開講年度2022
開講学科心理学科 2013年度以降入学
2018年度心身科学部健康科学科
2018年心身科学部心理学科
科目名音声・言語・聴覚系神経医学
担当教員山本 正彦
学期曜日時限春学期 火曜日 4時限
チームコードfg2f94e
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーZ231-513-02
Y231-591-07
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
Z-DP1 指導力・実践力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
言語聴覚士のための神経解剖生理学
授業の概要
神経内科専門医、リハ科専門医、臨床遺伝専門医の見地より3次元的に脳の構造、さらに機能へのつながりを修得する。1年次の解剖/生理の復習も兼ねる。
授業の到達
目標
音声・言語・聴覚に関わる神経系の構造・機能・病態を理解することは言語聴覚士への第一歩である。神経系は医学部学生の中でも、複雑で難解な領域とされる。体系的に階層的に積み上げていくことが、神経系の十分な理解への近道である。構音・嚥下障害、失語症、認知障害に必要な基礎医学的な知識について、神経内科専門医・リハ科専門医の立場から概説する。GIO(一般目標)は神経解剖を系統的に正確に把握し、神経系の構造・機能・病態を統合して説明できることである。SBOs(行動目標)はニューロンの機構、中枢神経系の構造・機能、発話と聴覚の神経機構、脳神経の構造・機能を学び、病態生理を体系的に説明できることである。失語症、高次脳機能障害、運動障害性構音障害、嚥下障害のための神経解剖生理・病態生理の把握が重要である。言語聴覚士として、基礎知識を未開拓の新規のリハビリテーション・治療法の開発に応用できる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
言語聴覚士必須科目、臨床神経学にて講評
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
下記の立場から、臨床現場に必須の神経解剖を講じる。
神経内科専門医指導医代議員
https://www.kktcs.co.jp
臨床遺伝専門医指導医
http://www.jbmg.jp
日本専門医機構リハビリテーション分野専門医
http://www.jarm.or.jp
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1序論(神経生理・画像検査の進歩を含む)
NCV, EEG, EMG, CT, MRI, MRA, US
SPECT, PET, NIRS, fMRI
該当授業の予習復習(120/120分)
2中枢神経系の構造・機能・病態(1):大脳新皮質該当授業の予習復習(120/120分)
3中枢神経系の構造・機能・病態(2):大脳辺縁系該当授業の予習復習(120/120分)
4中枢神経系の構造・機能・病態(3):髄膜、髄液、血管該当授業の予習復習(120/120分)
5末梢神経系の構造・機能・病態(自律神経系を含む)
脳神経と脊髄神経
運動感覚自律神経障害
該当授業の予習復習(120/120分)
6神経構造の一般原理
 機能局在、伝導路、白質、脳幹、小脳、脊髄
 
該当授業の予習復習(120/120分)
7ニューロンの機構
 活動電位、シナプス、NMJ、神経伝達物質
該当授業の予習復習(120/120分)
8発話と聴覚の神経感覚機構(1):体性感覚、味覚、嗅覚該当授業の予習復習(120/120分)
9発話と聴覚の神経感覚機構(2):視覚、聴覚該当授業の予習復習(120/120分)
10発話の神経運動支配(1):錐体路
UMN, LMN
該当授業の予習復習(120/120分)
11発話の神経運動支配(2):錐体外路、小脳
IVM, Pism, Ataxia
該当授業の予習復習(120/120分)
12脳神経の構造・機能・病態(1):概論該当授業の予習復習(120/120分)
13脳神経の構造・機能・病態(2):発話
球麻痺と仮性球麻痺
該当授業の予習復習(120/120分)
14脳神経の構造・機能・病態(3):嚥下
球麻痺と仮性球麻痺
該当授業の予習復習(120/120分)
15総括該当授業の予習復習(120/120分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験85禁忌問題あり
受講態度15プラスポップテスト
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『病気がみえる 〈vol.7〉 脳・神経』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『ベッドサイドの神経の診かた 』
参考URL
質疑応答
オフィースアワー、他
備考
言語聴覚士必須
画像
ファイル
更新日付2022/01/30 12:42:27