開講年度2022
開講学科健康栄養学科 2013年度以降入学
科目名栄養カウンセリング論B
担当教員小森 まり子
学期曜日時限春学期集中 その他 集中
チームコード4xgdfib
科目区分選択
授業形態演習
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーX231-594-44
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
X-DP1 栄養・食習慣と健康との相互関係に関する知識の修得 ○
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
管理栄養士のためのカウンセリングの理論とスキルを学ぶ
授業の概要
管理栄養士が行う健康教育・患者教育には、知識教育だけでなく、行動変容支援技術が求められている。そのためには、患者のモチベーション向上や行動変容を妨げる心理的背景を紐とくといったカウンセリング技術が必要となっている。カウンセリングは、クライアントの感情に焦点を当て、行動変容を妨げている無自覚な感情や要求に気づきを促し、ヘルスケア行動の実践へとつなぐ援助技術である。この講義では栄養カウンセリングを体験実習することで、ガイダンス(指導)、コーチング、カウンセリング法の違いと効果ををわきまえて、クライアントの状況に合わせた視点技術の展開と健康教育を学ぶ。
授業の到達
目標
1.栄養カウンセリングの意義と特性、技法について理解し、説明できる。
2.栄養カウンセリングの具体的な活用方法について説明できる。
3.個人を対象とした栄養カウンセリングの基本について理解し、実践できる。
4.グループカウンセリングの意義と特性、技法について理解し、説明できる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
筆記試験は、終了後に設問について解説する。
栄養カウンセリングの演習は、発表後に講評する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
管理栄養士として身に付けるべきカウンセリングに関する知識と技術の理解を深めるように、栄養カウンセリングの事例を紹介する。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1栄養カウンセリングの意義
  指導とカウンセリングの違いと効果
  <プラクティス>客観と主観
【予習】栄養カウンセリングについて調べ学習をする(60分)
【復習】学習した内容の要点をまとめて、指導とカウンセリングの違いを理解する(30分)
2病気と疾患
  イイコ心と依存心のパーソナリティ論
  <プラクティス>パーソナリティとストレス
【予習】パーソナリティ論について調べ学習をする(60分)
【復習】学習した内容の要点をまとめて、パーソナリティとストレスについて理解を深める(30分)
3心のストレスと健康
  良性ストレスと悪性ストレス
  <プラクティス>ストレスマネジメント法
【予習】ストレスメネジメント法について調べ学習をする(60分)
【復習】学習した内容の要点をまとめて、ストレスメネジメントについて理解を深める(30分)
4カウンセリング面接の基本技法
  <プラクティス>観察・傾聴・確認・共感法
【予習】カウンセリングの基本について調べ学習をする(60分)
【復習】学習した内容の要点をまとめて、観察・傾聴・確認・共感について理解を深める(30分)
5ストレスと疾患
  <プラクティス>行動変容カウンセリングの基本手順(沈黙ゲーム)
【予習】行動変容カウンセリングの基本について調べ学習をする(60分)
【復習】学習した内容の要点をまとめて、カウンセリング技法の基本について理解を深める(30分)
6心の仕組み
  <プラクティス>栄養相談における面接技法(共感的傾聴法)
【予習】面接技法について調べ学習をする(60分)
【復習】学習した内容の要点をまとめて、共感的傾聴法について理解を深める(30分)
7大脳生理学から見た行動変容を妨げる仕組み
  <プラクティス>栄養相談における面接技法(目標化カウンセリング法)
【予習】大脳生理学について調べ学習をする(60分)
【復習】学習した内容の要点をまとめて、目標化カウンセリング法について理解を深める(30分)
8自己効力感モデル
  <プラクティス>栄養相談における面接技法(ヘルスガイダンス法の基礎)
【予習】自己効力感について調べ学習をする(60分)
【復習】学習した内容の要点をまとめて、ヘルスガイダンスについて理解を深める(30分)
9検査データから見る食分析
  <プラクティス>栄養相談における面接技法(ヘルスガイダンス法の応用)
【予習】検査データの基本について調べ学習をする(60分)
【復習】学習した内容の要点をまとめて、検査データの活用について理解を深める(30分)
10検査データから見る食分析
  <プラクティス>栄養相談における面接技法(栄養コーチング法)
【予習】栄養コーチング法について調べ学習をする(60分)
【復習】学習した内容の要点をまとめて、栄養コーチング法について理解を深める(30分)
11フラッシュバック理論
 <プラクティス>栄養相談における面接技法(フラッシュバックカウンセリング)
【予習】フラッシュバック理論について調べ学習をする(60分)
【復習】学習した内容の要点をまとめて、フラッシュバックカウンセリングについて理解を深める(30分)
12フラッシュバックカウンセリング課題作成【予習】カウンセリングの事例について調べ学習をする(60分)
【復習】学習した内容の要点をまとめて、フラッシュバックカウンセリングの課題について理解を深める(30分)
13栄養カウンセリング事例(生活習慣病)【予習】生活習慣病法について調べ学習をする(60分)
【復習】学習した内容の要点をまとめて、生活習慣病ハイリスク者の栄養カウンセリングについて理解を深める(30分)
14【第14回】栄養カウンセリング事例(健康問題)【予習】最新の健康問題について調べ学習をする(60分)
【復習】学習した内容の要点をまとめて、さまざまな健康問題を抱える対象者のカウンセリングについて理解を深める(30分)
15【第15回】栄養カウンセリングのまとめとテスト【予習】栄養カウンセリングについて意見が発表できるように準備する(60分)
【復習】栄養士・管理栄養士として栄養カウンセリングに関する理解を深める(30分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
筆記試験50%栄養カウンセリングに関する専門的知識を十分に理解し、設問に対して論理的に記述できる。
演習40%栄養カウンセリングの演習課題に技法を用いて的確に発表できる。
受講態度10%授業中の積極的な質問や意見を客観的に評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『入門 健康カウンセリング』小森まり子 ソーシャルスキルネットワーク(株)
2.『健康カウンセリングワークブック』小森まり子ソーシャルスキルネットワーク(株)
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
授業開始前と終了後
備考
画像
ファイル
更新日付2022/02/10 14:11:18