開講年度2022
開講学科2017年度経済学研究科経済学専攻修士課程
科目名簿記論Ⅰ 講義
担当教員二村 友佳子
学期曜日時限春学期 月曜日 6時限
チームコード
科目区分
授業形態
対象学年1年
単位数2
科目ナンバー
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
財務諸表作成における知識の習得
授業の概要
企業は、グローバルに活躍する時代である。必要な戦略も、多岐に渡る。
将来税理士・公認会計士等資格を目指す者にとって、企業へのアドバイスは的を得た内容であることが要求される。その際、財務諸表に基づいたアドバイスであることは当然のことである。
そこで、財務諸表作成のため、企業会計の知識を習得することが必須となる。
企業会計の基礎知識を習得するため、各項目における論点を整理し、基礎力はもちろん、実務における処理についても、 学習していく。日本基準、米国基準、IFRSの考え方もみていく。
企業会計は、IFRSに収斂していくために、会計基準が改められつつある。今まで、どのような改訂があり、これからどのようになっていくかを考えていきたい。
授業の到達
目標
税理士・公認会計士等として、単に決算書を作成し、税務申告書を作成するだけではなく、来期、あるいは将来どのような企業展開をしていくかを、共に考えアドバイスしてくことが重要となる。
そのためには、決算書がどのように作成されているかを習得することは必須となる。
そして、財務分析を通して、どのようなアドバイスをしていったらいいかを考察する力が必要である。
企業にとって、的確なアドバイスができる有資格者となるべく、基礎力、実務における処理の習得を目指していきたい。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
毎週、テーマごとに担当を決め、とりまとめ発表報告をしてもらう。
発表を通して、講義における論点を整理し、簿記の基礎知識を習得していく。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
監査法人に在籍した経験、現在も監査を実施する実務についており、どのようなことが問題となるかを整理し、確認していくことにする。
また、コンサルタントも引き受けており、企業が弱いと考えているところも、確認していきたい。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1企業会計を取り巻く法律について
・会社法
・金融商品取引法
・法人税法
どのような決算書を必要としているか
授業内容についての予習(120分)
授業内容についての復習(120分)
2商業簿記、会計学総論
・制度会計
授業内容についての予習(120分)
授業内容についての復習(120分)
3企業会計原則について
・一般原則
・貸借対照表原則
・損益計算書原則
・IFRSに収斂していくための新たな企業会計原則
授業内容についての予習(120分)
授業内容についての復習(120分)
4商品売買
・三分法
・原価率
・利益率
授業内容についての予習(120分)
授業内容についての復習(120分)
5たな卸資産
・評価方法
・評価基準
・上場している企業の場合
授業内容についての予習(120分)
授業内容についての復習(120分)
6特殊販売
・委託販売
・試用販売
授業内容についての予習(120分)
授業内容についての復習(120分)
7特殊販売
・未着品販売
授業内容についての予習(120分)
授業内容についての復習(120分)
8工事契約
・工事契約に係る認識基準
・工事進行基準
・工事損失引当金
授業内容についての予習(120分)
授業内容についての復習(120分)
9税効果会計
・税金
・企業会計と税務会計
・税効果会計における会計処理
・将来減算一時差異
・将来加算一時差異
授業内容についての予習(120分)
授業内容についての復習(120分)
10現金預金
金銭債権と貸倒引当金
・貸倒引当金の設定
・金融商品における会計基準
授業内容についての予習(120分)
授業内容についての復習(120分)
11有価証券
・範囲と分類
・購入と売却
・売買目的有価証券の評価
・満期保有目的の債権の評価
授業内容についての予習(120分)
授業内容についての復習(120分)
12有価証券
・子会社株式・関連会社株式の評価
・その他の有価証券の評価
・減損処理
・評価まとめ
授業内容についての予習(120分)
授業内容についての復習(120分)
13外貨換算会計、デリバティブ
・外貨換算
・外貨取引の会計処理
・外貨建有価証券
・デリバティブ
授業内容についての予習(120分)
授業内容についての復習(120分)
14有形固定資産
・資産除去債務
・圧縮記帳
・減損会計
授業内容についての予習(120分)
授業内容についての復習(120分)
15総まとめ授業内容についての予習(120分)
授業内容についての復習(120分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
毎週の課題への取り組み50%毎週、担当を決めて、時事発表とテキストの内容を発表してもらう。その取り組みについて評価する。
講義中の積極的発言50%毎週、担当者からの発表に対し、積極的な意見等を評価の対象とする。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『合格テキスト日商1級』TAC出版2300円(税別)Ⅰ Ⅱ
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
講義中はもちろん、メール等で質問に応ず
備考
画像
ファイル
更新日付2022/02/28 12:11:51