開講年度2022
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
公衆衛生学
科目ナンバーA311-473-11
開講学科医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
2020年度薬学部医療薬学科6年
2019年度薬学部医療薬学科6年
部門専門  
対象学年2年
開講種別春学期
曜日・時限・教室春学期 水曜日 2時限 204
単位数1
必修・選択必修
授業形態講義
担当者(所属講座)徳本 真紀,佐藤 雅彦,李 辰竜
使用言語日本語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目
薬学分野における基礎的・専門的知識ならびに技能と態度を修得する。


授業の概要
公衆衛生は、人間集団を対象に疾病の予防と健康の維持・増進を図ることを目的としており、予防医学の側面も有している。薬剤師は、医師や他の医療従事者とともに、公衆衛生の向上と増進に寄与することが求められており、現代社会における疾病とその予防対策を理解する必要がある。本講義では、人々(集団)の健康と疾病の現状およびその影響要因を把握するために、保健統計および疫学を理解する。また、健康を理解して疾病の予防に貢献できるために、保健衛生として、母子保健および労働衛生についても学習するとともに、生命尊厳の倫理観や労働災害防止に役立つ薬剤師の使命感を身につける。
授業の到達目標
人々(集団)の健康と疾病の現状およびその影響要因を把握するために、保健統計と疫学に関する事項を修得することを目標とする。また、健康を理解し疾病の予防に貢献できるようになるため、感染症、生活習慣病、職業病などについての現状とその予防に関する事項を修得することを目標とする。
準備学習(予習・復習など)
各授業内容を教科書を用いて予習する。授業後は、授業内容をよく整理するとともに、教科書内演習問題およびまとめを利用して復習する。
各回の講義前後に、およそ90分を目安として予習・復習すること。
授業計画
授業の内容SBOコード
1公衆衛生学概論 〔徳本〕
健康と疾病の概念を修得するとともに、公衆衛生学の歴史や薬学における意義についても修得する。
D1-(1)-①-1
2保健統計(1) 〔佐藤〕
人口統計の意義について修得する。さらに、人口統計および傷病統計に関する指標についても修得する。
D1-(1)-②-1,2
3保健統計(2) 〔佐藤〕
人口動態の変遷について修得する。
D1-(1)-②-3, A-(1)-②-8
4疫学(1) 〔李〕
疾病予防における疫学の役割を修得する。さらに、疫学の三要因や疫学の種類とその方法についても修得する。
D1-(1)-③-1,2,3
5疫学(2) 〔李〕
リスク要因の評価方法を修得するとともに、その計算方法についても修得する。
D1-(1)-③-4
6衛生行政 〔徳本〕
地域保健や国際保健における行政の役割について修得する。
アドバンスト
7疾病予防 〔徳本〕
一次、二次、三次予防について修得する。さらに、健康増進政策や公衆衛生における薬剤師の役割についても修得する。
D1-(2)-①-1,2, A-(1)-②-6
8感染症とその予防 〔徳本〕
感染症の特徴と分類について修得する。代表的な性感染症の予防対策を修得する。さらに、予防接種の意義と方法についても修得する。
C8-(2)-②-1,D1-(2)-②-1,2,3,4
9生活習慣病とその予防(1) 〔徳本〕
生活習慣病の種類とその動向について修得する。
D1-(2)-③-1
10生活習慣病とその予防(2) 〔徳本〕
生活習慣病のリスク要因とその予防方法について修得する。さらに、食生活や喫煙などの生活習慣と疾病の関わりについても修得する。
D1-(2)-③-2,3
11母子保健 〔徳本〕
新生児マススクリーニングの意義と検査項目について修得する。さらに、母子感染疾患とその予防対策についても修得する。
D1-(2)-④-1,2
12労働衛生 〔徳本〕
労働衛生統計や労働災害および職業性疾病について修得する。さらに、労働衛生管理についても修得する。
D1-(2)-⑤-1,2
13学校保健 〔外部講師〕
学校保健の意義や学校薬剤師の役割を修得する。
B-(4)-②-3
授業の方法・方略
教科書を中心にスライドやプリントを用いて公衆衛生学に関する最新情報を提供しながら講義を行う。公衆衛生学の理解を深めるため映像資料を活用する。
成績評価及び
フィードバック方法
定期試験:90% 講義内容を十分に理解し、講義の到達目標を踏まえた上で、設問に対して論述できる。
レポート:10% 課題について、講義内容を踏まえて適切にまとめ、正しい日本語で記述できる。
(フィードバック)定期試験終了後に、解答状況に関するコメントを伝えます。
教科書
コンパス衛生薬学 改訂第3版(南江堂)
参考書
オフィスアワー
WebCampusを参照してください。
参照ホーム
ページ
画像
ファイル
更新日付2022/01/21 17:45:19