開講年度2022
開講学科歴史学科 2015年度以降入学
科目名美術の歴史Ⅰ
担当教員井上 瞳
学期曜日時限春学期 月曜日 3時限
チームコード3e0u7g9
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーH231-116-01
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
H-DP1 文献・資料の分析・活用法の修得 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
日本美術史I 先史~中世
授業の概要
日本美術の歴史を通期で概観します。まず春学期では、日本美術の特徴を大まかに把握した上で、先史時代から中世まで、各時代を背景にしてどのような美術が生まれてきたのかを辿ります。土器や土偶、埴輪、古墳の壁画などに豊かな美術表現が見られる先史時代。仏教が伝来して以来、崇拝の対象として、あるいはその教義を伝える手段として広まった古代の仏教美術。日本的様式絵画の頂点の一つともいえる絵巻の傑作の数々。武家政権下で盛んになった水墨画など、各時代を代表する絵画や彫刻、工芸作品を取り上げます。
授業の到達
目標
各時代に見られる美術の造形が、どのような歴史的背景をもとに生まれ、どのような特徴を持つのかを把握し鑑賞できる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
小テスト後に解答を解説します。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
美術館学芸員としての実務経験をもとに、多くの美術作品を実際に見て感じること、その助けとなる美術の歴史の知識を深める講義を行います。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1概説
○これからの講義で取り上げる日本美術の名品を概観します。
【予習・復習】 テキストを全体的に目を通し、これから学ぶ日本美術史の流れを把握すること。(30分)
2日本美術史の特徴
○時代ごとの日本美術の特徴を大まかに把握します。
【予習・復習】 テキストを全体的に目を通し、日本美術の特徴について考察すること。(30分)
3縄文・弥生時代
○土器、土偶、埴輪など、造形の特徴を見ます。
【予習・復習】第1章縄文・弥生時代の項目に目を通すこと。(30分)
4古墳時代
○古墳に描かれた壁画、豊かな装飾古墳の表現を見ます。
【予習・復習】第1章古墳時代の項目に目を通すこと。(30分)
5飛鳥時代
○大陸から伝来した仏教の影響を見ます。
【予習・復習】第2章飛鳥時代の項目に目を通すこと。(30分)
6奈良時代
○唐文化の影響による造形を見ます。
【予習・復習】第2章奈良時代の項目に目を通すこと。(30分)
7仏像・仏画の見方
○飛鳥~鎌倉時代に特徴的な仏教美術の基礎的な見方を学びます。
【予習・復習】第2章~3章の仏教美術の項目に目を通すこと。(30分)
8平安時代 (1)
○貞観・藤原・院政美術のそれぞれに特徴的な仏教美術の展開を見ます。
【予習・復習】第3章平安時代の項目に目を通すこと。(30分)
9平安時代 (2) 絵巻物の傑作①
○「源氏物語絵巻」と「信貴山縁起絵巻」を鑑賞します。
【予習・復習】第3章の関連する項目に目を通すこと。(30分)
10平安時代 (3) 絵巻物の傑作②
○「伴大納言絵巻」と「吉備大臣入唐絵巻」の特徴を比べるとともに、「鳥獣人物戯画」を鑑賞します。
【予習・復習】第3章の関連する項目に目を通すこと。(30分)
11鎌倉時代 (1)
○鎌倉時代を代表する仏師、運慶と快慶について事績を辿ります。
【予習・復習】第4章鎌倉時代の項目に目を通すこと。(30分)
12鎌倉時代 (2)
○鎌倉時代に発達した肖像画と、合戦絵巻「平治物語絵巻」を鑑賞します。
【予習・復習】第4章の鎌倉時代の項目に目を通すこと。(30分)
13南北朝・室町時代 (1)
○禅林で栄えた水墨画の展開を見ます。
【予習・復習】第4章~5章の関連する項目に目を通すこと。(30分)
14南北朝・室町時代 (2)
○やまと絵と土佐派について学びます。
【小テスト】縄文から室町時代までの美術の歴史についての確認テストを行います。
【予習・復習】第5章室町時代の項目に目を通すこと。(30分)
小テストのための復習を行うこと(120分)
15美術館見学【レポート】美術館で展覧会を鑑賞し(90分)、課題に対するレポートを提出(90分)。
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
授業内小テスト60%60点以上を評価基準とします
美術館見学レポート30%課題に対しての達成度を評価
授業態度10%私語、携帯電話の使用等
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『日本美術史』山下裕二・高岸輝美術出版社3024978-4-568-38907-4
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『『日本美術の歴史』 』辻惟雄美術出版社 3024978-4-568-38907-4
参考URL
1.授業内で適宜紹介します
質疑応答
授業後に直接対応します。
オフィスアワー:水曜日2限 3417研究室(3号館4階) 内線3253 
email: muse.inoue@gmail.com
備考
授業中の私語、携帯電話の使用は禁止します。
画像
ファイル
更新日付2022/01/30 14:09:03