開講年度2022
開講学科経営学科 2013年度以降入学
科目名会計学入門Ⅰ
担当教員平賀 正剛
学期曜日時限春学期 月曜日 3時限
チームコードzs8qelc
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーM231-240-11
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
M-DP1-1 多様な人々と意思疎通する能力 ◎ M-DP1-2 社会の課題を発見し解決を図る能力 ◎ M-DP4-1 会計に関する問題の把握、解決を見出す能力 ◎ M-DP4-2 会計関連の資格取得等を通じ社会貢献する能力 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
財務諸表を読み、活用するための基礎
授業の概要
初級簿記で学んだ貸借対照表と損益計算書にキャッシュフロー計算書を加えた財務三表の読み方とその分析方法の基礎を学ぶ。
授業の到達
目標
①財務三表における表示項目の意味が分かるようになる。
②財務三表(貸借対照表;B/S、損益計算書;P/L、キャッシュフロー計算書;C/F)の数値を用いた財務諸表分析の基礎を学ぶことにより、企業の収益性、生産性、安全性を知るための基礎が分かるようになる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日以降に講義連絡もしくはWebCampusから授業および期末試験やレポートの講評を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1「イントロダクション」:①授業方針の説明、②成績評価方法の説明、③受講のための基礎知識の確認クイズを解答する。【予習】①「初級簿記Ⅰ・Ⅱ」の復習を行い、受講のための基礎知識を復習しておく(180)。
【復習】確認クイズの間違った箇所を確認し再解答する(60)。
2「キャッシュフロー計算書とは何か」:テキストの設例を用い、①取引を仕訳しながら、収益・費用と現金収支の違いを理解し、②企業にとっての「資金繰り」の重要性を学ぶ。【予習】テキストの該当箇所を読んでおく(60)。
【復習】①設例の仕訳をもとに、貸借対照表と損益計算書を各自作成する(180)。
3「簡単な財務三表の作成」:テキストの設例を用い、簡単な貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書を作成する。【予習】テキストの次回講義の該当箇所を読んでおく(60)。
【復習】授業中に使った設例による財務三表の作成を1時間以内で行うことができるように訓練する(180)。
4「貸借対照表(1)」:貸借対照表について、①その役割、②構成要素、③表示区分と様式、④表示項目の分類基準(営業循環基準と一年基準)について学ぶ。【予習】テキストの該当箇所を読んでおく(60)。
【復習】B/Sの表示区分や分類基準について、テキストやノートを見ずに説明できるように暗記する(240)。
5「貸借対照表(2)」:企業の貸借対照表をどのように入手できるかを学んだ後、実際の企業の貸借対照表を各種項目の意味を学ぶ。【予習】テキストの該当箇所を読んでおく(60)。
【復習】任意の企業1社のB/Sを用い、安全性分析の計算が正しくできるように練習する(180)。
6「貸借対照表(3)」:実際の企業(2社)の貸借対照表を示し、安全性分析を行った上で、どちらの企業の安全性が高いか、比較検討する。【予習】テキストの該当箇所を読んでおく(60)。
【復習】任意の企業2社のB/Sを用い、いずれの会社の安全性が高いか、自分で比較検討してみる(180)。
7「貸借対照表(4)」:第6回で行った貸借対照表の安全性分析の結果が、当該企業の経営上のどのような特徴を反映したものであるのかを学ぶ。【予習】第6回で取り上げた企業の経営上の特徴を調べておく(60)。
【復習】第6回の復習で各自取り上げた任意の企業の安全性指標が当該企業の経営上のどの様な特徴を反映しているか検討してみる(180)。
8「損益計算書(1)」:損益計算書について、①その役割、②構成要素(収益と費用)の意味について学ぶ。【予習】テキストの該当箇所を読んでおく(60)。
【復習】損益計算書の役割や構成要素の定義について、テキストやノートを見ずに説明できるよう暗記する(180)。
9「損益計算書(2)」:損益計算書について、①企業活動別の表示区分、②表示項目について学ぶ。【予習】テキストの次回講義の該当箇所を読んでおく(60)。
【復習】P/Lの表示区分と表示項目を暗記する(180)。
10「損益計算書(3)」:損益計算書と貸借対照表を用いた収益性・生産性分析の手法について学ぶ。【予習】テキストの該当箇所を読んでおく(60)。
【復習】任意の企業1社のB/SとP/Lを用い、収益性・生産性分析の計算が正しくできるように練習する(180)。
11「キャッシュフロー計算書(1)」:キャッシュフロー計算書について、①2つの作成方法、②表示区分と表示項目について学ぶ。【予習】テキストの該当箇所を読んでおく(60)。
【復習】C/Fの表示区分と表示項目を暗記する(180)。
12「キャッシュフロー計算書(2)」:キャッシュフロー計算書を読む上で知っておく必要のある、8つのキャッシュフローパターンとそれらが示す意味について学ぶ。【予習】テキストの該当箇所を読んでおく(60)。
【復習】8つのキャッシュフローパターンが示す意味を暗記する(180)。
13「総合的な財務諸表分析の基礎(1)」:実在の企業2社の財務三表を用い、その安全性・収益性・生産性に関する指標を計算してもらう。特に、ROE/ROAの分解を中心に、企業経営に活かすための財務諸表分析の基礎を学ぶ。【予習】テキストの該当箇所を読んでおく(60)。
【復習】計算結果をもとに、各企業の①経営上の特徴、②潜在的な問題点を検討してもらう(180)。
14「総合的な財務諸表分析の基礎(2)」:前回行った財務諸表分析をもとに、各企業の経営上の特徴をつかんだ上で、その後当該企業に実際に起こった問題について、分析結果をもとに考える。【予習】テキストの該当箇所を読んでおく(60)。
【復習】任意の企業2社の財務諸表を用い、自分で財務諸表分析と2社の比較検討を行ってみる(180)。
15「授業のまとめ」:これまで行ってきた授業の要点を端的に振り返り、復習する。【予習】これまでに学んだ財務三表の分析方法を復習しておく(60)。
【復習】期末試験の準備として、これまでの学習内容を総復習しておく(450)。
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
平常点50%毎回実施するの課題(クイズや簡易レポート)の結果
期末テスト50%期末テストの点数
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『続ズバッ!とわかる会計学』向伊知郎・他同文舘出版2,600円+税978-4-495-20042-8
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『財務会計講義』桜井久勝中央経済社3,800円+税978-4-502-42901-9
参考URL
1.企業会計基準委員会(ASBJ)日本の会計基準設定主体
質疑応答
授業時間以外での質問はオフィスアワーに受け付ける。
備考
・初級簿記Ⅰ・Ⅱを履修していることを前提として授業を行う。
・授業中の私語や携帯電話等の使用(いかなる目的でも)、その他周囲の迷惑になるような行為に対しては厳重に対処する。
・各種の計算を行うことが頻繁にあるので、必要なものは電卓を用意すること。
画像
ファイル
更新日付2022/05/23 16:32:47