開講年度2022
開講学科心理学科 2013年度以降入学
2018年度心身科学部健康科学科
2018年心身科学部心理学科
科目名発声発語障害学Ⅲ(器質性構音障害総論・各論)
担当教員早川 統子
赤塚 麻里
清水 義和
学期曜日時限春学期 月曜日 2時限
チームコードjh0unms
科目区分選択
授業形態講義
対象学年3年
単位数2
科目ナンバーZ331-513-07

関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
Z-DP1 指導力・実践力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
器質性構音障害
授業の概要
障害像から実際の技術を理解する。
授業の到達
目標
構音障害の中の器質性構音障害の全体像について学ぶ。器質性構音障害の原因となる疾患の種類と、それぞれの疾患の特徴、構音に及ぼす影響についての知識を得ることにより、構音障害の発生機序について説明できる。また、構音障害を持つ方々に対して必要な検査を行い、その結果を正しく評価し、訓練と医学的アプローチにつなげていく技術、方法についていくつかの症例を通して学び、考察できる。共鳴の異常と構音の異常の違いの説明ができる。器質性構音障害を通して、様々な専門職との連携で成り立っているチーム医療についても理解し、その中で一専門職として責任をもって関わることの大切さとやりがいについても自分の意見を述べる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業内試験のフィードバックは,口頭で講義内に行う.
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
多角的視点から患者の病態を考察できるように,臨床経験から得た様々な経験をベースに模擬症例を提示する.
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1構音障害の概念と理論:
発声発語器官の基本的解剖と発生機序
器質性構音障害の発生メカニズムと特徴
講義復習(30)
2器質性構音障害でみられる具体的な問題:
鼻咽腔閉鎖機能不全に関する疾患 (口蓋裂など)
1)情報収集
2) 発語器官等の形態と機能の特徴および検査
3) 声と共鳴, 構音の特徴と検査, 評価
4) 医学的アプローチ
5) 言語管理と訓練
口腔内(構音器官)のイラストを描く(60)
3音声学
音韻論
発音記号の記し方(IPA)
音素と音節の違いについて復習(30)
日本語の発音記号を復習(60)
4発音記号の記し方(IPA)講義復習(45)
5発音記号の記し方(IPA)講義復習(45)
6発音記号の記し方(IPA)講義復習(45)
7鼻咽腔閉鎖機能とは
鼻咽腔閉鎖機能不全に関する疾患
鼻咽腔閉鎖機能検査・評価の演習
講義復習(30)
8声と共鳴について
正しい構音と異常構音について
正しい構音点の復習(30)
正しい構音操作の復習(30)
9構音障害の検査・評価について正しい構音点の復習(15)
正しい構音操作の復習(15)
構音検査の手順について復習(15)
10構音検査・評価の演習講義内で出された構音検査の課題の完成(20)
11構音検査・評価の演習
医学的アプローチ、発話補助手段
講義内で出された構音検査の課題の完成(20)
12構音訓練(各異常構音からのアプローチ・構音点からのアプローチ)正しい構音点の復習(5)
正しい構音操作の復習(5)
症例に関するアプローチ方法を「考え」レポート提出(40)
13構音訓練(各異常構音からのアプローチ・構音点からのアプローチ)症例に関するアプローチ方法を「考え」レポート提出(60)
14舌・口腔底切除, 中咽頭切除, 顎切除
1)発語器官等の形態と機能の特徴および検査
2) 構音の特徴と検査・評価
3) 医学的アプローチ
4) 構音訓練
講義復習(30)
15その他の口腔疾患
発話補助手段
 1)スピーチエイド等の補綴的手段の種類と適用基準
 2)使用法と訓練

チームアプローチ
講義復習(30)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験10060点以上を合格とする
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『口蓋裂言語のスピーチセラピー』Karen J. Golding-Kushner口腔保健協会5000円+税4896053487
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『口腔・中咽頭がんのリハビリテーション』溝尻源太郎医歯薬出版5280円(税込)4263215222Amazon.co.jp価格
2.『口蓋裂の言語臨床』岡崎恵子他医学書院5500円(税込)4260012398Amazon.co.jp価格
参考URL
質疑応答
適宜回答を行うので、メールあるいは研究室まで問い合わせ
備考
言語聴覚士必須科目
画像
ファイル
更新日付2022/02/03 14:33:39