開講年度2022
開講学科法学研究科法律学専攻博士前期課程-2005
科目名特殊講義(Ⅲ)(国際租税法) 講義(夜間)
担当教員中嶋 美樹子
学期曜日時限通年 火曜日 6時限
チームコード
科目区分
授業形態
対象学年1年
単位数4
科目ナンバー
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
国際租税法の基礎的な知識の習得
授業の概要
グローバル化の進展とともに、多国籍企業のクロスボーダー取引はますます盛んになっている。このような中、税の専門家においては、国内税法の知識のみならず国際租税法の知識が求められるようになっている。本授業では、企業が国境を跨いで活動を行う際に直面する国際租税法の問題について知り、国際税務に対応するための基礎的な知識を習得することを目的とする。
授業の到達
目標
・国境を跨ぐ企業活動における国際租税法の問題を体系的に説明することができる                                  ・具体的な事例についてどのような課税関係が生じ得るか、法令等に基づき論理的に説明することができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日にWebCampusを通じて授業の総括を行う
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画(春)
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1ガイダンス                                                  授業の進め方を決定授業前に、シラバスを熟読する(120)。授業後、渡された資料を読み、今後の授業内容を把握する(120) 
2国際租税法を取り巻く環境授業前に、テキスト第1章を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
3国内租税法と租税条約の関係授業前に、テキスト第2章を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
4納税義務者授業前に、テキスト第3章を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
5企業の利得に対する課税授業前に、テキスト第4章(72頁AOAまで)を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
6恒久的施設授業前に、テキスト第4章(72頁AOAから)を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
7非居住者・外国法人に対する課税(1)授業前に、テキスト第5章(110頁まで)を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
8非居住者・外国法人に対する課税(2)授業前に、テキスト第5章(111頁から)を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
9国際租税法における課税の仕組み(前半の総括)授業前に、これまでのレジュメを見返し、質問等を考える(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
10国内源泉所得(1);PE帰属所得授業前に、テキスト第6章を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
11国内源泉所得(2);人的役務の提供による所得授業前に、テキスト第7章を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
12国内源泉所得(3);投資性所得①授業前に、テキスト第8章(180頁まで)を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
13国内源泉所得(4);投資性所得②授業前に、テキスト第8章(181頁から)を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
14国内源泉所得(5);使用料授業前に、テキスト第9章を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
15国内源泉所得(6);不動産等の貸付け・譲渡収益授業前に、テキスト第10章を読む(120)。秋学期の報告に向けて準備する(120)
試験実施方法(春)
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法(春)
評価方法割合評価基準
授業内理解度の確認50・授業内で論点について正確に把握した上で、適切な質疑応答ができる       ・授業への積極的な参加が認められる
報告内容とレジュメ50・報告の準備状況と報告内容
授業計画(秋)
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1国内源泉所得(後半の総括)授業前に、これまでのレジュメを見返し、質問等を考える(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
2二重課税・二重非課税の排除授業前に、テキスト第11章を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
3租税条約の構造授業前に、テキスト第12章を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
4移転価格税制(1);移転価格の意義授業前に、テキスト第13章を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
5移転価格税制(2);独立企業間価格の算定授業前に、テキスト第14章を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
6移転価格税制(3);調査・執行授業前に、テキスト第15章を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
7過小資本税制・過大支払利子税制授業前に、テキスト第16章を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
8タックス・ヘイブン税制(1);導入経緯と法的構造授業前に、テキスト第17章(367頁まで)を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
9タックス・ヘイブン税制(2);平成29年度税制改正授業前に、テキスト第17章(367頁から)を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
10出国課税授業前に、テキスト第18章を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
11国際租税手続授業前に、テキスト第19章を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
12国際相続税法授業前に、テキスト第20章(436頁まで)を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
13国際消費税法授業前に、テキスト第20章(437頁から)を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
14地方税と国際租税法授業前に、テキスト第21章を読む(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
15総評授業前に、これまでのレジュメを見返し、質問等を考える(120)。授業後に、レジュメを見返し、内容を説明できるようにする(120)
試験実施方法(秋)
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法(秋)
評価方法割合評価基準
授業内理解度の確認50・授業内で論点について正確に把握した上で、適切な質疑応答ができる       ・授業への積極的な参加が認められる
報告内容とレジュメ50・報告の準備状況と報告内容
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『改訂版 入門国際租税法』村井正編著清文社3,300円2147483647
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.授業内に適宜指示する
参考URL
質疑応答
オフィスアワーにて行う
備考
授業の進め方は第1回目の授業で受講生と相談の上決定する。受講者数が多い場合は報告及び討論の形で進めるが、少ない場合には報告及び討論と講師による解説を織り交ぜながら進めていく。
画像
ファイル
更新日付2022/03/16 01:02:53