開講年度2022
開講学科2018年度文学研究科歴史学専攻博士後期課程
科目名歴史学研究特講 博士講義
担当教員松薗 斉
学期曜日時限通年 ダミー(曜日区分) ダミー(時限)
チームコード
科目区分
授業形態講義
対象学年1年
単位数4
科目ナンバー
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
中世の政治と文化
授業の概要
春学期は、政治史をテーマとし、現代でも問題となっている天皇の宮家の問題のルーツを中世の天皇制の問題の中で考察する。初めに古代の天皇制の問題を概説し、中世における皇統の危機が政治史とどのようにリンクしているかを考え、その中で宮家が生み出されてくる背景を南北朝期から室町期において検討する。
秋学期は、文化史をテーマとし、王権と絵巻物の問題を考える。
授業の到達
目標
古代・中世の政治や文化の問題の中で、天皇がいかなる役割を果たしていたかを理解する。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
15回目の講義の際に、レポートのテーマを提示する。
使用言語
日本語のみ
実務経験をいかした教育内容
授業計画(春)
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1 序章 問題の所在と概念規定
 ―天皇・王家・天皇家・宮家―
2中世前期における皇統の危機1
輔仁親王問題―後三条院の遺詔をめぐって―
復習30分・課題への回答30分
3中世前期における皇統の危機2
    近衛天皇崩御―保元の乱前夜―
復習30分・課題への回答30分
4中世前期における皇統の危機3
    安徳天皇と後鳥羽天皇
復習30分・課題への回答30分
5中世前期における皇統の危機4
    承久の乱
復習30分・課題への回答30分
6中世の幼帝について1
    六条天皇と安徳天皇
復習30分・課題への回答30分
7中世の幼帝について2
    仲恭天皇と四条天皇
復習30分・課題への回答30分
8中世後期の「宮家」をめぐって1 鎌倉期復習30分・課題への回答30分
9中世後期の「宮家」をめぐって2 南北朝・室町期復習30分・課題への回答30分
10伏見宮家の成立1 観応の擾乱復習30分・課題への回答30分
11伏見宮家の成立2 崇光院流と後光厳院流の対立(1)
   足利義持期
復習30分・課題への回答30分
12伏見宮家の成立2 崇光院流と後光厳院流の対立(2)
   足利義教期
復習30分・課題への回答30分
13伏見宮家の成立3 禁闕の変復習30分・課題への回答30分
14伏見宮家の成立4 後崇光院の意志復習30分・課題への回答30分
15まとめ―近世への展望復習30分・課題への回答60分
試験実施方法(春)
定期試験=1
レポート=2
その他=3
評価方法(春)
評価方法割合評価基準
講義の最後に課するレポート80%講義内容全体の理解度をはかる
毎回の授業の最後に課する課題(小レポート)20%毎回の授業がどの程度理解できていたかをみる。
授業計画(秋)
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1絵巻物とは復習30分・課題への回答30分
2歴史学と絵画史料復習30分・課題への回答30分
3成立期の絵巻物をめぐってⅠ 『源氏物語絵巻』の系譜復習30分・課題への回答30分
4成立期の絵巻物をめぐってⅡ 『伴大納言絵巻』の系譜復習30分・課題への回答30分
5成立期の絵巻物をめぐってⅢ 『信貴山縁起』の系譜復習30分・課題への回答30分
6絵巻物の展開Ⅰ 合戦絵巻の展開復習30分・課題への回答30分
7絵巻物の展開Ⅱ 軍記物語と絵巻物復習30分・課題への回答30分
8絵巻物の展開Ⅲ 『蒙古襲来絵詞』をめぐって復習30分・課題への回答30分
9絵巻物の展開Ⅳ 絵巻物に見える「夢」復習30分・課題への回答30分
10絵巻物の展開Ⅴ 『一遍上人絵伝』復習30分・課題への回答30分
11絵巻物の展開Ⅵ 絵巻物に見える地獄復習30分・課題への回答30分
12伏見宮家と絵巻物Ⅰ 貞成親王と絵巻物復習30分・課題への回答30分
13伏見宮家と絵巻物Ⅱ 天皇と将軍復習30分・課題への回答30分
14御伽草子絵をめぐって復習30分・課題への回答30分
15まとめ ―絵巻物と中世文化―なし
試験実施方法(秋)
定期試験=1
レポート=2
その他=3
評価方法(秋)
評価方法割合評価基準
期末レポート80%講義の意図を理解し、その内容を十分消化しているか。さらに自分なりの視点を持つことができたかを見る。
小レポート(学期中適宜)20%毎回の授業がどの程度理解できていたかをみる
テキスト
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
いつでもメールなどで受け付ける。
備考
画像
ファイル
更新日付2022/02/03 13:29:59