開講年度2022
開講学科心理学科 2013年度以降入学
2022年度心理学部心理学科
2018年心身科学部心理学科
科目名宗教学Ⅰ
担当教員木村 文輝
学期曜日時限春学期 水曜日 2時限
チームコードkjye38f
科目区分必修
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーB111-113-01
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
B-DP1-1 倫理性と人間性 ◎
B-DP2-1 多様性の理解 ◎
B-DP2-2 協調性 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
宗教と人間
授業の概要
 世界各地でテロや紛争が続いている。そして、これらの事件の背後には、宗教をめぐる人々の対立が存在する。このような解説を聞いた時、「宗教は危険だ」とか、「宗教には無関心なことが一番だ」と考える日本人は少なくない。しかし、たとえそうだとしても、世界の人々の生活や文化、さらには国際政治や経済にも、宗教が大きく関わっていることは事実である。しかも、自分は宗教とは無関係だと思っている日本人の生活も、実は日本独自の宗教から多大な影響を受けている。そうだとすれば、私たちは世界情勢を理解するためにも、自分自身を理解するためにも、宗教に対する的確な視点をもつことは欠かせない。本講義では、宗教に対する誤った先入観を取り除き、中立的な立場から、宗教を考えるための基礎的教養を身につけることを目指したい。

*「宗教学」の授業は「建学の精神」に基づく、宗教人間教育の一環として実施される、本学独自の必修科目です。
授業の到達
目標
1.宗教の見方・捉え方を学び、それを説明することができる。
2.宗教の多様性を学び、それを論じることができる。
3.宗教の蓄積してきた生きるための智慧を学び、それを自らの人生に適用することができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
定期試験終了後、定期試験の解答状況に関するコメントをWebCampus等への掲示により公表するとともに、秋学期開講の宗教学Ⅱの講義の冒頭にて、より詳細な講評を行う。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
仏教寺院での実務経験をもって、現代宗教の諸事象を現場の立場から講義するとともに、仏教の実践である坐禅を実習方式で指導する。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1宗教を学ぶために-建学の精神-
この授業の目的と方針を理解します。
復習:授業内容を確認し、不足部分をノートに追加するとともに、授業コメントを記入する。(60)
2宗教とは何か①-宗教と宗教学-
「宗教学」という学問の立場を学びます。
予習:講義前にテキストの該当箇所を読み、問題点を考えてみる。(30)
復習:授業内容を確認し、不足部分をノートに追加するとともに、授業コメントを記入する。(60)
3宗教とは何か②-宗教という言葉-
「宗教」を表す言葉に込められた意味を学びます。
予習:講義前にテキストの該当箇所を読み、問題点を考えてみる。(30)
復習:授業内容を確認し、不足部分をノートに追加するとともに、授業コメントを記入する。(60)
4宗教とは何か③-宗教の定義-
「宗教」に対する一応の定義を設定します。
予習:講義前にテキストの該当箇所を読み、問題点を考えてみる。(30)
復習:授業内容を確認し、不足部分をノートに追加するとともに、授業コメントを記入する。(60)
5宗教の構造①-聖なるもの-
「聖なるもの」の概念を学びます。
予習:講義前にテキストの該当箇所を読み、問題点を考えてみる。(30)
復習:授業内容を確認し、不足部分をノートに追加するとともに、授業コメントを記入する。(60)
6宗教の構造②-宗教と心理-
宗教と心理の関わりを学びます。
予習:講義前にテキストの該当箇所を読み、問題点を考えてみる。(30)
復習:授業内容を確認し、不足部分をノートに追加するとともに、授業コメントを記入する。(60)
7宗教の構造③-宗教と社会-
宗教と社会の関わりを学びます。
予習:講義前にテキストの該当箇所を読み、問題点を考えてみる。(30)
復習:授業内容を確認し、不足部分をノートに追加するとともに、授業コメントを記入する。(60)
8宗教の構造④-宗教と文化-
宗教と文化的諸事象の関わりを学びます。
予習:講義前にテキストの該当箇所を読み、問題点を考えてみる。(30)
復習:授業内容を確認し、不足部分をノートに追加するとともに、授業コメントを記入する。(60)
9宗教の形態①-宗教の分類-
宗教の基本的分類法を学びます。
予習:講義前にテキストの該当箇所を読み、問題点を考えてみる。(30)
復習:授業内容を確認し、不足部分をノートに追加するとともに、授業コメントを記入する。(60)
10宗教の形態②-一神教の思想-
一神教の思想的特徴を学びます。
予習:講義前にテキストの該当箇所を読み、問題点を考えてみる。(30)
復習:授業内容を確認し、不足部分をノートに追加するとともに、授業コメントを記入する。(60)
11宗教の形態③-多神教の思想-
多神教の思想的特徴を学びます。
予習:講義前にテキストの該当箇所を読み、問題点を考えてみる。(30)
復習:授業内容を確認し、不足部分をノートに追加するとともに、授業コメントを記入する。(60)
12宗教と文明①-西欧文化と宗教-
西欧文化に対する宗教の影響を学びます。
予習:講義前にテキストの該当箇所を読み、問題点を考えてみる。(30)
復習:授業内容を確認し、不足部分をノートに追加するとともに、授業コメントを記入する。(60)
13宗教と文明②-日本文化と宗教-
日本文化に対する宗教の影響を学びます。
予習:講義前にテキストの該当箇所を読み、問題点を考えてみる。(30)
復習:授業内容を確認し、不足部分をノートに追加するとともに、授業コメントを記入する。(60)
14宗教と文明③-現代社会と宗教-
現代社会における宗教の位置づけを学びます。
予習:講義前にテキストの該当箇所を読み、問題点を考えてみる。(30)
復習:授業内容を確認し、不足部分をノートに追加するとともに、授業コメントを記入する。(60)
15坐禅実修
坐禅堂にて坐禅の実修を行います。
予習:学期を振り返り、ポイントを考えてみる。(30)
復習:坐禅実修を振り返り、自ら坐禅を行ってみるとともに、授業コメントを記入する。(60)
テスト準備:テストの準備を行う。(900)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験70%授業内容を十分に理解するとともに、宗教に関連する課題を自ら見つけて、それに対する論理的な論述ができているかを客観的に評価する。
受講態度30%授業中の受講態度、積極的な発言、授業コメントを客観的に評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『宗教と人間―真の生き方を求めて―〔第二版〕』愛知学院大学宗教研究会編大東出版社1,200円+税978-4500007028
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『なんとなく、仏教』木村文輝大法輪閣1,650円978-4804682174
2.『仏法僧の現在』木村文輝八千代出版2,750円978-4842917894
3.『授業中に紹介する』
参考URL
質疑応答
・質問や問題提起等を歓迎する。講義の内容に直接関係する質問等は、講義中随時受け付ける。その他の質問等は、講義の終了後に申し出ていただきたい。
備考
・.坐禅実修は、会場の都合で講義スケジュールを変更することがあります。
・講義中の退室、私語、携帯電話やメール等の使用は厳禁する。なお、何らかの事情でそうした行為が必要になる可能性がある場合、事前に申し出て下さい。
・質問や相談等がある時には、禅研究所、または研究室(3431)まで連絡して下さい。
・コロナ感染状況による授業形態の変化によっては、評価方法を変更せざるを得ないこともあり得えます。
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更新日付2022/02/14 16:08:45