開講年度2022
開講学科2018年度経営学研究科経営学専攻博士前期課程
科目名経営統計研究 講義
担当教員千葉 賢
学期曜日時限通年 金曜日 1時限
チームコード
科目区分
授業形態
対象学年1年
単位数4
科目ナンバー
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
統計的思考とデータ解析法
授業の概要
高度に情報化された現代社会では、確かな統計データと分析にもとづいて持続可能社会の発展に寄与する科学者や技術者、テレビや新聞・雑誌・インターネットなどで発表されている表やグラフを読み取り、論理的な議論ができる社会人(データサイエンティスト)が必要とされている。本科目では、数値データから重要な情報を適切に取り出すための科学的手法である統計学について学習する。具体的には、データの視覚的表示・基本統計量の計算・各種統計解析法の習得を通じて、適切なデータの要約方法と解釈の仕方について学習する。講義は原則として下記スケジュールにしたがって実施されるが、受講者の理解を考慮して進度や講義内容は適宜調整する。
授業の到達
目標
(1) 統計学の基本的な考え方を理解できる
(2) 効率的に公的統計データを入手できる
(3) データを収集、整理、要約できる
(4) データを客観的かつ適切に解釈できる
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
Microsoft Teamsを用いて小テスト・レポートの回収、返却を行う。また、授業内でも問題の解答、解説を実施する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画(春)
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1経営統計の目的と特徴:観察データを用いた分析、モデルの推定、経営データの特徴「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
2データの整理:データの中心と散らばり、ヒストグラム、データ同士の関連性、散布図「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
3確率変数とその分布(1):確率関数と分布関数、一次元離散確率変数(一様分布、二項分布)「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
4確率変数とその分布(2):一次元連続確率変数(正規分布、カイ二乗分布)「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
5確率変数とその分布(3):一次元連続確率変数(t分布、F分布)「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
6確率変数とその分布(4):二次元離散・連続確率変数(同時分布、周辺分布、条件付分布)「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
7点推定:母集団と標本、推定における性質(不偏性、一致性、効率性)、大数の法則と確率収束、中心極限定理「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
8区間推定:母集団平均・分散の区間推定「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
9仮説検定:検定統計量と帰無仮説・対立仮説、有意水準と検出力、棄却域とp値「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
10線形回帰モデルの推定:最小二乗法、回帰の特殊例(説明変数がない場合、定数項がない場合、説明変数がダミー変数の場合)、決定係数「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
11最小二乗推定量の漸近的性質:不偏性と一致性、漸近正規性、漸近分散の推定「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
12回帰係数の区間推定と仮説検定「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
13重回帰モデルの推定と検定(1):欠落変数のバイアス、内生と外生、自由度調整済み決定係数「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
14重回帰モデルの推定と検定(2):最小二乗推定量の理論、多重共線性、非線形モデル(交互作用モデル、多項式モデル)「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
15重回帰モデルの推定と検定(3):複数の制約からなる仮説の検定、変数選択「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
試験実施方法(春)
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法(春)
評価方法割合評価基準
小テスト(15回)70%統計学の基本的な考え方を十分に理解し、データを適切に収集・整理・要約できる。
平常点30%授業内で作成した電子ファイルの習熟度合
授業計画(秋)
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1パネルデータ分析(1):パネルデータの特徴と分析上の利点,固定効果モデル,固定効果推定量「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
2パネルデータ分析(2):時間効果,個別トレンドの導入「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
3パネルデータ分析(3):パネルデータ分析における決定係数,一階差分変換「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
4操作変数法(1):欠落変数バイアスと操作変数,二段階最小二乗法「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
5操作変数法(2):操作変数が適切であるかどうかの判定,欠落変数問題以外の操作変数の使い道,操作変数の見つけ方「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
6政策評価モデル(1):問題の設定,無作為参加割当,属性変数を制御することによる評価,マッチング推定法「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
7政策評価モデル(2):線形回帰モデルによる属性変数の制御,ランダム化推奨デザインによる評価「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
8政策評価モデル(3):自然実験を用いた内生性の回避,回帰非連続デザイン「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
9系列相関と時系列モデル(1):時系列データとその変換,系列相関の検定「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
10系列相関と時系列モデル(2):系列相関がある場合の回帰係数の検定,自己回帰モデル「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
11系列相関と時系列モデル(3):分布ラグモデル,分散変動の時系列モデル「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
12トレンドと構造変化(1):線形トレンドとトレンド・サイクル分解「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
13トレンドと構造変化(2):確率トレンドとトレンド・サイクル分解,構造変化の検定「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
14ベクトル自己回帰モデル(1):一変量自己回帰モデルから多変量自己回帰モデルへ,因果性の検定「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
15ベクトル自己回帰モデル(2):見せかけの回帰「予習」:Microsoft Teamsで事前に配布された資料を熟読する(30)
「復習」:小テストに取り組む(30)
試験実施方法(秋)
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法(秋)
評価方法割合評価基準
小テスト(15回)70%統計学の基本的な考え方を十分に理解し、データを適切に収集・整理・要約できる。
平常点30%授業内で作成した電子ファイルの習熟度合
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『計量経済学 (New Liberal Arts Selection)』西山慶彦 他有斐閣4400978-4641053854
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
講義内容で疑問がある場合は、講義終了後に遠慮なく質問してください。オフィスアワー(金曜6限、千葉研究室(2812))も積極的に活用してください。研究室に訪問するのが難しい場合は、E-mail (m-chiba@dpc.agu.ac.jp)かTEL(090-4712-0333)、Microsoft Teamsのチャット機能などを用いて連絡していただいても結構です。
備考
授業中の私語、携帯電話操作は厳禁とします。
画像
ファイル
更新日付2022/02/10 22:52:08