開講年度2022
開講学科商学科 2013年度以降入学
2020年度商学部商学科
科目名銀行論
担当教員纐纈 光元
学期曜日時限春学期 水曜日 3時限
チームコード7rfa71g
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーC231-236-07
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
C-DP2-5 金融に関する深い知識や優れた技能を身につけている。 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
銀行の主要業務、わが国の中央銀行である日本銀行の金融政策、また、金融システムを維持するための仕組みについて理解する。
授業の概要
金融経済を考えるうえで、銀行は主要プレイヤーの一つです。「銀行論」では、銀行の主要業務、中央銀行である日本銀行の金融政策などについて学びます。また、フィンテック、仮想通貨といった銀行(金融)業界における新しい動きも取り上げます。
授業の到達
目標
・金融経済において銀行が果たす役割について、基礎的な知識を習得し、説明することができる。
・銀行(金融)業界における新しい動きを理解し、今後の見通しについて考えることができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日以降WebCampusの「講義連絡」によって、試験の出題意図や解答状況、今後の学修に関するアドバイス等を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
大学卒業後、信託銀行、地方銀行、地域シンクタンク(現在も在籍)と、一貫して金融経済に携わっています。銀行業界は、長引く低金利による影響が続く一方で、フィンテック、暗号資産といった新しい金融技術の進歩や他業種からの参入など目まぐるしく変化しています。自身の経験を踏まえて、銀行とはどういった金融機関であり、どういった業務を行っているのか、そして今どう変化しつつあるのかについて伝えることを目指します。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1ガイダンス:
この科目の概要と半期のスケジュールや日々ウォッチしてもらいたいことなどについて説明する。
【予習(60)】シラバス、テキスト目次を確認し、講義の概要を理解する。
【復習(180)】授業で紹介されたWebサイトなどを日々ウォッチするための準備をする。
2銀行の主な業務:
預金、貸出、為替業務といった銀行の3大業務、近年解禁された、投資信託、保険などの「銀行窓販」業務について説明する。
【予習(150)】:テキスト第2章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
3各種の金融機関:
わが国の金融機関について概括的に説明する。
【予習(150)】:テキスト第3章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
4金融市場と金利:
各種の金融市場とそこで成立する金利について概説する。また、金利の変動要因、短期金利と長期金利の関係、実質金利と名目金利などについて説明する。
【予習(150)】:テキスト第4章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
5資金循環構造:
家計、企業、政府、金融機関といった経済主体の金融資産・負債の残高や増減を記録した資金循環統計をもとに、金融構造の変化について説明する。
【予習(150)】:テキスト第5章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
6企業金融と消費者金融:
金融の最終利用者(エンドユーザー)である企業および家計について、「企業金融」と「消費者金融」について説明する。
【予習(150)】:テキスト第6章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
7決済システム:
日銀が運営する「日銀ネット」、民間が運営する「全銀システム」といった資金決済システムから、消費者の小口の支払時のクレジットカード、QRコードなどの小口決済手段について説明する。
【予習(150)】:テキスト第7章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
8フィンテック:
金融のIT化の流れ、ITを活用した金融サービスであるフィンテックの動きについて説明する。
【予習(150)】:テキスト第8章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
9仮想通貨とブロックチェーン:
ブロックチェーンという技術によって、銀行が扱う「お金(通貨)」そのものが変わりつつあります。こうした動きについて説明する。
【予習(150)】:テキスト第9章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
10デリバティブと証券化:
金利、通貨、債券、株式などの伝統的な金融取引から派生した取引である「デリバティブ」の基本的な仕組みについて説明する。
【予習(150)】:テキスト第10章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
11パーソナルファイナンス:
金融に関する知識を自分自身の生活を幸福するために活かすという「パーソナルファイナンス」について説明する。
【予習(150)】:授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
12金融政策①:
中央銀行が行う伝統的な金融政策について説明する。
【予習(150)】:テキスト第11章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
13金融政策②:
金利がなくなるなかで金融政策はどう変わったか、非伝統的金融政策について説明する。
【予習(150)】:テキスト第11章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
14プルーデンス政策:
金融機関のリスク、金融機関の経営が揺らいだ場合の対応策であるプルーデンス政策について説明する。
【予習(150)】:テキスト第12章を事前に読んでおく。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
15まとめ:
銀行論全般をキーワードを中心に再確認する。
【予習(150)】:講義ノートを中心に授業で学んだことの再確認。授業で紹介したWebサイト、新聞、ニュースなどの金融情報を日々チェックする。
【復習(90)】:講義資料の復習、課題・小テストを行う。
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験70%銀行の業務、金融経済における役割、日本銀行(中央銀行)の金融政策などについて理解し、自分の考えを述べることができるか。
中間レポート(ないしは小テスト)30%授業で学習したことを十分に理解しているかどうか。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『金融読本[第31版]』島村髙嘉/中島真志東洋経済新報社2,640円(税込)978-4-492-10036-3
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『日本経済新聞』
参考URL
1.一般社団法人 全国銀行協会銀行の預金、貸出金に関する統計、銀行の決算状況を調べることができる。
2.日本銀行金融政策に関する情報、民間金融機関の預金・貸出に関する統計などが入手できる。
3.預金保険機構金融システムのセーフティーネットの中核を担う機構のしくみ、活動実績が理解できる。
質疑応答
質問はメールにて受け付けます。回答は、質問内容に応じて、次の講義などでフードバックします。
備考
・授業中の私語、スマートフォン等の操作は厳禁とします。
・受講者の理解状況や授業の進捗状況等により、授業計画の一部が変更になる場合があります。
画像
ファイル
更新日付2022/02/02 11:40:00