開講年度2022
開講学科日本文化学科 2013年度以降入学
科目名講読(社会と民俗)Ⅰ
担当教員竹下 修子
学期曜日時限春学期 水曜日 3時限
チームコードqg2gbb3
科目区分選択必修
授業形態演習
対象学年3年
単位数2
科目ナンバーN321-842-04
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
N-DP1-1 文化説明能力の修得 ◎
N-DP1-2 通時的・共時的視点の獲得 ◎
N-DP2-3 問題解決能力の修得 ◎
N-DP3-3 自律的学習能力の修得 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
現代社会における格差と多様化
授業の概要
 本授業では、現代日本の格差や不平等をめぐる諸問題を取り上げる。近年、さまざまな領域で語られる格差の実態はどうなのか、多様化が拡大した裏側に格差や不平等が隠されているのではないかなど、社会変化の中で避けて通れない諸問題を考察する。社会学が扱うさまざまなテーマから毎回1つを選んで輪読し、全員で議論する。
授業の到達
目標
 社会学の基本的理論と事例を学び、理論面と実証面をバランス良く理解することができる。社会学関連の文献を読み解く力をつけることができる。自分なりに追究したいテーマを発見し、考えを深めることができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日にWebCampusから授業講評を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1「ガイダンス」:授業方針の説明
本授業の概要を理解する。
【予習】シラバスを読み、授業内容を把握する。(30)
【復習】授業内容について確認する。(60)
2「現代日本の格差の諸相」
日本社会の格差問題について学ぶ。
【予習】配布した資料を下読みし、用語などを調べる。(60)
【復習】授業のなかで紹介する参考文献を読み、授業内容を確認する。(60)
3「労働市場の流動化と所得格差の拡大」
若年期のキャリア形成が所得に及ぼす影響について学ぶ。
【予習】配布した資料を下読みし、用語などを調べる。(60)
【復習】授業のなかで紹介する参考文献を読み、授業内容を確認する。(60)
4「妻の就業と所得格差」
夫の所得と妻の就業との関係の変化や、妻所得の平均化効果の弱化について学ぶ。
【予習】配布した資料を下読みし、用語などを調べる。(60)
【復習】授業のなかで紹介する参考文献を読み、授業内容を確認する。(60)
5「若年非正規雇用と結婚」
非正規雇用と結婚の関係性について学ぶ。
【予習】配布した資料を下読みし、用語などを調べる。(60)
【復習】授業のなかで紹介する参考文献を読み、授業内容を確認する。(60)
6「ライフイベントとジェンダー格差」
ライフイベントと社会階層との関連性と、その男女差について学ぶ。
【予習】配布した資料を下読みし、用語などを調べる。(60)
【復習】授業のなかで紹介する参考文献を読み、授業内容を確認する。(60)
7「女性のライフコースと就業」
日本女性の就労パターンを諸外国と比較し、その違いを生んだ制度的な背景や、それが雇用流動化の中で持つ意味について学ぶ。
【予習】配布した資料を下読みし、用語などを調べる。(60)
【復習】授業のなかで紹介する参考文献を読み、授業内容を確認する。(60)
8「多様化する世帯構造における格差」
格差や不平等の問題を世帯構造との関連から学ぶ。
【予習】配布した資料を下読みし、用語などを調べる。(60)
【復習】授業のなかで紹介する参考文献を読み、授業内容を確認する。(60)
9「高齢者の家族形態と所得格差」
高齢者の家族形態と所得格差との関連性について学ぶ。
【予習】配布した資料を下読みし、用語などを調べる。(60)
【復習】授業のなかで紹介する参考文献を読み、授業内容を確認する。(60)
10「少子化社会の階層構造」
少子化という人口構造の変化が、社会の階層構造とどのような関係があるのかについて学ぶ。
【予習】配布した資料を下読みし、用語などを調べる。(60)
【復習】授業のなかで紹介する参考文献を読み、授業内容を確認する。(60)
11「産業化と階層構造の変化」
階層間格差、職業間格差、地域間格差について学ぶ。
【予習】配布した資料を下読みし、用語などを調べる。(60)
【復習】授業のなかで紹介する参考文献を読み、授業内容を確認する。(60)
12「現代日本の教育格差」
現代日本社会の階層状況が、学歴に対する意識にどう反映されているかについて学ぶ。
【予習】配布した資料を下読みし、用語などを調べる。(60)
【復習】授業のなかで紹介する参考文献を読み、授業内容を確認する。(60)
13「社会移動の趨勢」
社会移動の中でも、特に親の世代から子どもの世代への社会的地位の移動と継承について学ぶ。
【予習】配布した資料を下読みし、用語などを調べる。(60)
【復習】授業のなかで紹介する参考文献を読み、授業内容を確認する。(60)
14「結婚率と階層内婚」
内婚の規範性について学ぶ。
【予習】配布した資料を下読みし、用語などを調べる。(60)
【復習】授業のなかで紹介する参考文献を読み、授業内容を確認する。(60)
15「東アジアの社会階層構造比較」
日本の階層構造にはどのような特徴があるのか、国際比較を通して学ぶ。
【予習】配布した資料を下読みし、用語などを調べる。(60)
【復習】授業のなかで紹介する参考文献を読み、授業内容を確認する。(60)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
レポート50%社会学の基礎を十分に理解し、自身で選んだテーマを社会学的に論述できたか評価する。
受講態度50%討論での発言など授業への積極的な参加を客観的に評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『資料を配布する。』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『現代人の社会学・入門』西原和久・油井清光編有斐閣コンパクト1,900円(税別)978-4-641-17372-9
2.『考える力が身につく社会学入門』浅野智彦他中経出版1,429円(税別)978-4-8061-3488-6
3.『テキスト現代社会学』松田健ミネルヴァ書房2,800円(税別)978-4-623-04976-9
4.『現代の社会階層』佐藤嘉倫・尾嶋史章編東京大学出版会4,800円(税別)978-4-13-055131-1
参考URL
質疑応答
1. 授業後に5分から10分程度の質疑の時間を設けます。
2. オフィスアワー:火曜日2限、木曜日4限。竹下研究室(3432)
上記以外でも、事前に連絡をいただければ対応します。
備考
授業への積極的な参加を期待します。
画像
ファイル
更新日付2022/01/27 10:42:42