開講年度2022
開講学科経営学科 2013年度以降入学
科目名中級簿記Ⅰ
担当教員西舘 司
学期曜日時限春学期 火曜日 4時限
チームコードug8qamh
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーM131-240-03
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
M-DP4-2 会計関連の資格取得等を通じ社会貢献する能力 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
より実務的な簿記処理の修得~日商2級レベルの商業簿記~
授業の概要
初級簿記では、小規模企業を念頭に置きつつ、簿記の基本を学んだが、この中級簿記では、中規模ないし大規模企業を念頭に置きつつ、より実務に近い、応用的な内容を含んだ簿記を学ぶ。具体的には、日商簿記検定2級の商業簿記で出題される範囲の内容を学ぶ。なお、中級簿記ⅠとⅡは連続した内容なので、春・秋学期と連続して履修することが望ましい。また、この中級簿記の内容は、初級簿記Ⅱの続きになるので、受講にあたっては、初級簿記ⅠとⅡをすでに修得済みであるか、それと同等以上の知識(日商3級水準の知識)を有していることが望ましい。
授業の到達
目標
日商2級(商業簿記)で出題される簿記の知識が身につく。ただし、実際の検定試験の問題を解けるようになるためには、授業時間だけでは全くもって不十分であり、各自で問題集や過去問を入手して反復練習をする必要がある。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日以降に講義連絡にて授業講評を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1【ガイダンス】授業の概要について説明する。
【売上原価の算定】決算における売上原価の算定、棚卸減耗損・商品評価損の処理について学ぶ。
【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
2【貸倒引当金の設定と貸倒時の処理】貸倒引当金の設定方法と貸倒時の処理について学ぶ。とくに、回収可能性に問題がある債権の貸倒引当金の設定について学ぶ。
【有価証券の処理】売買目的有価証券、満期保有目的債券およびその他有価証券の処理について学ぶ。また、端数利息の処理についても学ぶ。
【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
3【固定資産の減価償却】固定資産の減価償却(定額法、定率法、生産高比例法)について学ぶ。
【研究開発費とソフトウェア】研究開発費の処理、ソフトウェアの購入・決算時の処理について学ぶ。
【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
4【収益・費用の見越および繰延】決算における収益・費用の見越と繰延、および翌期首の再振替の処理を学ぶ。【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
5【当座預金の修正(銀行勘定調整表)】銀行勘定調整表による当座預金の修正処理を学ぶ。
【建設仮勘定】建設中の固定資産の代金を支払った時の処理、および完成した固定資産の引き渡しを受けたときの処理を学ぶ。
【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
6【退職給付引当金】退職給付引当金の設定について学ぶ。
【精算表の作成】精算表の作成をつうじて、これまで学んだ内容を総括する。
【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
7【中間試験】これまでの内容を総括し、中間試験を実施する。【予習】中間試験のための準備をする(270)。
8【財務諸表の作成】損益計算書(報告式)と貸借対照表(勘定式)の作成方法について学ぶ。【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
9【帳簿決算】帳簿上での決算(収益費用の振替、利益の振替、各勘定の締切)と繰越試算表の作成について学ぶ。【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
10【株式会社の純資産(資本)】会社設立、増資、剰余金の配当など、株式会社の純資産(資本)に変動をもたらす取引の処理について学ぶ。【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
11【株主資本等変動計算書】株主資本等変動計算書の作成方法について学ぶ。
【合併】企業同士が合併したときの処理について学ぶ。
【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
12【法人税等、消費税】法人税等の中間・確定申告を行った時の処理、および仕入や売上に関する消費税の処理について学ぶ。【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
13【その他の引当金】修繕引当金、賞与引当金、売上割戻引当金、返品調整引当金、商品保証引当金の処理について学ぶ。
【電子記録債権・債務】電子記録債権・債務の処理について学ぶ。
【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
14【手形】手形の不渡り、更改、営業外手形の処理について学ぶ。
【まとめ】授業の総括を行い、総合問題に取り組む。
【予習】教科書を読む(60)。
【復習】宿題その他の問題を解き、授業で学んだ内容を確認する(120)。
15【期末試験】これまでの全14回の内容を総括し、期末試験を実施する。【予習】期末試験のための準備をする(270)。
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
期末試験50%答案の点数
中間試験30%答案の点数
授業内課題および宿題20%授業内の課題や宿題の取組状況、提出状況
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記 第14版』滝澤ななみTAC出版1540
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『必要に応じて授業中に指示する。』
参考URL
1.中級簿記(西舘)ホームページ復習用に配布プリントを随時アップします
質疑応答
授業後に受け付ける。なお、オフィスアワーは水曜日の昼休み。場所は名城公園キャンパス2816室(AGLSタワー8階)。
備考
・電卓を毎回必ず持参すること。
・初級簿記の知識もしくは日商3級合格水準の知識が必要である。
・簿記では反復練習が大事である。授業ではそのための十分な時間を確保することができないので、自学自習の時間を確保すること。
・上級簿記と同時に履修することを奨める。
・授業の進め方はテキストの章立てとは違うので注意すること。                                     
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更新日付2022/02/02 16:00:00