開講年度2022
開講学科商学科 2013年度以降入学
法律学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2013年度以降入学
2020年度法学部現代社会法学科
2020年度法学部法律学科
2020年度商学部商学科
科目名フランス文化事情
担当教員佐々木 稔
学期曜日時限春学期 水曜日 2時限
チームコードet8mrgp
科目区分選択必修
授業形態外国語
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーB124-146-61
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
B-DP2-1 多様性の理解 ◎ B-DP3-3 課題発見力 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
人文学から見るフランス文化
授業の概要
みなさんは「フランス」という国にどのようなイメージを持っているでしょうか?
おしゃれ、英語嫌い、フランス革命、フランスパン、映画、サッカー、農業など、人によって様々な印象があることでしょう。
しかし、外から見た日本が必ずしも日本の実状とは一致していないように、私たちがフランスに対して抱くイメージもまた、フランスの実情とは異なる場合が少なくありません。
こうした事情を踏まえたうえで、本講義では、特に歴史や宗教といった文化の基盤となる領野に人文学的なまなざしを向けることで、文化の紹介ではなく、その背景にある複雑な事象を捉えることを目指します。
授業の到達
目標
日本とは異なる歴史的・文化的背景を持つフランスの文化的事象に触れることによって、様々な価値観について、主体的かつ論理的に考察できるようになることを目指す。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業では毎回、前回の授業のまとめとして受講生に書いてもらったミニ・レポートの講評を行い、これをフィードバックとする。
成績発表後に、WebCampusの「講義連絡」にて期末課題の講評を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1イントロダクション
フランスとはどのような国か? 文化とは何か?
人文学の観点から
【予習】日常生活で周りを観察して、自分なりにイメージを組み立てておく(60分)
【復習】授業内容について、配布プリント・ノートを参照して確認する(30分)
2フランス語から文化を眺める①
様々な言語との比較から
【予習】日常生活の中から、「フランス語」と思われる言葉や単語を収集してくる(60分)
【復習】授業内容について、配布プリント・ノートを参照して確認する(30分)
3フランス語から文化を眺める②
フランス語のリズムと問題
【予習】フランス語と日本語の単語・音声の違いについて考え、気がついたことをノートに取ってくる。(60分)
【復習】授業内容について、配布プリント・ノートを参照して確認する(30分)
4フランス語から文化を眺める③
統辞構造から見えてくるもの
【予習】フランス語と日本語の文構造の違いについて考え、気がついたことをノートに取ってくる。(60分)
【復習】授業内容について、配布プリント・ノートを参照して確認する(30分)
5フランス語の誕生
ローマ文化とゲルマン文化の融合
【予習】フランスという国の誕生の経緯について調べてくる(50分)
【復習】授業内容について、配布プリント・ノートを参照して確認する(30分)
6文化的背景としてのキリスト教①
フランスの祝祭日
【予習】日本の祭日についてチェックしてくる(50分)
【復習】授業内容について、配布プリント・ノートを参照して確認する(30分)
7文化的背景としてのキリスト教②
移動祝祭日と新約聖書
【予習】新約聖書の概要について調べてくる(50分)
【復習】授業内容について、配布プリント・ノートを参照して確認する(30分)
8文化的背景としてのキリスト教③
キリスト教の成立からフランスの成立まで
【予習】フランスが誕生した経緯について復習してくる(50分)
【復習】授業内容について、配布プリント・ノートを参照して確認する(30分)
9フランスのお菓子①
お菓子とキリスト教
【予習】日常で目にするフランスのお菓子と思われるものをチェックしてくる(50分)
【復習】授業内容について、配布プリント・ノートを参照して確認する(30分)
10フランスのお菓子②
フランス語で見直すお菓子の種類と記事の種類
【予習】洋菓子の素材や生地について調べておく(50分)
【復習】授業で触れた内容について、テクスト・プリント・ノートを参照して確認する(30分)
11宗教からの見るフランス史①
古代から中世 カトリック国家としてのフランスとガリカニスム
【予習】カトリックとは何かを調べてくる(50分)
【復習】授業内容について、配布プリント・ノートを参照して確認する(30分)
12宗教から見るフランス史②
近世から近代 宗教戦争からフランス革命
【予習】カトリックとプロテスタントの違いについて調べてくる(50分)
【復習】授業内容について、配布プリント・ノートを参照して確認する(30分)
13レポート案内
・レポート案内
・レポートの書き方
・引用と剽窃について
【予習】「論理的な文章とは何か」について、自分なりに考察し、まとめてくる(50分)
【復習】授業内容について、配布プリント・ノートを参照して確認する(30分)
14宗教から見るフランス史③
近代 カトリック的フランスの破壊と社会の世俗化へ
【予習】大革命(1789年)以後のフランスの政治体制の変遷について簡単にまとめてくる(50分)
【復習】授業内容について、配布プリント・ノートを参照して確認する(30分)
15現代フランスとライシテ(世俗原理)【予習】ライシテ(世俗原理)という言葉の意味を調べてくる(50分)
【復習】授業内容について、配布プリント・ノートを参照して確認する(30分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
平常点60授業への姿勢・参加度、および毎回授業の最後に提出するミニ・レポートによって評価する。
期末課題40期末に課すレポート課題によって評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『新しく学ぶフランス史』平野千果子ミネルヴァ書房2800円978-4-623-08598-9
2.『フランス語のはなし』ナドー、 バーロウ大修館書店2400円978-4-469-25076-3
3.『ライシテから読む現代フランス』伊達聖伸岩波新書840円978-4-004-31710-4
4.『書き換えられた聖書』バート・D・アーマンちくま学芸文庫1400円978-4-480-09928-0
参考URL
質疑応答
授業内および授業後、必要に応じて質問時間を設けます。
また、授業の最後に書いてもらうミニ・レポートで質問や要望などを伝えてください。
メールアドレスは、「オフィスアワー」に掲載。
備考
春学期の受講は学籍番号の前半、秋学期は学籍番号の後半。
参考図書には、いずれも学術的でありながら刺激的なものを選定しました。
多少難しく感じるとは思いますが、全く読みとおせないほど難しいものでもありません。
もちろん、授業の予習や試験の際に必ずしも参照する必要はありません。しかし、これらの本に触れることで、みなさんの世界が少しでも広がることを願っています。
画像
ファイル
更新日付2022/02/05 10:05:44