開講年度2022
開講学科総合政策学科 2013年度以降入学
科目名社会と倫理
担当教員小城 拓理
学期曜日時限春学期 木曜日 3時限
チームコード3vtn45m
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーG231-111-01
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
G-DP1 多様性への理解 △
G-DP3 社会参加 △
G-DP4 課題発見力 △
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
生命から社会と倫理を考える
授業の概要
生命科学や医療技術の発展を背景に、今、生命の倫理が問われています。そこで本授業では生命倫理学の世界にみなさんを招待することで、生命という観点から社会と倫理について考えてみたいと思います。生命倫理学とは、人間の生と死のあり方、あるべき姿を考える学問です。本授業では安楽死のような古典的問題や生殖補助技術といった新しい問題を学ぶことを通じて、社会と倫理について考えてほしいと思います。
授業の到達
目標
生命倫理学を学ぶことを通じて、社会と倫理について自分なりに考える力を養うことを目標とします。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表後に講義連絡にて授業講評を送信します。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1「イントロダクション」:生命倫理学入門
〇授業方針と生命倫理学の概略を説明します
【予習】シラバスを読み本授業内容をあらかじめ把握する(60)
【復習】授業の全体について確認する(180)
2「人工授精(1)」:義父の子供を産みますか
〇配偶者間人工授精と非配偶者間人工授精について説明します
【予習】人工授精について調べる(60)
【復習】配偶者間人工授精と非配偶者間人工授精について授業内容を確認し、理解を深める(180)
3「人工授精(2)」:精子バンクと「天才児」
〇精子バンクについて説明します
【予習】精子バンクについて調べる(60)
【復習】精子バンクについて授業内容を確認し、理解を深める(180)
4「人工授精(3)」:精子提供者のプライバシーか子どもの知る権利か
〇人工授精における精子提供者のプライバシーと子どもの知る権利との対立について説明します
【予習】非配偶者間人工授精について調べる(60)
【復習】精子提供者のプライバシーと子どもの知る権利との対立について授業内容を確認し、理解を深める(180)
5「体外受精(1)」:もしも六つ子を妊娠したら
〇体外受精による多胎妊娠と減数手術について説明します
【予習】体外受精について調べる(60)
【復習】多胎妊娠と減数手術について授業内容を確認し、理解を深める(180)
6「体外受精(2)」:「障害」のある子どもがほしい
〇体外受精における着床前診断について説明します
【予習】出生前診断と着床前診断について調べる(60)
【復習】着床前診断について授業内容を確認し、理解を深める(180)
7「体外受精(3)」:あまった受精卵をください
〇不妊治療における余剰胚について説明します
【予習】余剰胚について調べる(60)
【復習】余剰胚について授業内容を確認し、理解を深める(180)
8「代理出産(1)」:「母親」とは誰か
〇代理出産について説明します
【予習】代理出産について調べる(60)
【復習】代理出産について授業内容を確認し、理解を深める(180)
9「代理出産(2)」:福音か搾取か
〇生殖ツーリズムについて説明します
【予習】生殖ツーリズムについて調べる(60)
【復習】生殖ツーリズムについて授業内容を確認し、理解を深める(180)
10「治療拒否と代理同意(1)」:患者が治療を拒否するとき
〇エホバの証人による輸血拒否事件について説明します
【予習】エホバの証人について調べる(60)
【復習】輸血拒否事件について授業内容を確認し、理解を深める(180)
11「治療拒否と代理同意(2)」:子どもの命は誰のものか
〇子どもが患者の場合の代理同意について説明します
【予習】代理同意について調べる(60)
【復習】代理同意について授業内容を確認し、理解を深める(180)
12「脳死・臓器移植(1)」:脳死という迷宮
〇脳死について説明します
【予習】ドナーカードについて調べる(60)
【復習】脳死について授業内容を確認し、理解を深める(180)
13「脳死・臓器移植(2)」:臓器が足りない
〇臓器不足について説明します
【予習】臓器移植ネットワークのHPを見る(60)
【復習】臓器不足について授業内容を確認し、理解を深める(180)
14「安楽死」:「人間らしい最期」とは
〇安楽死について説明します
【予習】終末期医療について調べる(60)
【復習】安楽死について授業内容を確認し、理解を深める(180)
15「まとめ」
〇授業の全体を振り返ります
【予習】試験対策としてこれまでの学習内容を確認する(240)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
ミニレポート90%授業内容を十分に理解し、生命倫理学について論述できる。
受講態度10%授業中の積極的な発言を評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『はじめて学ぶ生命倫理』小林亜津子筑摩書房8429784480688682
2.『看護のための生命倫理[改訂版]』小林亜津子ナカニシヤ出版25929784779504792
参考URL
質疑応答
毎回の授業終了時の教室及びオフィスアワー(火曜5限)の小城研究室(G605)で受け付けます。
備考
シラバスの内容は状況によって変更される可能性があることを予めご承知おきください。
画像
ファイル
更新日付2022/01/29 09:23:04