開講年度2022
開講学科日本文化学科 2013年度以降入学
科目名日本語学Ⅰ
担当教員椎名 渉子
学期曜日時限春学期 火曜日 1時限
チームコードr90pnpa
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーN131-137-01
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
N-DP1-1 文化説明能力の修得 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
日本語学の全体像と隣接分野とのかかわり(1)
授業の概要
現代日本語中心の文字・表記、語彙・意味、文法について、講義を行う。日本語学の分野についての理解を深める側面から、また、日本語を教授する(日本語教育学的)側面から現代日本語を捉えていく。
授業の到達
目標
・文字・表記、語彙・意味、文法の面から現代日本語を観察する方法を理解する。
・日本語学の考えかたや基礎的な概念を理解し、重要事項を説明することができるようになる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
・小レポート課題:フィードバック方法→授業内で共有する
・授業内試験:フィードバック方法→授業内で共有する
・学期末試験:フィードバック方法→ポータル等で共有する
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1ガイダンス:授業のテーマ・概要・目標・評価・テキスト・参考書などについて説明をします。授業は、プリントをTeamsで共有して進めます。授業では基本的にはプリントは紙媒体では配布しません。各自でウェブ上で閲覧または必要な場合はプリントアウトを行ってください。予習:こちらが提示したプリントに目を通してきてください。(90)
復習:これからどのようなことを進んで学びたいかについてプリントを見直して考えてください。(30~60)
2文字・表記(1)文字とは:日本語の文字の機能・分類などについて説明します。予習:こちらが提示したプリントに目を通してきてください。(120)
復習:理解が不十分だと思う用語について辞典類を見て確認してください。(60~120)
3文字・表記(2)現代の表記法:日本語の表記法と、日本語教育的側面から見た諸課題について考えていきます。予習:こちらが提示したプリントに目を通してきてください。(60~120)
復習:理解が不十分だと思う用語について辞典類を見て確認してください。(60~120)
4語彙:語と語彙、語の種類、語彙の量、単語と語構成など、言葉のまとまりとは何かについて考えていきます。予習:こちらが提示したプリントに目を通してきてください。(60~120)
復習:課題を配布しますので、語彙分類等を実施してください。(60~120)
5意味:意味とは何か、意味関係、原義と転義などを学び、意味が変化するとはどういうことかについて考えていきます。予習:こちらが提示したプリントに目を通してきてください。(60~120)
復習:課題を配布しますので、意味変化について記述してみてください。(60~120)
6語の誕生・歴史:語源や語史とは何か、流行語、新語とはどのように生まれ、消えるのかについて考えます。予習:こちらが提示したプリントに目を通してきてください。(60~120)
復習:課題を配布しますので、自分・友人に調査を行って記述してください。(60~120)
7語の位相:ことばの層(社会方言、地域方言)について、方言・男女差・敬語などから、日本語を母語としない人から見た日本語の多様性と難しさについて考えます。予習:こちらが提示したプリントに目を通してきてください。(60~120)
復習:理解が不十分だと思う用語について辞典類を見て確認してください。(60~120)
8文とその構造:日本語の文、文の単位、文の分類などについて学びます。予習:こちらが提示したプリントに目を通してきてください。(60~120)
復習:課題を配布しますので、文にかかわる復習問題にトライしてください。(60~120)
9用言(動詞・形容詞):学校文法と日本語教育文法の違いを学びながら、それぞれの活用表について考えます。また、日本語教学習者がこれらをどう学習しているかについて捉えます。予習:こちらが提示したプリントに目を通してきてください。(60~120)
復習:理想的な活用表についてアイデアを出してください。(60~120)
10活用のない自立語:名詞、指示詞、副詞、連体詞、接続詞、感動詞について学びます。また、日本語教学習者がこれらをどう学習しているかについて概観します。予習:こちらが提示したプリントに目を通してきてください。(60~120)
復習:指示詞の運用の言語差についての課題を出しますのでトライしてください。(60~120)
11付属語:助動詞・助詞・格助詞について学びます。また、日本語教学習者がこれらをどう学習しているかについて概観します。予習:こちらが提示したプリントに目を通してきてください。(60~120)
復習:付属語を実際に日本語学習者に教える際にどのように教えるかについての課題にトライしてください。(60~120)
12ヴォイス(態):受動態・使役態・可能態について学びます。また、日本語教学習者がこれらをどう学習しているかについて概観します。予習:こちらが提示したプリントに目を通してきてください。(60~120)
復習:日本語のヴォイスが他言語母語話者にとってどのような点で難解なのかについて整理してください。(60~120)
13アスペクト(相):テイル形・テアル形・テシマウ形について学びます。また、日本語教学習者がこれらをどう学習しているかについて概観します。予習:こちらが提示したプリントに目を通してきてください。(60~120)
復習:日本語のアスペクトが他言語母語話者にとってどのような点で難解なのかについて整理してください。(60~120)
14モダリティ:かもしれない、だろう、はずだ、などのモダリティ表現について学びます。また、日本語教学習者がこれらをどう学習しているかについて概観します。予習:こちらが提示したプリントに目を通してきてください。(60~120)
復習:日本語のモダリティが他言語母語話者にとってどのような点で難解なのかについて整理してください。(60~120)
15授受表現:テヤル形・テモラウ形・テクレル形について学びます。また、日本語教学習者がこれらをどう学習しているかについて概観します。予習:こちらが提示したプリントに目を通してきてください。(60~120)
復習:日本語の授受表現が他言語母語話者にとってどのような点で難解なのかについて整理してください。(60)~120
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
評価方法
評価方法割合評価基準
授業参加度30%授業内での課題をリアクションペーパーにしっかり記入できているか。
授業内課題30%授業内で取り上げたキーワードについてしっかり説明できているか。
学期末試験40%こちらが提示する用語などを中心とした問題について、しっかり説明できているか。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『テキストは使用しない。毎回、プリント・資料をTeamsにアップロードする』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『図解日本語』沖森卓也・木村義之・陳力衛・山本真吾三省堂2200 978-4385362427
2.『みんなの日本語事典 : 言葉の疑問・不思議に答える』中山緑朗・ 飯田晴巳・ 陳力衛・ 木村義之・ 木村一明治書院6951978-4625384028
3.『現代日本語学入門 改訂版』荻野綱男明治書院2310 978-4625704093
参考URL
質疑応答
質問などは次のアドレスにお願いします。
shiina@hum.nagoya-cu.ac.jp
備考
授業中の私語は慎んでください。
オフィスアワー:shiina@hum.nagoya-cu.ac.jp
画像
ファイル
更新日付2022/02/08 15:32:15