開講年度2022
科目名口腔の健康学
科目ナンバーS411-578-04
開講学年1年
担当教員犬飼 順子
実務経験教員歯科医師
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
単位数2
授業形態講義


授業目標
健康の保持増進および口腔の健康の保持増進について、高度な公衆歯科衛生、個人歯科衛生の観点からその理論と方法について学び、適切な情報を収集し科学的な方法を選択し実践できる。
到達目標
・口腔の健康の概念を説明できる。
・歯科疾患の予防方法の根拠を説明できる。
・口腔の機能とその異常および予防方法について説明できる。
・歯科疾患の予防効果を具体的に説明できる。
・口腔疾患と全身疾患との関連とその対応についてその根拠を示し説明できる。
・口腔疾患と喫煙との関係を説明できる。
・適切な禁煙指導ができる。
・ディプロマ・ポリシー:D-P②、口腔保健の役割と重要性を理解し、科学的探究心と問題解決能力、生涯学習能力、自己決定能力を身につけることができると関連する。
授業の概要
および助言・
注意事項
日本の国民の全身疾患や口腔疾患の予防および口腔衛生の向上のために健康の保持増進および口腔の健康の保持増進について、高度な公衆歯科衛生、個人歯科衛生の観点からその理論と方法について学び、実践できる力を身に付ける。適切な情報を収集し科学的な方法を選択するデータサイエンスの手法を修得することも目的とするため、あらかじめ講義の内容について自ら課題を見つけ自主学習することが必要である。あらかじめ実務経験教員の歯科医師である担当教員に積極的に質問した上で授業に臨むことが望ましい。授業はTeamsを活用した遠隔による双方向型授業と対面授業を展開する。課題のフィードバックは授業内もしくは個別に実施する。講義のスケジュールに変更がある場合は随時連絡する。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業計画
回数授業計画到達目標・予習(分)・復習(分)・キーワード担当
1口腔の健康学総論:口腔の健康の概念について講義する。健康の概念と口腔の健康との関係について理解を深める。口腔の健康の概念について具体的に説明できる。
図書館や文献検索によりテーマについてあらかじめ調べておくこと(90)、授業内容についてノートなどを用いて復習しておくこと(90)・口腔の健康
犬飼順子
2口腔機能の発達・発育とその異常1:口腔の機能の発達・発育とその異常および予防方法や対応方法について講義する。授業に関する課題により理解を深める。口腔の機能の発達・発育・異常および予防方法や対応方法について根拠を示し説明できる。
図書館や文献検索により調べておくこと(90)、課題作成(90)・口腔機能
野村佳世
3口腔疾患の現状1:世界とわが国の口腔疾患の現状と課題について講義および演習をする。世界とわが国の口腔疾患の現状と課題について資料を用いて説明できる。
図書館や文献検索により調べておくこと(180)・口腔疾患の現状
犬飼順子
4口腔疾患の現状2:世界とわが国の口腔疾患の現状と課題について、プレゼンテーションおよびディスカッションを実施する。世界とわが国の口腔疾患の現状と課題について資料を用いて説明できる。
プレゼンテーションのための資料作成(180)・口腔疾患の現状
犬飼順子
5口腔疾患への対応とEBM1:EBMに基づく歯科衛生士業務と歯科医療について講義する。講義はディスカッションしながら実施する。EBMに基づく歯科衛生士業務と歯科医療について説明できる。
課題についての調査(180)・EBM、歯科医療
犬飼順子
6口腔疾患への対応とEBM2:EBMに基づく歯科医療についてあらかじめ課題について遠隔授業で学生からのプレゼンテーションを実施する。EBMに基づく歯科医療について説明できる。
プレゼンテーションのための資料作成(180)・EBM、歯科医療
犬飼順子
7口腔疾患のリスク試験の判定と応用:口腔疾患のリスク判定と分析および分析結果の活用について講義と演習で展開する。口腔疾患のリスク試験が実施でき、その判定と分析および分析結果を活用できる。
該当部分を参考書等で勉強してくること(90)・配布プリントの復習(90)・リスク試験
犬飼順子
8フッ化物の知識:フッ化物の知識についてあらかじめ参考書・配布プリントを事前に勉強しておき、問題を解きながら理解を深める反転授業を展開する。フッ化物の知識をより深める。
該当部分を参考書等で勉強してくること(90)・配布プリントによる復習(90)・フッ化物の特性と種類
犬飼順子
9フッ化物の応用:フッ化物の知識を講義する。フッ化物の知識を深めライフステージや症例を示しながらグループディスカッションでその応用法について考察する。フッ化物の応用法についてライフステージや症例に応じて適切な方法で実施できる。
該当部分を参考書等で勉強してくること(90)・配布プリントの復習(90)・フッ化物応用法
犬飼順子
10う予防処置法:フッ化物以外の効果的なう蝕予防法について実際の症例を示しながら講義する。授業では双方向授業を展開する。効果的なう蝕予防法について根拠を示しライフステージや症例に応じて実施できる。
該当部分を参考書等で勉強してくること(90)・配布プリントによる復習(90)・う蝕予防処置法
犬飼順子
11歯科材料と口腔の健康:口腔の健康と歯科材料の関連について講義を遠隔授業で実施する。授業では双方向授業を展開する。口腔の健康と歯科材料の関連について説明できる。
該当部分を参考書等で勉強してくること(90)・配布プリントによる復習(90)・歯科材料
犬飼順子
12口腔の健康と歯科衛生士:歯科衛生士の専門性から口腔の健康の保持増進のための歯科衛生士の役割について講義する。授業ではグループディスカッションで展開する。歯科衛生士の専門性から口腔の健康の保持増進のための歯科衛生士の役割について説明できる。
該当部分を参考書等で勉強してくること(90)・配布プリントによる復習(90)・歯科衛生士、口腔の健康
犬飼順子
13全身疾患と口腔の健康:わが国の疾病構造と歯科的な対応、口腔に関連する全身疾患について講義する。授業では双方向授業を展開する。わが国の疾病構造と歯科的な対応、口腔に関連する全身疾患について説明できる。
該当部分を参考書等で勉強してくること(90)・ノートによる復習(90)・疾病構造、全身疾患、口腔
小出龍郎
14口腔の健康と喫煙:口腔の健康と喫煙について講義する。授業では双方向授業を展開する。口腔の健康と喫煙について説明できる。
該当部分を参考書等で勉強してくること(90)・ノートによる復習(90)・喫煙、受動喫煙、KTSND
稲垣幸司
15歯科における禁煙指導:歯科医療現場での禁煙指導と歯科衛生士の役割について講義する。授業では双方向授業を展開する。歯科医療現場での禁煙指導と歯科衛生士の役割について説明できる。
該当部分を参考書等で勉強してくること(90)・ノートによる復習(90)・禁煙指導
稲垣幸司
成績評価方法
日常の諸活動、課題提出(諸活動50%、課題50%) 授業時間内に前回の諸活動及び課題についてフィードバックを実施します。また必要に応じて個別にフィードバックします。
教科書
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『①授業プリント』
参考書
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『口腔保健・予防歯科学』安井利一、宮﨑秀夫、鶴本明久、川口陽子、山下喜久、廣瀬公治編医歯薬出版10,000+税978-4-263-45802-0
2.『最新歯科衛生士教本 歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み1 保健生態学 第3版』全国歯科衛生士教育協議会 監修/眞木吉信 編著医歯薬出版5,600+税978-4-263-42862-7
3.『歯科衛生士のための齲蝕予防処置法第2版』中垣晴男、加藤一夫、石飛國子、高阪利美、犬飼順子編医歯薬出版3,600+税978-4-263-4224-1-0
オフィスアワー
連絡先
質問は研究室在室中はオフィスアワーに限らずいつでも受け付けます(会議中を除く)。Teamsのチャットによる相談は随時受け付けるが、返信は原則としてオフィスアワー時間内に行います。
オフィスアワー:月・火・木(16:30~18:00)、金(17:00~18:00)です。
連絡先:短期大学部棟4階406研究室
画像
ファイル
更新日付2022/03/04 16:30:32