開講年度2022
開講学科法律学科 2013年度以降入学
2020年度法学部法律学科
科目名経済法A
担当教員岡野 純司
学期曜日時限春学期 金曜日 1時限
チームコードw3veu5j
科目区分選択
授業形態講義
対象学年3年
単位数2
科目ナンバーJ331-214-03
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
J-DP1-1 社会に関する知識 ◎ J-DP2 法律学の体系的知識 ◎ J-DP4-1 事実を客観的に把握する能力 ◎ J-DP4-2 体系的・論理的に思考する能力 ◎ J-DP4-3 物事を公正に判断する能力 ◎ J-DP5-1 法の精神の理解 ◎ J-DP5-2 社会的責任の自覚 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
経済法・独占禁止法の基礎的な概念、私的独占・不当な取引制限等の規制および事業法による経済的規制を学ぶ
授業の概要
経済法A・Bでは、企業が商品・サービスを提供する際に遵守しなければならない、企業活動の基本的なルールである独占禁止法を中心に、経済法に基づく経済的規制を学びます。経済的規制は、1990年代以降に進展した規制緩和(改革)の影響を受け、大幅に変化しています。
経済法Aでは、①経済法の概要と規制緩和以降の経済的規制の変化、②経済法の中核である独占禁止法の基礎的な概念と、私的独占・不当な取引制限の規制内容、③個別の流通分野における事業法等による経済的規制の変化の具体例を取り上げます。なお、経済法Bと両方学ぶことにより独占禁止法の全体像が理解できますので、A・B併せて受講するようにしてください。
授業の到達
目標
①独占禁止法の根拠・目的・枠組みと、不当な取引制限・私的独占の規制内容を説明することができる。
②規制緩和前後における経済的規制の変化を説明することができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
定期試験のフィードバック方法:講義連絡により最終評価について総評を行います。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業で説明する事項に関連して、教員の小売・サービス業の法務部門での実務経験に基づいて独占禁止法などの経済法が企業の活動に与える影響や企業の対応等の具体例を説明します。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1「ガイダンス」:授業方針の説明
○本授業の概要と今後の学習の流れを理解します。
「経済法の概要」
○経済法の体系、領域などを理解します。
【予習】シラバスを読み本授業内容をあらかじめ把握する(120)
【復習】授業の全体について確認(120)
2「規制緩和前後における経済的規制の変化」
〇規制緩和前後における経済的規制の変化について理解します。
【予習】教科書②の該当部分の熟読(120)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(120)
3「独占禁止法の概説」
○独占禁止法の目的、規制対象等を理解します。
【予習】教科書①の該当部分の熟読(120)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(120)
4「公正取引委員会の組織・歴史」
○公正取引委員会の組織と独占禁止法の歴史を理解します。
【予習】教科書①の該当部分の熟読(120)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(120)
5「不当な取引制限1」
○不当な取引制限の規制内容を理解します。
【予習】教科書①の該当部分の熟読(120)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(120)
6「不当な取引制限2」
○不当な取引制限の事例を理解します。
【予習】教科書②の該当部分の熟読(120)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(120)
7「事業者団体の規制」
○事業者団体の規制内容を理解します。
【予習】教科書①の該当部分の熟読(120)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(120)
8「私的独占」
○私的独占の規制内容を理解します。
【予習】教科書①の該当部分の熟読(120)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(120)
9「違反事件の手続と措置」
○事業者が独占禁止法に違反した場合の手続・措置を理解します。
【予習】教科書①の該当部分の熟読(120)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(120)
10「企業結合規制」
○企業結合規制の概要と審査の流れ、措置等を理解します。
〇小売業同士による企業結合の具体例を示します。
【予習】教科書①および②の該当部分の熟読(120)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(120)
11「独占禁止法コンプライアンス」
○独占禁止法の違反を防ぐための事業者のコンプライアンス体制を理解します。
【予習】教科書①の該当部分の熟読(120)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(120)
12「経済的規制と規制緩和1」
○個別の流通分野における事業法等による経済的規制の具体例と規制緩和による変化を理解します。
【予習】教科書②の該当部分の熟読(120)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(120)
13「経済的規制と規制緩和2」
○個別の流通分野における事業法等による経済的規制の具体例と規制緩和による変化を理解します。
【予習】教科書②の該当部分の熟読(120)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(120)
14「経済的規制と規制緩和3」
○個別の流通分野における事業法等による経済的規制の具体例と規制緩和による変化を理解します。
【予習】教科書②の該当部分の熟読(120)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(120)
15「本授業のまとめ」
○経済法Aの復習を行います。
【予習】今までの授業内容の復習(120)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(120)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
出席し、授業内で出題された設問に答えるミニッツペーパーを提出50%当日の授業で学習した内容を説明することができる。
定期試験50%経済的規制・独占禁止法の重要事項を説明することができる。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『独占禁止法ガイドブック―研修用テキスト―』公正取引協会公正取引協会350教科書①。独占禁止法の基本的な説明に使用します。
2.『流通政策の基礎』岡野純司・魏鍾振編五絃舎25009784864341479教科書②。独占禁止法・経済的規制・規制緩和の基本的な説明と具体例の説明に使用します。
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『はじめて学ぶ独占禁止法(第3版)』菅久修一編商事法務25009784785728496
参考URL
1.公正取引委員会HP独占禁止法・下請法関連の情報があります
質疑応答
研究室:アガルスタワー2916(9階)
オフィスアワー:木曜日の昼休み
備考
・皆さんに企業の法務実務で生じる経済法の諸問題を考えてもらうため、定期的に設問を出し、解答してもらう予定です。
・毎回出席を取り、かつ、課題を提出して出席とします。6回休むと成績評価の対象としません。遅刻・早退は2回で1回休みにカウントします。
・授業中の私語、スマートフォン・携帯電話・ゲーム機の使用を禁止します。特に私語等、他の学生の受講の妨げとなる場合は退出させます。
画像
ファイル
更新日付2022/02/01 14:32:46