開講年度2021
科目名障害者の歯科治療
科目ナンバーD411-577-05
開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
(全)開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
2021年度歯学部歯学科
部門専門  
開講種別秋学期
対象学年4年
担当者後藤 滋巳
実務経験教員歯科医師
関連性が高いディプロマ・ポリシー①コミュニケーション力
④口腔領域疾患の専門的知識
⑥チーム医療の基礎的知識
単位数1
曜日・時限秋学期 水曜日 1時限 楠元第1講義室


コーディネーター
担当講座
小児歯科学講座
担当者
主任代行教授:後藤滋巳、特殊診療科教授:名和 弘幸、准教授:新美 照幸、山田 正弘、講師:荒木麻美、堀部森崇、林 勇輝、 非常勤講師:植田 耕一郎、中野 崇、野村佳世
授業の概要
(目的)
 障害者の身体的、精神的、心理的特徴と社会環境を理解し、障害者の歯科医療を行うために、必要な基本的事項について修得する。さらに、障害者の口腔環境、口腔機能、歯科疾患の特異性とその口腔健康管理の方法について理解する。
教材(教科書、
参考書等)
『教科書』
○「スペシャルニーズデンティストリー障害者歯科第2版」日本障害者歯科学会編集、医歯薬出版(2017)
講義(実習)
の方法・形式
講義、スライド、ビデオ使用
必要機器
課題
(定期試験・
レポート試験・
授業内試験)の
フィードバック方法
成績発表日にWebcampusから全体に向けて授業講評を送信する。
講義・実習
講義(実習)項目・一般目標(GIO)講義(実習)内容・到達目標(SBOs)・
予習・復習
担当者
1【講義(実習)項目】
障害者歯科学概論  

【一般目標(GIO)】 障害者歯科および社会環境を理解し、問題点を解決するために必要な、知識、技能、態度を習得する。

【一般目標(GIO)】
障害者を取り巻く環境を理解し、現状を把握するために必要な、知識、技能、態度を修得する。                    
【講義(実習)内容】
障害者歯科と社会保障(教科書2頁)

【到達目標(SBOs)】
(1)障害者の定義、分類を説明できる。
(2)障害者のQOLについて説明できる。
(3)ノーマライゼーションについて説明できる。
(4)バリアフリーについて説明できる。
(5)障害者の社会的および心理的問題を説明できる。    
(6)障害者歯科の歴史・現状について説明できる。
                           
【到達目標(SBOs)】
1)障害者を取り巻く医療・福祉の仕組みについて説明できる。
2)地域における医療連携について説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や関連する書籍等を参照する(20分)
復習
・教科書、配布物、ノートで授業の内容を再確認する(25分)

【コアカリ】
E-5-2)-③
名和 弘幸
2【講義(実習)項目】
精神発達・心理的発達と行動の障害(1)

【一般目標(GIO)】
精神遅滞を有する患者に対して歯科治療を行うために必要な、知識、技能、態度を修得する。
【講義(実習)内容】
発達障害、知的能力障害(精神遅滞)(教科書40頁)
                           
【到達目標(SBOs)】
(1)発達障害の定義、症状を説明できる。
(2)知的能力障害(精神遅滞)の定義、症状、対応法を説明できる。
(3)知的能力障害(精神遅滞)を伴う障害の種類、症状、歯科的問題点について説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や関連する書籍等を参照する(20分)
復習
・教科書、配布物、ノートで授業の内容を再確認する(25分)                      

【コアカリ】
E-5-2)-①
荒木 麻美
3【講義(実習)項目】
精神発達・心理的発達と行動の障害(2)


【一般目標(GIO)】
自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、限局性学習障害などを有する患者に対して歯科治療を行うために必要な、知識、技能、態度を修得する。
【講義(実習)内容】
自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、限局性学習障害(教科書48頁)

【到達目標(SBOs)】
(1)自閉スペクトラム症の定義、症状、歯科的問題点、対応法を説明できる。
(2)注意欠如・多動症の定義、症状、歯科的問題点、対応法を説明できる。
(3)限局性学習障害の定義、症状、歯科的問題点、対応法を説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や関連する書籍等を参照する(20分)
復習
・教科書、配布物、ノートで授業の内容を再確認する(25分)

【コアカリ】
E-5-2)-①
林 勇輝
4【講義(実習)項目】
神経・運動障害(1)

【一般目標(GIO)】
肢体不自由を有する患者に対して歯科治療を行うために必要な、知識、技能、態度を修得する。
【講義(実習)内容】
肢体不自由(教科書58頁)

【到達目標(SBOs)】
(1)脳性麻痺の定義、原因、症状、歯科的問題点、対応法を説明できる。
(2)重症心身障害の定義、全身症状、口腔症状、対応法について説明できる。
(3)二分脊椎について説明できる。
(4)筋ジストロフィーの分類、症状を説明できる。
(5)脊髄損傷の症状、対応法を説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や関連する書籍等を参照する(20分)
復習
・教科書、配布物、ノートで授業の内容を再確認する(25分)
                       
【コアカリ】
E-5-2)-①
堀部 森崇
5【講義(実習)項目】
神経・運動障害(2)

【一般目標(GIO)】
中途障害者およびてんかんを有する患者に対して歯科治療を行うために必要な、知識、技能、態度を修得する。
【講義(実習)内容】
中途障害およびてんかん(教科書78・93頁)

【到達目標(SBOs)】
(1)Parkinson病について説明できる。
(2)脳血管障害後遺症について説明できる。
(3)認知症について説明できる。
(4)てんかんの定義、原因、症状を説明できる。
(5)抗てんかん薬と歯肉肥大について説明できる。
(6)てんかん発作時の対応法について説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や関連する書籍等を参照する(20分)
復習
・教科書、配布物、ノートで授業の内容を再確認する(25分)

【コアカリ】
E-4-4)-①
新美 照幸
6【講義(実習)項目】
感覚障害 
                      
【一般目標(GIO)】
感覚障害者に対して歯科治療を行うために必要な、知識、技能、態度を修得する。
【講義(実習)内容】
感覚障害(教科書106頁)

【到達目標(SBOs)】
(1)視覚障害の症状と対応法を説明できる。
(2)聴覚障害の症状と対応法を説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や関連する書籍等を参照する(20分)
復習
・教科書、配布物、ノートで授業の内容を再確認する(25分)

【コアカリ】
E-5-2)-①
名和 弘幸
7【講義(実習)項目】
歯科治療時に配慮すべき内科的疾患とリスク管理

【一般目標(GIO)】
内科的疾患を有する患児・者に対して歯科治療を行うために必要な、知識、技能、態度を修得する。
【講義(実習)内容】
歯科治療時に配慮すべき内科的疾患とリスク管理(教科書163・322頁)

【到達目標(SBOs)】
(1)循環器疾患の症状と対応法を説明できる。
(2)呼吸器疾患の症状と対応法を説明できる。
(3)他の内科的疾患の症状と対応法を説明できる。
(4)合併疾患とリスク管理について説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や関連する書籍等を参照する(20分)
復習
・教科書、配布物、ノートで授業の内容を再確認する(25分)

【コアカリ】
E-5-2)-③
山田 正弘
8【講義(実習)項目】
歯科治療時に配慮すべき症候群

【一般目標(GIO)】
症候群を有する患児・者に対して歯科治療を行うために必要な、知識、技能、態度を修得する。
【講義(実習)内容】
歯科治療時に配慮すべき症候群(教科書168頁)

【到達目標(SBOs)】
(1)染色体異常の症状と歯科的問題点、対応法を説明できる。
(2)先天性無痛無汗症の症状と対応法を説明できる。
(3)その他の症候群の症状と歯科的問題点を説明できる。
                        
【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や関連する書籍等を参照する(20分)
復習
・教科書、配布物、ノートで授業の内容を再確認する(25分)

【コアカリ】
E-5-2)-③
名和 弘幸
9【講義(実習)項目】
摂食・嚥下障害(1)

【一般目標(GIO)】
小児期における摂食・嚥下障害を評価するために必要な、知識、技能、態度を修得する。
【講義(実習)内容】
発達期の摂食・嚥下障害(教科書127頁)   

【到達目標(SBOs)】
(1)摂食・嚥下の各期を説明できる。
(2)発達期の摂食・嚥下機能について説明できる。
                           
【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や関連する書籍等を参照する(20分)
復習
・教科書、配布物、ノートで授業の内容を再確認する(25分)

【コアカリ】
E-5-2)-⑤⑥
中野 崇
10【講義(実習)項目】
摂食・嚥下障害(2)

【一般目標(GIO)】
小児期における摂食・嚥下障害を改善するために必要な、知識、技能、態度を修得する。
【講義(実習)内容】
発達期の摂食・嚥下障害(教科書127頁)   

【到達目標(SBOs)】
(1)発達期の摂食・嚥下障害を評価できる。
(2)発達障害児に対する摂食・嚥下指導の方法について説明ができる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や関連する書籍等を参照する(20分)
復習
・教科書、配布物、ノートで授業の内容を再確認する(25分)

【コアカリ】
E-5-2)-⑤⑥
野村 佳世
11【講義(実習)項目】
摂食・嚥下障害(3)


【一般目標(GIO)】
中途障害者の摂食・嚥下障害を評価・改善するために必要な、知識、技能、態度を修得する。
【講義(実習)内容】
中途障害者の摂食・嚥下障害(教科書127・134頁)
                           
【到達目標(SBOs)】
(1)摂食・嚥下障害の評価法を説明できる。
(2)成人・高齢者に対する摂食・嚥下指導の方法について説明ができる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や関連する書籍等を参照する(20分)
復習
・教科書、配布物、ノートで授業の内容を再確認する(25分)

【コアカリ】
E-5-1)-⑧⑨
植田耕一郎
12【講義(実習)項目】
行動調整
                        
【一般目標(GIO)】
障害者の歯科治療を安全かつ円滑に行うために必要な、行動療法(行動変容法)および薬物的行動調整、体動調整法についての知識、技能、態度を修得する。
【講義(実習)内容】
行動調整(教科書208頁)

【到達目標(SBOs)】
(1)不安軽減法について説明ができる。
(2)行動形成法について説明ができる。
(3)精神鎮静法の種類、適応について説明ができる。
(4)全身麻酔法の適応について説明ができる。
(5)体動コントロール法の目的、種類、方法について説明ができる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や関連する書籍等を参照する(20分)
復習
・教科書、配布物、ノートで授業の内容を再確認する(25分)

【コアカリ】
E-5-2)-②
荒木 麻美
13【講義(実習)項目】
保健指導 
 

【一般目標(GIO)】
障害児・者の口腔健康管理を行うために必要な、知識、技能、態度を修得する。
【講義(実習)内容】
障害者歯科における歯科保健支援(教科書245頁)

【到達目標(SBOs)】
(1)患者への口腔衛生指導の方法について説明ができる。
(2)保護者・介護者への口腔衛生指導の方法について説明ができる。
(3)予防計画の立案ができる。
           
【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や関連する書籍等を参照する(20分)
復習
・教科書、配布物、ノートで授業の内容を再確認する(25分)

【コアカリ】
E-5-2)-④
堀部 森崇
14【講義(実習)項目】
障害者の歯科治療
                  
【一般目標(GIO)】
障害者の歯科治療を行うために必要な、知識、技能、態度を習得する。
【講義(実習)内容】
障害者に対する歯科治療(教科書277頁)  
      
【到達目標(SBOs)】
(1)障害者に対する医療面接ができる。
(2)障害者の歯科保存処置に伴う問題と対応について説明できる。
(3)障害者の歯科補綴処置に伴う問題と対応について説明できる。
(4)障害者の矯正歯科治療に伴う問題と対応について説明できる。
                     
【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や関連する書籍等を参照する(20分)
復習
・教科書、配布物、ノートで授業の内容を再確認する(25分)

【コアカリ】
E-5-2)-③
堀部 森崇
15【講義(実習)項目】
障害者歯科における安全管理

【一般目標(GIO)】
障害者歯科における安全管理を行うために必要な、知識、技能、態度を修得する。
【講義(実習)内容】
障害者歯科における安全管理(教科書316頁)

【到達目標(SBOs)】
(1)障害者歯科における医療安全管理体制について説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、授業の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や関連する書籍等を参照する(20分)
復習
・教科書、配布物、ノートで授業の内容を再確認する(25分)

【コアカリ】
E-5-2)-③
林 勇輝
留意事項
配布されたプリント等を利用して各回の講義内容を整理し、自主学習した内容を含めた個性的で参照しやすい講義ノートを作ることが望ましい。
授業以外の
学習方法
 1回の授業について、授業時間に等しい時間の予習と復習が必要である。十分理解できない事項や興味を持った事項を足がかりとして、参考書等を利用した、より能動的な学習を行う。必要に応じて、教員とも連絡を取り援助を受ける。また、他の学習科目の内容と本授業科目の内容との関連を見いだし、整理して包括的に理解するよう努めることが望ましい。
成績評価方法
筆記試験 100%。但し、授業態度を加味する場合がある。
参照ホーム
ページ
画像
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更新日付2021/02/12 19:38:11