開講年度2022
開講学科商学科 2013年度以降入学
経営学科 2013年度以降入学
法律学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2013年度以降入学
2020年度法学部現代社会法学科
2020年度法学部法律学科
2020年度商学部商学科
科目名宗教学Ⅰ
担当教員服部 育郎
学期曜日時限春学期 月曜日 4時限
チームコードmqca3qn
科目区分必修
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーB111-113-01
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
B-DP1-1 倫理性と人間性 ◎ B-DP2-1 多様性の理解 ◎ B-DP2-2 協調性 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
宗教と人間
授業の概要
世界にはさまざまな宗教があり、人間の長い歴史において多くの影響を与えてきました。そして現在も与え続けています。人間と宗教とのかかわりは多様で、そこには深いつながりがあります。たとえば、「無宗教」という立場がありますが、それは「宗教」を知らずして語れないはずです。講義では、最初に、「宗教とは何か」を考えた上で、国際化が進む現代、なくてはならない宗教についての正しい知識の習得を目指します。そして、その知識が、わたしたちが生きていく上で、さまざまな方面からよりよく生きるヒントになればよいと考えます。なお、坐禅の体験学習もおこなう予定です。

*「宗教学」の授業は「建学の精神」に基づく、宗教人間教育の一環として実施される、本学独自の必修科目です。
授業の到達
目標
① 宗教とは何かについて、客観的に考える力を身に付ける。また、日常生活の中にどれほど宗教的な事柄が含まれているかを知る。
② 世界の代表的な宗教について、正しい知識を身に付け、基本的なことを口頭および文章で説明できるようにする。なお、ここでいう「正しい」とは、先入観や偏見なく、まずはありのままに知ることを意味する。
③ さらに、知識が智慧になることを目指す。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
学期末試験は試験後に、WebCampusの「講義連絡」(およびTeams)を使用して授業講評を送信します。また、授業内試験(理解度チェックシート)については講義内にて講評と評価などを説明。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
仏教寺院での実務経験をもって、現代宗教の諸事象を現場の立場から講義し、仏教の実践である坐禅を実習方式で指導いたします。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1なぜ宗教を学ぶのか ― 宗教とは、日本人の宗教意識 ―。 建学の精神について。授業予定・評価基準の説明。基本知識の確認。復習:建学の精神について、テキストを読み返し自分で考えてみる。ノートを参照に宗教についての基本知識を再確認する。(30分)
2いつ、どのように宗教は生まれたか - 宗教の起源(1)。アニミズムとは何か、現代も残るアニミズム信仰について。予習:講義前にテキストの該当する箇所を読み、問題点を考えてみる。(30分)
復習:ノートを参照にして授業内容を確認し、不足部分を調べてノートに追加する。(40分)
3いつ、どのように宗教は生まれたか-宗教の起源(2)。呪術と宗教について。宗教の起源に関する研究のまとめ。予習:講義前にテキストの該当する箇所を読み、問題点を考えてみる。(30分)
復習:ノートを参照にして授業内容を確認し、不足部分を調べてノートに追加する。(40分)
4宗教の分類の試み。一神教と多神教。一神教とはどのような宗教であるかについてまとめる。旧約聖書と新約聖書とは。予習:講義前にテキストの該当する箇所を読み、問題点を考えてみる。(30分)
復習:ノートを参照にして授業内容を確認し、不足部分を調べてノートに追加する。(40分)
5ユダヤ教(1) 現代のユダヤ教徒たち。ユダヤ教の成立と歴史。律法とは。予習:講義前にテキストの該当する箇所を読み、問題点を考えてみる。(30分)
復習:ノートを参照にして授業内容を確認し、不足部分を調べてノートに追加する。(40分)
6ユダヤ教(2) ユダヤ教徒の民族的同一性について。律法を守った生活とは -安息日をどのように過ごしているか-。予習:講義前にテキストの該当する箇所を読み、問題点を考えてみる。(30分)
復習:ノートを参照にして授業内容を確認し、不足部分を調べてノートに追加する。(40分)
7キリスト教(1) ユダヤ教とキリスト教。イエスの生涯。「イエス・キリスト」とは何を意味するか。予習:講義前にテキストの該当する箇所を読み、問題点を考えてみる。(30分)
復習:ノートを参照にして授業内容を確認し、不足部分を調べてノートに追加する。(40分)
8キリスト教(2) 十字架・復活・奇跡について。教えの特徴とは。予習:講義前にテキストの該当する箇所を読み、問題点を考えてみる。(30分)
復習:ノートを参照にして授業内容を確認し、不足部分を調べてノートに追加する。(40分)
9宗教体験(瞑想体験 -坐禅-) 瞑想とは、坐禅とは、坐禅の基本作法と体験学習。予習:講義前にテキスト巻末の坐禅の説明(坐禅実習の心得と作法)を読んでおく。また、基本作法について、その流れを覚えておく。(60分)
10イスラム教(1) イスラム教とは。ムハンマドの生涯について。イスラム教の聖典。予習:講義前にテキストの該当する箇所を読み、問題点を考えてみる。(30分)
復習:ノートを参照にして授業内容を確認し、不足部分を調べてノートに追加する。(40分)
11イスラム教(2) イスラム教の教え -信仰と実践(六信五行)。原理主義とは何か。予習:講義前にテキストの該当する箇所を読み、問題点を考えてみる。(30分)
復習:ノートを参照にして授業内容を確認し、不足部分を調べてノートに追加する。(40分)
12諸宗教の比較と諸問題。宗教間の争いはなぜおこるのか。対立・寛容・共存について考える。予習:現代的な意味も含め、諸宗教相互の関係について調べ、疑問点などを整理しておく。(30分)
復習:ノートを参照にして授業内容を確認し、不足部分を調べてノートに追加する。(40分)
13仏教(1) 仏教とキリスト教について。仏教の考え方の特徴は何か。「ブッダ」とは何を意味するのか。予習:講義前にテキストの該当する箇所を読み、問題点を考えてみる。(30分)
復習:ノートを参照にして授業内容を確認し、不足部分を調べてノートに追加する。(40分)
14仏教(2) ブッダの教え -苦しみとその克服の教え。苦しみの定義-。真理に目覚めた人とは。学期末試験に関しての説明。予習:講義前にテキストの該当する箇所を読み、問題点を考えてみる。(30分)
復習:ノートを参照にして授業内容を確認し、不足部分を調べてノートに追加する。(40分)
15まとめ 諸宗教を学んだ後で、「宗教」とはなにかについて再び考える。春学期の内容に関しての質問。予習:これまでの講義内容を確認し、疑問点があれば質問できるようにしておく。(60分)
復習:ノートを参照にして疑問点や、不足部分を調べてまとめる。(40分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
学期末定期試験60該当の学期中の講義内容全般にわたる理解度。
授業理解度チェックシート(確認小テスト)40当日の授業内容についての理解を確認する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『宗教と人間―真の生き方を求めて―〔第二版〕』愛知学院大学宗教研究会編大東出版社1,200+税978-4-500-00702-8
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.授業で適宜紹介する。
参考URL
質疑応答
毎回の授業終了後、あるいは、メールにて遠慮なく質問してください。
連絡事項のメールアドレスは、hattori2020.r@gmail.com です。
備考
講義中の入退室・私語・飲食・携帯電話やメール(スマートフォン)の使用は厳禁とします。なお、座席は指定とします。特別な事情がある場合は事前に申し出てください。
画像
ファイル
更新日付2022/02/14 15:52:29