開講年度2022
開講学科歴史学科 2015年度以降入学
科目名中国文化史入門
担当教員武内 剛
学期曜日時限春学期 水曜日 4時限
チームコードsuwp446
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーH131-163-01
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
H-DP4 世界史的・多元的な視野と人間力の育成 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
「茶」と「麺」を中心とする中国飲食文化
授業の概要
中国における伝統的な飲食文化の歴史とその現状について講義します。中国を起源とするにも係わらず、日本とは似ているようで異なる中国生活文化の中で、特に飲食文化について、その起源と発展過程の歴史と現在の状況及び日本への伝番をも含めてトータルに検証することによって中国に対する一層の興味を深めていきたいと思います。そこで本講義では、中国の飲食文化の中で最も身近な茶と麺類について取り上げます。その歴史的なルーツや伝番のプロセスに関する問題点を必要に応じてプリント配布やビデオ上映も行いながら、中国文化が世界に誇る「喫茶」と「麺類」を歴史的側面から紹介していきます。なお、実際に授業の中で中国茶を味わってもらいます。
授業の到達
目標
中国の飲食文化の歴史の中で重要な二つの要素である「喫茶」と「麺食」について次のような到達目標が挙げられます。先ず、「喫茶」の文化史的背景として、茶の産地の偏在性に由来する王朝国家との関連性や対峙する王朝に対しての優位性について歴史的に言及する事が指摘できるようにします。次に中国茶を実際に味わってもらう事で、茶葉の発酵の度合いによる分類が説明できるようにします。一方の「麺食」については、麺の原料であるコムギ生産の地域性と王朝国家の発展との関わりから、「餅」と総称されるコムギ粉食品の多様性や分類について説明できるようにします。そして、広大な中国における南北の違いを主とする「食」の地域性との関係を各々、説明できるようにします。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
WebCampusより講義連絡を使用して受講学生に授業講評を成績発表日に送信します。そこで先ず、受講態度に対するコメントおよび要望を述べます。次にレポート試験の出題意図を説明します。そして解答状況に関してコメントしつつ最終評価についての総評を記述します。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1授業方針の説明と本科目の概要について学びます(予習)シラバスを読んで授業内容を把握する(20)
(復習)授業全体についての確認(30)
2中国飲食文化概論について学びます(その1)(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)中国飲食文化についての内容確認(30)
3中国飲食文化概論について学びます(その2)(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)中国飲食文化についての内容確認(30)
4照葉樹林文化論から見た食について学びます(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)照葉樹林文化についての内容確認(30)
5中国茶について学びます(その1)
ビデオ上映:中国茶の愉しみ①
(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)中国茶についての内容確認(30)
6中国茶について学びます(その2)
ビデオ上映:中国茶の愉しみ②
(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)中国茶についての内容確認(30)
7中国茶について学びます(その3)
ビデオ上映:中国茶の愉しみ③
(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)中国茶についての内容確認(30)
(課題)2~7回の中から小レポートを8回目に提出
8中国茶について学びます(その4)
ビデオ上映:中国茶の愉しみ④
(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)中国茶についての内容確認(30)
9中国茶について学びます(その5)
ビデオ上映:中国茶の愉しみ⑤
(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)中国茶についての内容確認(30)
10中国茶について学びます(その6)
ビデオ上映:中国茶の愉しみ⑥
(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)中国茶についての内容確認(30)
11中国茶馬古道と雲南少数民族について学びます(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)中国茶と雲南少数民族についての内容確認(30)
12中国の麺について学びます(その1)(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)中国の麺についての内容確認(30)
13中国の麺について学びます(その2)(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)中国の麺についての内容確認(30)
14中国の麺について学びます(その3)(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)中国の麺についての内容確認(30)
(課題)8~14回の中から小レポートを15回目に提出
15授業のまとめ(予習)全体の内容を確認(30)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
2
評価方法
評価方法割合評価基準
レポート試験:100点満点、小レポート(2回)の合計点レポート試験90%レポート試験90%、小レポート10%
レポート試験:100点満点、小レポート(2回)の合計点小レポート10%レポート試験90%、小レポート10%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中にプリント配布』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『中国の食文化』周達生創元社
2.『世界の食文化2中国』周達生農文協
3.『お茶の文化誌ーその民俗学的研究』周達生福武書店
4.『中国茶の世界(カラーブックス868)』周達生保育社
参考URL
質疑応答
講義終了後に教室で受け付けます
備考
授業中の私語、携帯電話・スマートフォンの使用は禁止します
画像
ファイル
更新日付2022/02/01 02:14:05