開講年度2022
開講学科歴史学科 2015年度以降入学
英語英米文化学科 2015年度以降入学
2021年度文学部英語英米文化学科
科目名社会学Ⅰ
担当教員市川 紀美
学期曜日時限春学期 水曜日 4時限
チームコードeozwur4
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーB131-261-01
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
B-DP2-1 多様性の理解 ◎
B-DP3-4 論理的思考力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
社会を社会学する──社会を構成しているものとは──
授業の概要
 われわれが生活している社会そのものを、社会学的方法でアプローチし理解を深めていくことに重きを置く。
また、社会そのものへの関心を主体的かつ積極的にもてるよう、さまざまな現代的な事象について考察していくことで、社会の一員であるという自覚を養っていくことが講義のねらいである。
授業の到達
目標
 われわれひとりひとりが現代社会を構成している成員であるということを自覚したうえで、現代社会や社会問題に眼をむけていくことを目的とする。そのうえで、社会学的なものの見方を応用し、現代社会の問題をより深く論じることができるようになると望ましい。
 「社会とはなにか」、「社会学とはなにか」の問いに答えていく一連の作業は、同時に現代社会に生きる「われわれとは何者かか」、「自分とは何者か」の答えを導くものである。
新聞、ビデオ、映画、文学作品など、さまざまな素材をもとに社会学的な考察方法を身につけていく。
 学生自らが楽しみながら学ぶことにより、複雑な現代社会を理解し、よりよく生きる一助となるような講義を目指したい。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日にWeb Campusからおもに以下を含む授業講評を送信することとする。
受講態度、今後の学修に関するアドバイス、試験に関すること、総評など。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1オリエンテーション①
社会学が考える「社会」について
【予習】シラバスを読み本講義内容をあらかじめ把握する(30)
2オリエンテーション②
社会学の学問的特徴について
【復習】テキストの指示した箇所を熟読(30)
3行為論①
社会学的考察方法を身につける
【復習】日常生活を振り返り、講義への理解を深める(60)
4行為論②
行為論をもとに、日本社会の特徴、問題点を理解する
【復習】講義を振り返り、理解を深める(60)
5行為論①
社会化の概念を理解する
【復習】自身の社会化過程を指示に従って振り返ることで理解を深める(90)
6集団論①
集団にかんする基礎的概念を理解する
【復習】自身の日常生活において重要な集団をいくつかあげ、その特徴を理解する(60)
7集団論②
ビデオ視聴により集団の性質を理解する
【復習・課題】自身にとって身近な集団の問題点を整理する(60)
8家族社会学①
もっとも身近な集団である家族について
【予習】家系図を書くために、家族に聞き取りをすること(30)
9家族社会学②
基礎的概念について
【復習】基礎的概念を応用できるようにさまざまな家族のかたちを知る(60)
10家族社会学③
結婚の社会学的意味
【予習】自身のライフコースを思い描き、そのための資源や問題点、課題を整理する(60)
11家族社会学④
現代風子育てと家族について、ビデオ視聴により理解を深める
【復習・課題】自身が住んでいる地域の子育て支援を調べる(240)
12家族社会学⑤
家族機能とはなにか
【復習】自身の家族のあり方を家族機能をもとに理眺めることで、良い点、悪い点、および課題を客観的にまとめる(120)
13家族社会学⑥
家族機能の変化をビデオ視聴により理解する
【予習】自身の子ども時代の食卓の記憶を整理する(60)
【復習】将来の自身の食生活の理想と現実をまとめる(30)
14家族社会学⑦
機能不全家族について
【予習】問題を抱える家族とはなにかを考える(30)
【課題】機能不全家族の問題を現代社会の問題としてとらえるセンスを身につけるため、ニュースを自覚的に見る(120)
15家族社会学⑧
ビデオ視聴により機能不全家族についての理解を深める
【復習】問題解決のためにどのようなことが重要かを考察する(240)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
講義内課題(小レポート)80講義内で学習したことがどの程度理解できているか
受講態度10私語、携帯電話の常時使用などは減点方式
コメントカード10理論的に意見・反論が述べられているかで加点方式
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『社会学がわかる事典』森下伸也日本実業出版社必ず購入のこと
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『社会学』長谷川公一・浜日出夫・藤村正之・町村敬志有斐閣購入の必要はなし
参考URL
質疑応答
おもに、毎講義ごとに書いてもらうリアクションペーパーを中心にして質問を受けつける。必要に応じて、次回以降の講義でその質問に対して説明を加えていく。
備考
講義をよりよく理解するためにも、日常的な新聞購読をすすめる。
授業中の私語や携帯の使用に関しては、節度ある受講をお願いしたい。ばあいによっては退室を命じることもある。
画像
ファイル
更新日付2022/02/11 11:32:02