開講年度2022
開講学科総合政策学科 2013年度以降入学
科目名マスメディア論
担当教員加藤 直人
学期曜日時限春学期 木曜日 4時限
チームコードw2n65h2
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーG231-261-10
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
G-DP3 社会参加 ○
G-DP4 課題発見力 △
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
マスメディアの現状とあるべき姿について,日本と中国のメデイア状況を比較考察して学ぶ。
授業の概要
世界の中でも日本と最も関係の深い国の一つである中国のメディア事情について、理解を深めてもらえる講義にします。                                      具体的には、習近平政権下の中国の政治、外交、社会情勢全般について学んでいく中で、「1強体制」で強権支配の目立つ習政権の言論統制や、香港の民主化運動弾圧、1989年の天安門事件など、メデイア統制に関することがらを重点的に学びます。
授業の到達
目標
講義を通じて、教養ある社会人として求められるレベルの現代中国についての知識を得られるようにします。講師の特派員時代のエピソードを盛り込み、講師が執筆した新聞記事や社説を講義で活用します。ダイナミックな生のニュース情報とその背景に触れることができ、自分の力で国際ニュースを読み解く力が身につきます。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績評価は第15回講義の際のレポートで行います。                                                               授業の前に予習として教科書「巨龍の目撃者」の関連部分を読んでくることを課題にします。                                            
使用言語
日本語での講義です。中国事情に触れる際に中国語を使用することがありますが、その都度意味を解説します。
実務経験をいかした教育内容
講師が計4度、あしかけ10年にわたって新聞社の中国特派員として経験してきた現地の情勢やエピソードもふんだんに織り込んだダイナミックな講義とする。
講師が作製するレジュメ以外に、講師の手による教科書「巨龍の目撃者」や、 これまで執筆した記事や社説を副教材として活用する。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1第1回・ガイダンス 1,中国報道の現場 2,特派員への道とは予習は教科書の「プロローグ」を読む(240分)
2第2回・中国の政治と経済の特徴 1,社会主義市場経済 2,鄧小平の「白猫黒猫論」予習は第1章「裸官はびこる汚職天国」 (240分)                                       
3第3回・日本メデイアの現状 1,報道と論説の違い 2,新聞とテレビの報道予習は第2章「特ダネのつけ威嚇尾行」(240分)
4第4回・中国の政治と経済の特徴 1,、社会主義市場経済 2,鄧小平の「白猫黒猫論」予習は第1章「裸官はびこる汚職天国」(240分)
5第5回・言論統制武器の権力闘争 1、共産党のエリート集団 2,秘密の「北戴河会議」予習は第7章「中南海権力闘争」(240分)                                       
6第6回・日中メディアの反腐敗闘争報道 1、「トラもハエもたたく」政敵粛清 2,地方から中国トップへ予習は第8章「習近平の素顔」(240分)      
7第7回・コロナとの戦い報道A 1.強権的な武漢封鎖予習は第6章「危険水域の食品、環境」(240分)           
8第8回・コロナとの戦い報道B 1,日中漢詩交流 2,マスク外交                  予習は第6章「危険水域の食品」(240分)                  
9第9回・習近平の目玉政策 1,「一帯一路」構想とは 2,「東洋の病人」を脱する予習は第8章「習近平の素顔」(240分)             
10第10回・強まる言論・社会統制 1,身分証による厳格管理 2,中国で働くと何等級?予習は第2章「言論統制と特派員」(240分)
11第11回 ・中国版AI(人工知能)による社会管理 1,AIによる交通違反者暴露台 2,「殺人アプリ」タクシー予習は第13章「影子銀行」(240分)                    
12第12回・世界が批判する少数民族政策 ,社会震撼させたウルムチ騒乱、2,米国テロ対策に便乗予習は第4章「中華のアキレス腱」(240分)             
13第13回・国交正常化50年の日中 1,パンダブームと政冷経熱 2,4つの政治文書とは予習は第14章「日中衝突は不可避か」(240分)
             
14第14回・葬られた自由な香港 1,学生たちの雨傘運動 2,つぶされたリンゴ日報予習は第9章「カリスマなき時代」(240分)                       
15第15回・講義総括と最終レポート講義に関連した国際ニュースの調査(240分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
レポートによる評価。60点以上が合格。                                                                            100%講義した現代中国の諸問題について理解でき、自分の文章で説明できる                                         
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『巨龍の目撃者』加藤直人中日新聞社1500円978-4-8062-0674-3
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
講義内で随時行うほか、追加の質問はメールで回答する。
備考
画像
ファイル
更新日付2022/02/17 17:14:18