開講年度 2022 開講学科 経済学科 2013年度以降入学 2020年度経済学部経済学科 科目名 専門講読Ⅲ（英語） 担当教員 後藤　俊明 学期曜日時限 春学期 木曜日 ３時限 チームコード 8p2f32i 科目区分 必修 授業形態 講義 対象学年 ３年 単位数 2 科目ナンバー E311-843-03 関連性が高い ディプロマ・ポリシー E-DP1-3　コミュニケーション能力　◎ E-DP1-5　文化的理解力　◎ キャンパス 名城公園キャンパス 担当教員の実務経験 テーマ 1929年世界経済恐慌からの脱却とナチ経済政策ー1930年代の先進工業国における資本主義と国家の関係ー 授業の概要 アドルフ・ヒトラーを首班とするナチ政府はドイツ経済を、1929年の世界経済恐慌からいち早く脱却させ、景気回復の軌道に乗せたと言われます。このことからナチスの経済政策を肯定的に評価し、恐慌脱却・景気回復をヒトラーの功績とみなす見解が広められてきました。本書は、こうした見解が妥当であるかについて再検証することを目的としています。具体的な検討テーマは、(1)1929年恐慌の原因、(2)恐慌脱却をめぐる政策上の選択肢、(3)ナチ不況政策の内容と特徴です。本書の講読をとおして、1930年代の経済過程と経済政策の歴史を学ぶとともに、先進工業国における資本主義（経済）と国家（政治）との相互関係について理解を深めることができます。 テキストは、初回講義時にコピーを配布します。 【テキスト】R.J.Overy, The Nazi Economic Recovery, London 1982. 授業の到達 目標 (1) 英語の文献を精読することによって、英語読解力を高める。 (2) 専門的な学術書における精緻な論述展開を学ぶなかで、論理的思考力を深める。 (3) 経済政策の歴史を学ぶなかで、資本主義と国家の関係について政策論的思考力を培う。 (4) ヨーロッパの歴史（政治、経済、社会、思想）に関する理解を深め、異文化理解力を磨く。 課題 （定期試験 ・レポート試験 ・授業内試験など）の フィードバック方法 成績発表日に講義講評を配信する。 使用言語 日本語 実務経験をいかした教育内容 授業計画 回数 授業スケジュール 授業時間外学習・時間(分) 1 テーマ解説 シラバスの予習的通読：30分 2 本文を精読し、内容の理解に努める。 Ⅰ Introduction (1) 前回授業の復習：30分 次回授業の予習：60分 3 本文を精読し、内容の理解に努める。 Ⅰ Introduction (2) 前回授業の復習：30分 次回授業の予習：60分 4 本文を精読し、内容の理解に努める。 Ⅱ The German Economy from War to Depression (1) 前回授業の復習：30分 次回授業の予習：60分 5 本文を精読し、内容の理解に努める。 Ⅱ The German Economy from War to Depression (2) 前回授業の復習：30分 次回授業の予習：60分 6 本文を精読し、内容の理解に努める。 Ⅱ The German Economy from War to Depression (3) 前回授業の復習：30分 次回授業の予習：60分 7 本文を精読し、内容の理解に努める。 Ⅱ The German Economy from War to Depression (4) 前回までの総復習：90分 8 本文を精読し、内容の理解に努める。 Ⅱ The German Economy from War to Depression (5) 前回授業の復習：30分 次回授業の予習：60分 9 本文を精読し、内容の理解に努める。 Ⅱ The German Economy from War to Depression (6) 前回授業の復習：30分 次回授業の予習：60分 10 質問・小テスト 前回授業の復習：60分 11 本文を精読し、内容の理解に努める。 Ⅲ The Nature of Recovery (1) 前回授業の復習：30分 次回授業の予習：60分 12 本文を精読し、内容の理解に努める。 Ⅲ The Nature of Recovery (2) 前回授業の復習：30分 次回授業の予習：60分 13 本文を精読し、内容の理解に努める。 Ⅲ The Nature of Recovery (3) 前回授業の復習：30分 次回授業の予習：60分 14 本文を精読し、内容の理解に努める。 Ⅲ The Nature of Recovery (4) 前回授業の復習：30分 次回授業の予習：60分 15 まとめ 全体の総復習：90分 試験実施方法 定期試験＝1 レポート＝2 その他＝3 3 評価方法 評価方法 割合 評価基準 予習・復習および授業時の発表 100％ 十分な予習・復習がなされていること テキスト 書名 著者 出版社 価格 ISBNコード 備考 1. 『The Nazi Economic Recovery』 R.J.Overy London, 1982 参考書 　　・ 参考資料 参考ＵＲＬ 質疑応答 授業時間中に積極的に質問や意見を述べてください。 オフィスアワーは、以下のとおりです。 また、必要に応じて事前に連絡してもらえれば質問・面談に応じます。 【オフィスアワー】第３水曜　15時00分ー15時30分　研究室（Room-No.2722） 備考 画像 ファイル 更新日付 2022/02/09 17:04:59