開講年度2022
開講学科2018年度経営学研究科経営学専攻博士前期課程
科目名会計・監査研究(Ⅱ)(会計制度論) 講義 (夜間・土曜日)
担当教員平賀 正剛
学期曜日時限通年 月曜日 6時限 2405(名城)
チームコード
科目区分
授業形態
対象学年1年
単位数4
科目ナンバー
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
会計制度をダイナミックに捉える
授業の概要
・会計、とくに財務会計の「制度」とは何かについて理解を深める。
・現行の会計制度の概要を理解する。
具体的には以下のようなことを学ぶ。
【春学期】
 伝統的な国際会計の議論に関する講義を通じ、会計制度の国際的な相違・多様性の存在とその収斂(IFRSw通じた会計の均質化)について理解する。

【秋学期】
 会計制度に関する今日的な問題を考えていく。具体的には、各国で作成の試みられた概念フレームワークの内容の検討を通じ、IFRSを通じた会計基準の国際的収斂の本質を理解する。
授業の到達
目標
グローバル社会の中で会計制度がどのように動いているか、ダイナミックに捉えることのできる見識を身に付ける。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
ウェブキャンパスを通じてフィードバックを行う。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1「イントロダクション:国際会計論」:1,960年代に「国際会計」に関する研究がスタートした背景を学ぶ。【予習】テキストの該当する部分を読んでおく(120分)。
【復習】講義した内容のノートを整理ししておく(120分)。
2「会計制度の国際的多様性と環境要因1」:会計制度の多様性を生む環境要因としての政治・経済システム(自由主義とその度合い)を学ぶ。【予習】テキストの該当する部分を読んでおく(120分)。
【復習】講義した内容のノートを整理ししておく(120分)。
3「会計制度の国際的多様性と環境要因2」:会計制度の多様性を生む環境要因としての法システム(成文法と慣習法)を学ぶ【予習】テキストの該当する部分を読んでおく(120分)。
【復習】講義した内容のノートを整理ししておく(120分)。
4「会計制度の国際的多様性と環境要因3」:会計制度の多様性を生む環境要因としての企業の資金調達方法(≒各国証券市場の規模)について学ぶ。【予習】テキストの該当する部分を読んでおく(120分)。
【復習】講義した内容のノートを整理ししておく(120分)。
5「会計制度の国際的多様性と環境要因4」:会計制度の多様性を生む環境要因としての課税システム(会計と税務の関係)について学ぶ【予習】テキストの該当する部分を読んでおく(120分)。
【復習】講義した内容のノートを整理ししておく(120分)。
6「受講生による講義内容の発表1」:受講生各自が春学期1~6回の講義内容を要約し、発表する(一人につき発表30分、質疑応答15分)。発表を通じ各自の理解度を測る。【予習】パワーポイントによる発表資料の作成(180分)。
【復習】教員からの指摘をもとにした発表資料の修正(60分)。
7「受講生による講義内容の発表2」:受講生各自が春学期1~6回の講義内容を要約し、発表する(一人につき発表30分、質疑応答15分)。発表を通じ各自の理解度を測る。【予習】パワーポイントによる発表資料の作成(180分)。
【復習】教員からの指摘をもとにした発表資料の修正(60分)。
8「会計基準の国際的統一―その端緒」:会計基準の国際的相違が問題視され、国際的統一に向けて動き始めた1960年代の状況について学ぶ。【予習】テキストの該当する部分を読んでおく(120分)。
【復習】講義した内容のノートを整理ししておく(120分)。
9「会計基準の国際的統一―IASCの誕生」:会計基準の「国際的調和化」をめざそて国際会計基準委員会(IASC)が結成された経緯について学ぶ。【予習】テキストの該当する部分を読んでおく(120分)。
【復習】講義した内容のノートを整理ししておく(120分)。
10「会計基準の国際的統一―国際基準としてのIAS・IFRS」:IOSCOやEUなどの支持を背景にIASが国際基準として認識されるようになった経緯を学ぶ。【予習】テキストの該当する部分を読んでおく(120分)。
【復習】講義した内容のノートを整理ししておく(120分)。
11「会計基準の国際的統一―IASBの誕生」:2001年にIASCがIASBとして組織改革を行ったことによる各国への影響について学ぶ。【予習】テキストの該当する部分を読んでおく(120分)。
【復習】講義した内容のノートを整理ししておく(120分)。
12「会計基準の国際的統一―進むIFRSのアドプションと強制適用」:EUや各国でIFRSがアドプションされ、あるいは強制適用された経緯を学ぶ。【予習】テキストの該当する部分を読んでおく(120分)。
【復習】講義した内容のノートを整理ししておく(120分)。
13「会計基準の国際的統一―会計グローバリズム」:IASBによる国際基準としてのIFRS設定の背景にあるイデオロギーを学ぶ。【予習】テキストの該当する部分を読んでおく(120分)。
【復習】講義した内容のノートを整理ししておく(120分)。
14「受講生による講義内容の発表2」:受講生各自が春学期8~13回の講義内容を要約し、発表する(一人につき発表30分、質疑応答15分)。発表を通じ各自の理解度を測る。【予習】パワーポイントによる発表資料の作成(180分)。
【復習】教員からの指摘をもとにした発表資料の修正(60分)。
15「受講生による講義内容の発表2」:受講生各自が春学期8~13回の講義内容を要約し、発表する(一人につき発表30分、質疑応答15分)。発表を通じ各自の理解度を測る。【予習】パワーポイントによる発表資料の作成(180分)。
【復習】教員からの指摘をもとにした発表資料の修正(60分)。
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
平常点50%出席状況、受講態度、講義における質疑応答の内容をもとに評価する。
発表の充実度50%各論点の講義が終了する都度行う発表の内容、プレゼンテーションの水準をもとに評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『国際会計論』森川八州男白桃書房2,600円+税784561352082
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『現代会計の基礎と展開』橋本尚同文舘出版5,800円+税9784495209810
2.『会計研究の挑戦』河﨑照行中央経済社6,300円+税9784502357411
参考URL
1.国際会計基準審議会国際会計基準審議会の公式ウェブサイト
質疑応答
講義の開始前・終了後、またはオフィスアワーに質問に応じる。
備考
担当者自身のこれまでの研究成果を受講生にストレートにぶつけ、議論を行っていく。
画像
ファイル
更新日付2022/01/27 18:09:55