開講年度2022
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
がん化学療法学◆(実務実習事前学習)
科目ナンバーA411-474-11
開講学科2019年度薬学部医療薬学科6年
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
2019年度薬学部医療薬学科6年
部門専門  
対象学年4年
開講種別春学期
曜日・時限・教室春学期 金曜日 2時限 206
単位数1
必修・選択必修
授業形態講義
担当者(所属講座)渡邊 法男,河原 昌美(臨床薬学)
使用言語日本語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目
薬学分野における基礎的・専門的知識ならびに技能と態度を修得する。


授業の概要
複雑化するがん化学療法を安全かつ有効に提供するため、医療現場において、薬剤師に求められている役割は多岐に渡る。がん化学療法学では、最適ながん薬物療法を患者に提供するため、患者の状態に応じた薬物治療レジメンの選択から、腎機能、肝機能などの指標に基づいた投与量の調節、副作用のモニタリングを通じた支持療法の提案など、適切な薬学的管理を行うための基本的な知識を修得する。
【実務経験をいかした教育内容】病院薬剤師経験をもつ教員が、がん薬物療法における臨床薬剤師活動の実際について、実務経験をもとに講義する。
授業の到達目標
悪性腫瘍の特徴や抗悪性腫瘍剤の薬理作用、副作用軽減のための支持療法、各がん種の代表的な標準治療レジメンの選択、緩和ケアなどに関する基本的事項を修得し、説明できることを目標とする。
準備学習(予習・復習など)
受講前に、シラバスに記載されている到達目標の該当項目について、参考書等を用いで予習すること。受講後は、プリント資料、確認テスト、ノート、参考書等を読み返して復習すること。各回の講義前後に、およそ90分を目安として予習・復習すること。
授業計画
授業の内容SBOコード
1がん細胞の特性、疫学、病因、がん化学療法の基本概念、がん化学療法における薬剤師の役割について説明できる。(渡邊)C6-(7)-①-1,C6-(7)-③-1,2,E2-(7)-⑦-1,2,3,F-(3)-①-1
2殺細胞性抗がん薬の薬理作用、機序、主な副作用、相互作用、臨床適用などについて説明できる①。(渡邊)E2-(7)-⑧-1,F-(2)-⑥-2
3殺細胞性抗がん薬の薬理作用、機序、主な副作用、相互作用、臨床適用などについて説明できる②。(渡邊)E2-(7)-⑧-1,F-(2)-⑥-2
4殺細胞性抗がん薬の副作用の軽減のための支持療法について説明できる。(渡邊)E2-(4)-②-8,E2-(7)-⑧-3,F-(3)-④-1
5分子標的治療薬の薬理作用、機序、主な副作用、相互作用、臨床適用などについて説明できる①。(渡邊)E2-(7)-⑧-1,F-(2)-⑥-2
6分子標的治療薬の薬理作用、機序、主な副作用、相互作用、臨床適用などについて説明できる②。(渡邊)E2-(7)-⑧-1,F-(2)-⑥-2
7悪性腫瘍の病態、診断法、薬物治療、主な副作用と対策について説明できる(呼吸器のがん)。(河原)E2-(7)-⑧-1,3,4,9,F-(3)-④-1
8悪性腫瘍の病態、診断法、薬物治療、主な副作用と対策について説明できる(消化器のがん①)。(河原)E2-(7)-⑧-1,3,4,8,F-(3)-④-1
9悪性腫瘍の病態、診断法、薬物治療、主な副作用と対策について説明できる(消化器のがん②)。(河原)E2-(7)-⑧-1,3,4,8,F-(3)-④-1
10悪性腫瘍の病態、診断法、薬物治療、主な副作用と対策について説明できる(乳房、婦人科のがん)。(河原)E2-(7)-⑧-1,3,4,11,13,F-(3)-④-1
11悪性腫瘍の病態、診断法、薬物治療、主な副作用と対策について説明できる(泌尿器のがん、その他)。(河原)E2-(7)-⑧-1,3,4,5,6,7,10,11,12,F-(3)-④-1
12がん終末期の病態と治療、がん性疼痛の薬物治療について説明できる①。(渡邊)E2-(7)-⑨-1,2,F-(3)-④-1
13がん終末期の病態と治療、がん性疼痛の薬物治療について説明できる②。(渡邊)E2-(7)-⑨-1,2,F-(3)-④-1
授業の方法・方略
プリント資料を配布し、パワーポイントを使用した口述講義を行う。講義毎に確認テストおよび解説を行い、講義内容の理解を深める。
成績評価及び
フィードバック方法
定期試験:100% 授業の内容を十分に理解し、授業の到達目標をふまえた上で、設問に対して適切な解答ができる。
フィードバック:定期試験終了後に、解答状況に関するコメントを伝えます。
教科書
参考書
入門腫瘍内科学改訂第3版(南江堂)、がん診療レジデンントマニュアル第8版(医学書院)、薬がみえる・病気がみえる(メディックメディア)
オフィスアワー
WebCampusを参照してください。
参照ホーム
ページ
内容URL説明
1.日本癌治療学会臓器別ガイドラインを掲載
2.国立がん研究センター(がん情報サービス)がんの診断から治療に関する情報(一般の方向け)を掲載
画像
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更新日付2022/03/23 08:46:44