であるが、現代はその形が大きく変化している。ひとり暮らしの世帯数の増加によって起きている問題、これも家族社会学のテーマのひとつである。
大型書店で社会学のコーナーに行ってみよう。大学の社会学とは随分違う感じの本が列べてある。このずれは何だろう、というふうに考え始めてみるのも面白い。寄り道して事後学習になる、また愉しからずや。(40)
6性愛と親密な関係
 性愛は関係に関わるとともに、自己アイデンティティの問題でもある。組織においても避けて通れない。さまざまな問題が噴出している。
講義内容を解きほぐし、自分のどこかに引っかかる点を見つけておくことがだ大事。復習というが、友人にでも家族にでも、誰かに向かって話すと理解が深まる。(40)
7都市と地域社会 
 地域社会との連携は、皆さんの学ぶ医療にとっても重要なテーマだろう。関連する書籍を読んでみるのもよい。学年があがって専門科目が多くなる前に、知的体力を付けておくにも役立つ。
講義や日々おもっていることを誰かに話すのは大切だ。友人とはそういったことを話せる相手だ。そこには色んな意見がある。自分と意見の異なる友人にも、それなりに接する機会を失わないでいることが良い。(40)
8変容する都市空間
 都市社会学は社会学の発生以来、重要な分野でありつづけてきた。ここでは社会学史的な知見に、現代の新たな問題を織り込んで話す予定。
フランスの詩人ユーゴー、作家のゾラなどは随分まめに日々の社会的な出来事を記録していた。社会学を履修する間だけでも、日記をつけてみてはどうだろう。毎日1時間、社会的な出来事を中心に日記をつけてみる。
9人が働く/人を働かせる方法
 労働の問題は医療分野で、今最も熱い問題かも知れない。コロナ禍における労働とは、という視点もあるだろう。
事前学習と事後学習については、ここに細切れに書き切れないので、あとは今までの項目のコピーを貼り付けておきます。(40)
10日本人の働き方 
 日本が先進国だったのは前世紀の末まで、いつの間にか、欧米にもアジアにも追い越されてしまっていた。その大きな原因が、働き方にある。日本人の働き方が素晴らしいといわれたのはなぜか、ということから始めます。
新聞を読むことが社会学の予習であり復習です。とりあえずネットの情報で見出しだけでも見ている方が良いです。難解な用語を、『広辞苑』のような一般的な辞書で調べるなら、言うことはないですが。(40)
11集団とネットワーク
 集団という概念とネットワークとでは違うのでしょうか。形のあるものと無いもの、という風にも捉えられます。いやしかし、わたし達はネットワークで広く世界と繋がっているのです。
Googleでというのも排除しないが、書籍の形態をとった文字情報も重視しよう。ネットというのは誰かが入力した情報しか載っていません。それでも現代は情報の範囲が広く大きくなってきました。(40)
12神話世界としての消費空間
宗教と社会
テキスト読んできてください。予定した箇所について、簡単なテストを実施し、講義を始めます。講義内容はテキストの理解を土台にしています。(40)
13政治という非日常
グローバル化する世界と日本
時間外学習としては、テキスト読んできてください。予定した箇所について、簡単なテストを実施し、講義を始めます。講義内容はテキストの理解を土台にして進めます。(40)
14社会の発展法則を解明せよ!
危機の時代にこそ社会学を!
簡単なテストを実施し、講義を始めます。講義内容はテキストの理解を土台に、さらに進んだ理解を助け、現代社会に対する認識を新たにすることを目指します。(40)
15社会の秩序はこうしてできている
現代社会学への道
簡単なテストを実施し、講義を始めます。講義内容はテキストの理解を土台に、さらに進んだ理解を助け、現代社会に対する認識を新たにすることを目指します。(120)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
小テスト30%毎回小テスト、これは事前学習の状況をチェックする。
リアクション・ペーパー70%講義内容に関連した課題についてどう考えるか、答案を求める。これに対しては教室で講評し評価する。
テキスト
参考書
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参考資料
参考URL
質疑応答
適宜教室で受け付ける。
備考
画像
ファイル
更新日付2022/02/20 11:51:23